「東京ゲームショウ2021 オンライン」2日目となる2021年10月1日、レベルファイブは21時から公式番組にて「メガトンラボ in TGS 2021」を配信。新作タイトルとなる『メガトン級ムサシ』の魅力を掘り下げ、アニメの見どころやゲームシステムを解説した。
「レイトン教授」シリーズや「イナズマイレブン」シリーズ、「ダンボール戦機」シリーズ、『妖怪ウォッチ』など、ヒット作を次々飛ばすレベルファイブ。テレビアニメやアニメ映画などのメディアミックスが得意な同社らしく、新作タイトル『メガトン級ムサシ』でもメディアミックスを展開する。
ゲームの発売に先駆けて、2021年10月1日午後10時から放送を開始したテレビアニメの紹介からスタート。総監督・脚本を手掛ける同社の日野晃博社長や主要キャストを演じる豪華声優陣のメイキング映像が流れ、メガトン級ムサシのストーリーや世界観、キャラクターの魅力などを語った。
・アニメ連携で訴求力を高める レベルファイブ『メガトン級ムサシ』【TGS2021】
スカッとするストーリーが魅力
舞台は、異星人勢力「ドラクター」に侵略され、99.9%の人類が死滅した地球。生き残ったわずかな人類はシェルターに逃げ込み、身を潜めて生活しているが、ほとんどの人々はドラクターたちに記憶を改ざんされ、異星人に侵略された記憶を消された中で過ごしている。しかし、その中の一部の選ばれし者は、戦闘ロボット“ローグ”のパイロットとして熾烈な戦いを繰り広げていた──。本作は、学生でもあり、ローグのパイロットとなった主人公たちが地球を奪還するため、異星人と戦う姿が描かれている。
学園×ロボットというこれまでにもある設定だが、メガトン級ムサシは一風変わっている。「ムサシはとにかく熱い。最近は世の中に対して問題提起する作品が多いが、本作は問題への解決策を出すよう意識した。ウズウズするような深いストーリーというよりは、バットを大振りするようなスカッとする感じを目指している。現代人はいろいろと溜め込んでいるので、この作品を見て元気になってもらいたい」と、日野氏は見どころを語った。
ロボ好きの心をくすぐるカスタマイズ
番組の後半では、ゲームのプレー映像を公開。残念ながら画像のキャプチャーが許可されていなかったためこの記事では紹介できないが、アニメで登場したロボットをそのまま操縦できるようになっている。これまで、アニメやゲームで登場するロボットは細身のものが多かったが、メガトン級ムサシではその名の通り、メガトン級に重厚感があるのが特徴。
ロボットのローグは、左右のアーム、ボディー、レッグの計4パーツのカスタマイズが可能。パーツによって機動力や耐久力などのスペックが異なり、レアパーツなどもあるため、ミッションをこなして自分好みにカスタマイズしていくのも本作の楽しみの一つだ。外見の質感も自在に調整でき、金属感や反射の値を上げるとギラギラした見た目に変えられる。数字などを機体に貼れるデカールも大きさや位置なども細かく調整可能で、各種カスタマイズはロボット好きにはたまらない仕様だ。
メガトン級ムサシは、最大3人でマルチプレーが可能なオンライン型のロボットアクションゲームで、番組内ではNintendo Switchを使ったプレー映像を配信した。重量感がある見た目とは裏腹に、動きは軽快で爽快感のあるアクションができる。アニメでも利用されている迫力のある音楽をバックに、アニメの世界で動いていたロボットをそのまま動かせるという印象だった。
細部まで非常に凝っており、プレー中に表示モードを切り替えると機体の修理や指示を出す際にコックピットの画面が表示される。実際にローグを操縦している感覚で遊べるので、没入感があってファンにはうれしいポイントだ。
発売日は21年11月11日を予定
番組の最後では、テレビゲーム版のメガトン級ムサシの発売日が21年11月11日であることも明らかにした。PlayStation 4とNintendo Switchでプレーできる。レベルファイブは、1つのタイトルをアニメや漫画、ゲームなどに幅広く展開するが、物語のエンディングが同じものもあれば、あえて違っているものなどさまざま。今回のメガトン級ムサシも、アニメ版とゲーム版ではストーリーが異なるのか、はたまた同じになるのか。今後の展開も楽しみだ。
(写真/志田 彩香)
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