
「時短」「ほったらかし」を可能にするIoT調理家電が多い中、料理工程を楽しみながらも「失敗しない」「プロ並の仕上がり」という別軸の価値を提案する先端家電が日本に上陸する。米へスタンキューの火加減や加熱時間を自動制御してくれる“魔法のIoTフライパン”だ。調理体験はどう変わるのか?
アプリ内で好きなメニューを選択、下ごしらえの手順は動画で確認、フライパンに食材を入れると自動で温度を調整してくれ、あとは待つだけで料理が完成する――。
全工程を家電やロボットに任せるのではなく、料理の楽しさを味わいながら「プロの味」を実現できるのが、米Hestan Smart Cooking(ヘスタンスマートクッキング)の調理システムブランドHestan Cue(ヘスタンキュー)だ。
ヘスタンスマートクッキングは、2015年に設立された米国カリフォルニアを拠点とするスタートアップ企業。IHヒーターとフライパンなどの調理家電と専用アプリがBluetoothにより連動することで、火加減や加熱時間を自動制御可能にした新しい調理システムを提供する。フライパンとIHヒーターにはセンサーが内蔵されており、選択したレシピの工程ごとに最適な温度で調理する。アプリと調理家電を連動させたものは他社製品でも存在するが、IHヒーターを含めた3点を連動させたものはなかなかない。
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