2年ぶりに幕張で開催された東京ゲームショウ2021で、バンダイナムコエンターテインメントは6タイトルを出展。ソーシャルディスタンスを守りながら8台の試遊台を並べ、来場者の注目を集めた。話題は発売間近の『アイドルマスター スターリットシーズン』、2021年のヒット作『リトルナイトメア2』だ。

バンダイナムコエンターテインメントブース。試遊台を中心にしたレイアウトだった
バンダイナムコエンターテインメントブース。試遊台を中心にしたレイアウトだった

 バンダイナムコエンターテインメントのブースは、かつての東京ゲームショウ(TGS)に比べると小規模ながら、できる限り多くの試遊台を並べる王道スタイル。来場者に実際にゲームに触れてもらい、ゲームの魅力を伝えるという方向性が見えるレイアウトだった。

 出展されたのは『LITTLE NIGHTMARES -リトルナイトメア-』『リトルナイトメア2』『アイドルマスター スターリットシーズン』『スーパーロボット大戦30』『THE DARK PICTURES:HOUSE OF ASHES(ハウス・オブ・アッシュ)』、『ファーミングシミュレーター22』の6タイトル。それぞれ1~2台の試遊台を用意し、密にならないよう時間を区切っての完全予約制によるプレーが体験できるようになっていた。

行列は作らず、試遊の時間を受付で指定するスタイル。密は厳禁なのである
行列は作らず、試遊の時間を受付で指定するスタイル。密は厳禁なのである
試遊台周囲の感染対策もばっちり。コロナ禍ならではの光景だ
試遊台周囲の感染対策もばっちり。コロナ禍ならではの光景だ

ホラー・サスペンスをじっくり試遊

 バンダイナムコエンターテインメントのブースに2つのエリアが用意されており、そのひとつが『リトルナイトメア』『リトルナイトメア2』専用のエリアに割り当てられた。2021年初頭に発売されたものの、コロナ禍の中で大々的なプロモ―ションができなかった『リトルナイトメア2』が、半年遅れで大々的にお披露目された格好だ。

 子どもの頃に感じた恐怖・不安をテーマにしたサスペンス・ホラーゲームにさふわしく、試遊コーナーには小学校のような木製椅子と机を用意。その他、古びたロッカー、ごみ箱などが雑然と配置されているエリアもあり、そこでは来場者が記念写真をとる姿も、ときおりゲーム内のキャラクターであるモノとシックスも登場して来場者を楽しませていた。

 他にも「リトルナイトメア」シリーズのグッズ類を展示しているコーナーもあった。本来なら昨年に出展されていたであろう展示物が並んだ、パワーに満ち溢れたエリアになっていた。

「リトルナイトメア」シリーズの出展エリア。グッズ類なども紹介されていた
「リトルナイトメア」シリーズの出展エリア。グッズ類なども紹介されていた
2年ぶりのTGSでの試遊。薄暗い世界を右へ右へと進んでいく
2年ぶりのTGSでの試遊。薄暗い世界を右へ右へと進んでいく
プレー時間はたっぷり25分も用意。サスペンス・ホラーをじっくり堪能できた
プレー時間はたっぷり25分も用意。サスペンス・ホラーをじっくり堪能できた
プレー後の記念写真。背後にいるシックスとモノから、ほんのりと敵意ある視線を向けられた?
プレー後の記念写真。背後にいるシックスとモノから、ほんのりと敵意ある視線を向けられた?

発売間近の4タイトルがずらり

 もうひとつのエリアは、発売間近のタイトルの試遊台が一挙に並べられていた。やはり最大の注目作は、21年10月14日に発売を控えた『アイドルマスター スターリットシーズン』だ。

 これは総勢29人のアイドルが登場し、事務所の垣根を超えたユニットを組み、1年を通じて年末のイベントでの主役の座を目指すゲームだ。試遊台では、ライブシーンがプレー可能になっており、タイミングよくボタンを押してライブ会場の「ハコユレ」を起こす体験が堪能できた。

 他にも『スーパーロボット大戦30』が2台、『THE DARK PICTURES: HOUSE OF ASHES (ハウス・オブ・アッシュ)』、『ファーミングシミュレーター22』が各1台の試遊台が出展。どれも発売間近のタイトルばかりであり、来場者から多くの注目を集めていた。

4タイトルの試遊台が用意され、それぞれ25分ずつプレー可能だった
4タイトルの試遊台が用意され、それぞれ25分ずつプレー可能だった

(写真提供/志田 彩香)

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