
- 全6回
個人情報の越境規制強化に備えよ!
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- 第1回
- 2021.10.14
個人データの越境対策は経営課題 LINE問題は対岸の火事ではない 国外にある第三者への個人データの提供(以降、越境移転と呼ぶ)にどう対応するかが、近年ビジネスパーソンの注目を集めている。本連載の第1回では、この問題が多くの企業で経営課題として重要になりつつあることと、その背景を解説し、併せて今後の連載の進め方に触れる。 -
- 第2回
- 2021.10.28
日本の個人情報保護法にどう対応し、リスクを見える化するか 連載第2回では、日本の個人情報保護制度の中核となる個人情報保護法上の対応を扱う。日本では2015年に改正された現行法で初めて、EU(欧州連合)と同等の越境移転制限が導入された。なぜ越境移転が原則禁じられ、例外を設ける対応になっているのか。企業は実務的にどう対応すればよいのかを解説する。 -
- 第3回
- 2021.11.11
2021年に大きな変更 EU・GDPR上の越境移転対応の最新事情 連載第3回では、EU(欧州連合)法上のデータの越境移転規制について、その対応実務のポイントを概観する。まずEUの一般データ保護規則(GDPR)上の越境移転規制を解説し、その中でも特に実務上最も依拠されることが多く、また2021年に大きな変更のあった標準契約条項(SCC)に的を絞って実務上の対応のポイントを解説する。 -
- 第4回
- 2021.11.25
新法が続々施行 中国、インド、タイの個人情報保護・最新動向 連載第4回では、日本企業の進出が進む中国など新興国の個人情報関連制度を扱う。各国の個人情報関連制度はもちろん、特に中国については改正個人情報保護法やEU一般データ保護規則(GDPR)に基づく標準契約条項(SCC)対応を見据え、ガバメントアクセスに関しても分析を行う。 -
- 第5回
- 2021.12.09
プライバシー保護担当者の必修スキル「データマッピング」とは? 連載第5回では、自社における個人データの越境移転状況を適切に把握する手段としてデータマッピングを進める際のポイントと、その効率的な実行をサポートするプライバシーテックの活用について紹介する。 -
- 第6回
- 2021.12.23
プライバシー保護ルールの形成に積極的に関わる企業が優位に立つ 連載の最後となる第6回では、今までの総括を行うとともに、越境移転規制対応が難しい点について、特に重要となる対応について述べていきたい。組織としてプライバシーガバナンスの体制や基本方針の適切な構築にまず取り組み、最新動向を把握し評価して対応できるようにする。ルールを所与とせず、より積極的にルール形成に関与し、是正を促す姿勢も求められる。