
2021年11月4日発売の「日経トレンディ2021年12月号」では、日経クロストレンドと11月3日に発表した「2021年ヒット商品ベスト30」を特集。4位に「昭和・平成レトロブーム」が選ばれた。ここ数年続いたレトロブームが21年に加速し、1960年代の街並みを再現した西武園ゆうえんちや80年前後にヒットしたシティポップなど、同時多発的にヒット商品・サービスが生まれた。ブームの中心にいたのは、古臭いデザインを「おしゃれ」に感じるZ世代だった。
※日経トレンディ2021年12月号の記事を再構成
【4位】昭和・平成レトロブーム
令和の時代になって早3年。ここ数年じわじわ続いていた昭和・平成レトロブームが2021年に加速し、各分野で同時多発的にレトロなヒット商品が生まれた。
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その象徴といえるのが、21年5月にリニューアルオープンした、埼玉県所沢市の西武園ゆうえんちだ。コンセプトは「心あたたまる幸福感に包まれる世界」で、1960年代の街並みを再現した「夕日の丘商店街」を中心施設として新設。建物だけでなく、「紙芝居屋」「野菜のたたき売り」など、懐かしい職業を模したパフォーマンスも実施する。オープンから約2カ月間は、リニューアル前(2019年)の約13倍のチケット売り上げがあるなど出足は好調だった。
ノスタルジー施設
■西武園ゆうえんち
■渋谷横丁(東京・渋谷)
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