「東京ゲームショウ2021 オンライン」の幕張メッセ会場内のコーエーテクモゲームスのブースでは、国盗りシミュレーションと一騎当千の爽快アクションの両方が楽しめる『真・三國無双8 Empires』を中心に、趣の異なる3つのタイトルの試遊台を用意。同社の方向性の幅広さを打ち出す構成になっていた。
コーエーテクモゲームスといえば、歴史シミュレーションで名を成したゲームメーカーというイメージが強い一方、女性向けゲームタイトルの先駆者でもあるなど、多彩な作品をリリースしてきた実績を持つ老舗ゲームメーカーだ。
そんな同社らしく、「東京ゲームショウ2021 オンライン(TGS2021 ONLINE)で、プレス・インフルエンサー限定の幕張メッセ会場に設けられたブースでは、『真・三國無双8 Empires』『BLUE REFLECTION TIE/帝』『零 ~濡鴉ノ巫女~』と3タイトルを出品。それぞれの試遊台を設け、作品ジャンルの幅広さが際立つブース構成となっていた。
出展作品は三作三様の魅力
まずは『真・三國無双8 Empires』。2021年内に発売を予定している「真・三國無双」シリーズ20周年記念作品で、シリーズのなかでも、無数の敵を次々となぎ倒していく一騎当千の爽快アクションと、国盗りシミュレーションの両方の要素を楽しめる「Empires」の最新作となる。戦闘が城を中心とした地域を舞台にした攻城戦になったのをはじめ、プレーアブルな武将がトータルで約800人も登場するなど、順当に進化を遂げている印象だ。PlayStation5(PS5)、PlayStation4(PS4)、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox ONE、PC(Steam)とさまざまな環境で遊べる点も魅力だ。
一方、『BLUE REFLECTION TIE/帝』は、夏休みの補習を受けるために学校に入ったところで見知らぬ世界へと迷い込んでしまった主人公、星崎愛央(ほしざき あお)ら、少女たちの活躍を描くRPG。愛央らは協力し合い、絆を深めながら世界の謎を解き明かしていく。少女たちのキャラクターデザインと監修を岸田メル氏が手掛けているのがポイントで、魅力的なそのキャラクター造形が見どころとなっている。21年10月21日の発売予定だ。
最後の『零 ~濡鴉ノ巫女~』は、01年から続く人気ホラーアドベンチャーシリーズの5作目。Wii U用として14年に発売されたものをブラッシュアップし、PS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X/S、Xbox One、PC(Steam)と、さまざまな機種に対応を広げた。
このシリーズの面白さは、主人公がただ恐怖にさらされるだけでなく、「射影機(しゃえいき)」と呼ばれる特殊なカメラを使って幽霊を撮影することで相手を倒せる、つまり、戦えるというところ。射影機に強化レンズを装備したりフィルムを交換したりすることで、戦闘力を向上させられる。また、撮影テクニックを磨くことによっても相手に与えられるダメージが大きくなる。
(写真/稲垣 宗彦、志田 彩香、写真提供/コーエーテクモゲームス)
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