カプコンが2021年9月30日22時から配信したTGS2021の公式番組「カプコン オンラインプログラム モンスターハンタースポットライト」で、「モンスターハンター」シリーズ各作品の大型アップデート情報などを次々に発表。開発秘話やミニ音楽ライブなどもあり、充実の1時間だった。
「東京ゲームショウ2021 オンライン」(TGS2021 ONLINE)の公式番組「カプコン オンラインプログラム モンスターハンタースポットライト」の注目は、2022年夏頃に発売予定の超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(以下、サンブレイク)の最新情報だ。新しいフィールドなどが公開された。
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「サンブレイク」はカムラの里から旅立ったところから物語がスタート。新しい拠点で始まる物語が描かれるようだ。新フィールドとして、虹色の空に包まれた古城のような場所が紹介された。
メインキャラクターとして、古龍種である爵銀龍(しゃくぎんりゅう)メル・ゼナも登場。他にも「サンブレイク」で復活登場するシリーズモンスターとして、『モンスターハンター2』で初登場したショウグンギザミなどのモンスターが登場する。
サブタイトルの「サンブレイク」は、新たなフィールドにある様々なエリアに日の光が差し込むビジュアルイメージや、本作の物語イメージから名付けたとのこと。今後、さらに出てくるであろう新情報に要チェックだ。
『ライズ』の新情報もてんこもり
『モンスターハンターライズ』に関しても興味深いアナウンスがあった。最大の目玉はカプコンコラボ第5弾となる『帰ってきた 魔界村』とのコラボ。『帰ってきた魔界村』に登場するアーサーになりきれる「ハンターの重ね着装備」が手に入るイベントクエストの配信が21年10月29日からスタートする。
ハンターの見た目がアーサーになるだけでなく、投げクナイが槍(やり)に変わったり、クエストクリア時の演出が変わるなど特別な仕様を用意。またコラボクエストでは『帰ってきた魔界村』のBGMが流れるよう変更される。
『モンスターハンターライズ』と、今年で30周年を迎えるセガの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』とのスペシャルなコラボを行うことも発表された。詳細は未発表だが、メーカーの枠を超えたコラボが実現する。
さらに21年10月のアップデートでは、プレーヤーの新規ボイスの販売が決定。声優の細谷佳正さんと杉山里穂さんの担当する声が、ゲーム内で聞けるようになる。その声に合わせた裏設定的なキャラクターも作られており、ユーザーが簡単にそのキャラクターを作れるよう、キャラクターレシピも公開される予定だ。
超高画質のSteam版の発表も
PCユーザー待望のSteam版『モンスターハンターライズ』の映像も紹介された。4K解像度に対応するのみならず、高解像テクスチャー、ハイフレームレートにも対応。さらにボイスチャット、ウルトラワイドディスプレーにも対応している。
Steam版ならではの要素として、キーボードとマウスに最適化した操作体系になるようだ。発売日も22年1月13日に決定。体験版は21年10月14日から配信される。
これらの情報解禁の合間に、ファンサービスとして『モンスターハンターライズ』の貴重な開発裏話も公開。様々なモンスターは、日本の妖怪や怪奇現象などをモチーフにしたといった開発秘話が明かされた。
その他の情報を駆け足で紹介
最後に駆け足で他の情報も紹介しよう。まずは「モンスターハンター」の世界を舞台にした人気RPG『モンスターハンター ストーリーズ』の最新情報。ここでは無料タイトルアップデート情報が紹介され、数々の新しいモンスターなどが紹介された。
また「モンスターハンター」以外のカプコン情報として『STREET FIGHTER V CHAMPION EDITION(ストリートファイターV チャンピオンエディション)』の新発表があった。新キャラクター・ルークが11月に参戦する。また公式リーグ戦「ストリートファイターリーグ」の情報も紹介され、これまでの6チームによる戦いから8チームへの拡大し、21年10月5日に開幕することがアナウンスされた。
以上、新情報がぎっしり詰まった1時間の公式番組は終了。「モンスターハンター」ユーザーはもちろん、カプコンファン全員が満足できる充実した内容だった。
(写真提供/カプコン)
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