
- 全15回
ロボット活用最前線
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- 第1回
- 2021.11.01
5年以内にロボット接客が日常に? ロボ共働店舗づくりが急加速 コンビニや飲食店などでは運営業務の削減を狙い、5年以内にロボットの導入活用が当たり前になる。こうした状況を見越し、動き出したのが店舗やビルの建築設計企業だ。人とロボットが共に働く最適な環境や空間とは何かについて検証を始めた。ロボット社会の到来に、多くの企業が無縁ではいられなくなってきた。ロボット活用の最前線を追う。 -
- 第2回
- 2021.11.02
「LOVOT」と「Qoobo」 2人の社長が語る“エモテック”の可能性 コロナ禍で月間販売台数が約11倍まで伸びたGROOVE X(東京・中央)の「LOVOT(らぼっと)」と、2021年8月に累計販売台数3万台を超えたユカイ工学(東京・新宿)の「Qoobo(クーボ)」。どちらもすでに、多くのユーザーに受け入れられている個人向けロボットだ。GROOVE Xの林要氏とユカイ工学の青木俊介氏に、コミュニケーション領域におけるロボットの可能性について聞いた。 -
- 第3回
- 2021.11.04
パナが本気の「歩きたくなる」歩行補助ロボ トヨタも市販開始 拡大が続くヘルスケア市場。2025年には団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳以上の後期高齢者となる「超高齢化社会」を迎える。健康管理ができるウエアラブルデバイスや、AI(人工知能)を駆使してリハビリテーションを支援するロボットなどのニーズは急速に高まりそうだ。AIの進化により、ロボットにできることの範囲も広がっている。 -
- 第4回
- 2021.11.04
Pepperは子供たちのアイドルに? プログラミング教材として活躍 2014年に発表された人型ロボット「Pepper」。ソフトバンクショップの店頭に加え、最近は福岡ソフトバンクホークスを応援する姿を目にした人も多いはずだ。そんなPepperが今、教育分野で活躍している。 -
- 第5回
- 2021.11.05
ロボット活用の勘所 飲食店は「ラストワンメーター」がカギ 人手不足が深刻な外食業界ではロボットへの期待は高い。すでに活用実験に取り組むチェーンも相次いでいる。ただ、まだ試行錯誤の段階といえそうだ。期待通りの導入効果を上げるには、「ロボットとの協働」を前提に、店舗設計や店舗オペレーションを「withロボット」にデザインし直すことが欠かせない。 -
- 第6回
- 2021.11.30
ロボット専用アパレルブランド登場 今や着せ替えロボの時代に 同じロボットでも色を変えるだけで印象が大きく変わる。最近はコミュニケーションロボットに、自分で作ったさまざまな衣装を着せて楽しむユーザーも多いという。着せ替え人形のような感覚かもしれない。ロボット専用に独自アパレルブランド「ROBO-UNI」を立ち上げたデザイン会社がRocket Road(福岡市)だ。 -
- 第7回
- 2021.12.01
お部屋探しにもロボット導入 「BOCCO emo」が不動産DX リノベーションした中古マンションなど不動産物件の販売サイト「FLIE(フリエ)」を運営するFLIE(東京・渋谷)は、ユカイ工学(東京・新宿)が開発したコミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」を活用した新しいサービスの実証実験を、2021年12月中にも共同で開始する。部屋探しが様変わりしそうだ。 -
- 第8回
- 2021.12.02
ANAの“アバターロボット” 観光地へ自宅から瞬間移動 ANAホールディングス発スタートアップのavatarin(東京・中央)は、2021年10月21日から、「avatarin(アバターイン)」と呼ぶサービスのベータ版の提供を開始した。アバターインでは、離れた場所にいるロボットを自分の「アバター(分身)」と見立て、パソコンなどから遠隔地の様子を画面を通して見られる。 -
- 第9回
- 2021.12.02
遊んで、作って、ロボットトイ「toio」でハマるプログラミング 家庭用ゲーム機「PlayStation」のハードウエア・ソフトウエアの企画開発・製造販売を手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)が2019年3月に発売したキューブ型ロボットトイ「toio」。小さなキューブをゲーム感覚で動かし、遊びを通じてプログラミングを体験でき、論理的思考力や創意工夫する力を育む知育玩具だ。「遊びを通じて」というところがソニーらしさで、ICT教育支援ツールとして高く評価され、各地の教育現場へ導入が進んでいる。 -
- 第10回
- 2021.12.06
美大生もロボットを作る時代 技術者以外にも必須の知識に? ロボットが今後、社会のさまざまな分野に広がっていくと、ロボットと関係する人々も増えていく。ユーザーとして、あるいはサプライヤーとして、技術者だけでなくデザイナー、商品企画、マーケター、研究者など、幅広い職種にとってロボットに関する知識が必要な時代がすぐそこまで来ているといえるかもしれない。美術大学の学生にとっても、ロボットは無縁ではなくなってきた。 -
- 第11回
- 2021.12.07
ロボットは“もう1つの自分の体” 障害のある人もカフェ店員に 「分身ロボットOriHime(オリヒメ)」を開発・提供しているオリィ研究所(東京・中央)は、OriHimeが接客をする「分身ロボットカフェDAWN ver.β(ドーン バージョンベータ)」(以下、DAWN)常設実験店を東京・日本橋にオープンした。ロボットを動かすのはオンラインの向こうにいる「パイロット」たち。たとえ体を思うように動かせない人でも、店員として働ける可能性を開いた。 -
- 第12回
- 2021.12.08
産業用ロボットのデザインを統一 B2Bでブランド力強化へ コミュニケーションロボットや配膳ロボットがデザインを武器に新市場を開拓しているなか、産業用ロボットの分野のデザインはどうなっているか。ここでは一例として、デザイン経営を推進してブランディングや製品開発に取り組み、産業用ロボット事業などを手がけている産業機械メーカーのスギノマシン(富山県魚津市)を見てみよう。 -
- 第13回
- 2021.12.09
石黒教授が語る未来 アバターで時間と場所を超えて活躍できる 人が分身ロボット(アバター)を使って働く──そんな時代に向けた研究が進む。大阪大学の石黒浩教授が立ち上げたスタートアップのAVITA(アビータ、東京・渋谷)は、まず接客サービスをするCG(コンピューターグラフィックス)アバターの提供を開始する予定。実現すれば、年齢や障害、空間や時間といった制約を超えて、多くの人が社会で活躍できるようになるかもしれない。 -
- 第14回
- 2021.12.10
働く女性を癒やす 歌うコミュニケーションロボ「チャーリー」 「Charlie(チャーリー)」は、ヤマハが作ったコミュニケーションロボット。コンセプトは「ココロゆるむ、うたロボ。」で、ユーザーが話しかけるとすべての返事を歌声に乗せて返してくれる。ヤマハ独自の歌声合成技術であるVOCALOID(ボーカロイド)や自動作曲技術を使用したという。 -
- 第15回
- 2021.12.23
サイゼリヤやトラジも導入間近? 配膳ロボも店舗ブランド重視 人手不足対応やサービス向上を狙い、外食業界の配膳ロボットへの期待は高い。だが単にマシンを導入するだけではなく、自社ブランドを意識した活用に向けて検証が進んでいる。例えば焼肉レストランチェーンを運営するトラジ(東京・中央)は、既存の配膳ロボットに独自デザインを反映させようと考えている。そのほか「ガスト」や「サイゼリヤ」の取り組みを取材した。