東京ゲームショウ2021のセガ・アトラスブースでは2021年10月14日に発売となる『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚(けっぷうたん)』の試遊台を設置している。映画「無限列車編」の大ヒットに続き、テレビのアニメ新作「遊郭編」も21年12月5日から始まる。そんな中、ファンの期待が高まる新タイトルをいち早く体験した。
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』は、アニメ『鬼滅の刃』をベースにした鬼殺対戦アクションゲーム。劇場版の『鬼滅の刃 無限列車編』までのストーリーを追体験ができるソロプレイモードとCPUやプレーヤー同士で対戦ができるバーサスモードの2つを用意している。今回の試遊ではどちらのモードも体験できた。
まずはソロプレイモードのチュートリアル。主人公の竈門炭治郎を操り、兄弟子の錆兎(さびと)に操作の仕方を指南してもらう。攻撃や連撃、防御や投げ、水の呼吸の型、ダッシュ、ジャンプなど一連の操作方法を習得する。移動はアナログスティック、攻撃や防御はボタン1つで発動するので覚えてしまえば難しいことはない。
投げ技など防御しながら攻撃ボタンを押すなど組み合わせ操作もあるが、それでもボタン2つを同時に押す程度なので、対戦格闘ゲームのような難しさはない。ゲームをほとんどしたことがないアニメや漫画の「鬼滅の刃」ファンがプレイしても十分楽しめる仕様と言えよう。
一通りの操作を覚えたあとは、ソロプレイモードの1章と3章を試した。ソロプレイモードは、マップを探索する場面と、敵と遭遇して戦うアクションシーンがある。各章にはボスが用意されており、ボスを倒すと章のクリアとなる。
1章は鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)に修行を付けてもらい、その仕上げとして錆兎と戦う。3章は浅草編。手のひらに目玉を持つ鬼・矢琶羽(やはば)と、毬を投げる朱紗丸(すさまる)コンビと対決する。
アニメをそのまま操作しているイメージ
ソロプレイモードの次はバーサスモードに挑戦した。いわゆる対戦モードで、「無限列車編」までに登場した主要キャラクター12人とアニメ「中高一貫!! キメツ学園物語」から選ばれた6キャラクターから2人を選んで対戦する。
対戦は、ソロプレイモードの対戦シーンと同じで、基本的に1対1で戦う。相手に攻撃を当て、ゲージをためると、相棒に選んだキャラクターが助太刀してくれる。さらに助太刀を呼ぶボタンを長押しすると、操作キャラクターが交代になる。よくあるタッグ系の対戦格闘ゲームとは違い、それぞれに体力設定があるわけではなく、交代しても体力やゲージ状況は変化しない。
操作がシンプルで、技や型を出すとアニメと同じエフェクトが出るのは見ているだけでも十分楽しい。アクションも探索シーンもどちらもアニメのキャラクターをそのまま操作しているようなグラフィックで、ファンも納得の出来栄えだ。発売まであと2週間ほど。待ち遠しさが増した試遊となった。
(写真/志田 彩香)
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