日経トレンディ スタートアップ大賞 第3回(写真)

2021年10月4日発売の「日経トレンディ 2021年11月号」では、「スタートアップ大賞2021」を特集。病院でアプリが処方され、患者は治療経過や体調などをアプリ上で記録し、医師からアドバイスを受ける――。そんな治療用アプリを日本で初めて実用化したCureAppが優秀賞に選ばれた。生活習慣を改善する“第3の治療法”として急速に普及し始めた。

※日経トレンディ2021年11月号の記事を再構成

日本で初めて治療用アプリを実用化したCureApp
日本で初めて治療用アプリを実用化したCureApp

前回(第2回)はこちら

 2022年以降は病院でアプリが処方され、治療の進捗を逐一報告してフィードバックを受ける“第3の治療”が急速に普及する――。旗振り役となるのが、日本で初めて治療用アプリを実用化したCureAppだ。

スタートアップ大賞2021

 14年の薬事法改正によって、単体のソフトウエアが医療機器として認められたことで、医師が治療用アプリを患者に処方できるようになった。患者は「治療経過」「体調」などをアプリ上で記録して、アドバイスなどを受ける仕組み。医師側は、通院と通院の間も患者の様子が分かり、症状悪化の把握や、症状改善に向けた指示ができる。

 CureAppは20年12月に治験、薬事承認、保険適用を経て、ついにニコチン依存症に対する日本初の「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ」を上市。ガイドライン「禁煙治療のための標準手順書」に標準治療の1つとして掲載されるなど、注目を浴びている。「現状は数百程度の禁煙外来で取り扱っているが、22年はさらに数が増える予定だ」(社長・佐竹晃太氏)

【優秀賞】治療用アプリ CureApp

新規性★★★ 影響力★★ 成長性★★★

●禁煙アプリ
●禁煙アプリ
呼気中の一酸化炭素濃度を測定するCOチェッカーと患者のスマホにインストールされたアプリを連携させる仕組み。患者の状態に合わせて様々な指導をアプリに表示
ノウハウを活用した民間法人向けアプリも展開。健康保険組合の15%に導入されるなど好調だ
ノウハウを活用した民間法人向けアプリも展開。健康保険組合の15%に導入されるなど好調だ
社長兼医師の佐竹晃太氏。14年にCureAppを創業。現在も、呼吸器内科医として臨床現場に立ち、週1回の診療を継続している
社長兼医師の佐竹晃太氏。14年にCureAppを創業。現在も、呼吸器内科医として臨床現場に立ち、週1回の診療を継続している

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