2021年10月4日発売の「日経トレンディ 2021年11月号」では、「クレジットカード 最強の2枚」を特集。コロナ禍でネット通販の利用頻度が高まり、よく使うネット通販を起点にクレジットカードを見直したい。ポイントのためやすさがダントツの楽天市場で有利な「楽天カード」は、使い方次第で最大17%還元も狙える。Yahoo!ショッピングをメインに使うなら、一番得する「Yahoo! JAPANカード」を発行すべきだ。
※日経トレンディ2021年11月号の記事を再構成
コロナ禍でネット通販への依存度が高まったという人は多いだろう。そのため、クレジットカードの見直しは、よく使うネット通販を起点に決めるのも手だ。拠点となるネット通販、ためるポイントを決め、そこで生活必需品を買うようにするなど、戦略を新たに立てる必要がある。
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では、具体的にどのネット通販が有力かというと、ポイントのためやすさの点では楽天市場がダントツ。「楽天カード」を使い、そこにキャンペーンを合わせるだけで簡単に高還元を達成できる。
主に3種ある楽天カードのうち、最も扱いやすいのが通常の楽天カードだ。基本の還元率は1%だが、楽天市場での還元率はベースが2%にアップし、それにストアポイントとして1%が加算されるので、楽天カードを利用するだけで常時3%還元を実現できる。年会費も永年無料なので、誰でも持っていて損はない。他のネット通販をメインで使うという人も、楽天市場を使う機会が少しでもあるなら発行した方が得になる。
【得ワザ1】楽天カードで買い物するときを工夫すれば楽天市場で17%還元もあり得る
キャンペーンや買い回りチャンスも生かすと、楽天カードを持つだけでも最大17%還元を実現できる。10店舗以上で1回1000円以上の買い物をすると還元率が9%上乗せされる買い回りの開催期間と、キャンペーンが複数重なるタイミングを待ち、買い回りの条件を達成すると、年会費無料の楽天カードでも還元率17%に到達する。楽天サービス各種を利用するSPU(スーパーポイントアッププログラム)も活用すれば、ここからさらにその月全体の楽天市場での還元率を最大10.5%底上げ可能だ。
楽天カード以外にも、さらに楽天市場を得に使えるクレカはある。しかし、楽天カードより一つ上位のグレードとなる年会費2200円(税込み)の「楽天ゴールドカード」には要注意だ。年会費が上がる分、さらなる高還元になることを期待してしまうが、以前は楽天市場での還元率が5%となっていたところ、2021年4月に改悪され、無料の楽天カードと同じ3%になってしまった。楽天カードより優れている点は、国内や海外の空港のラウンジ利用が年2回まで無料になるところだが、コロナ禍ではメリットが薄れる。新たに発行する必要性は低く、ゴールドカードを今持っている人も楽天カードへのダウングレードを検討した方がいい。
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