
- 全12回
MaaS2021:アフターワクチンの移動革命
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- 第1回
- 2021.10.04
JAL、JR東海もMaaS参戦 宣言解除後の「移動マーケ」3つの新潮流 2021年10月1日に緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面解除され、感染リスクと共存する「withコロナ」の中で、経済再生への模索が始まった。鍵となるのは、新たなデジタル接点を活用しながら、リアルの消費の起点となる人々の「移動」をいかに生み出すかだ。3つの新潮流を追う。 -
- 第2回
- 2021.10.04
JR東「通勤定期×飲食サブスク」の衝撃 月平均27回超のカフェ利用 JR東日本は2021年7月6日から9月30日までの期間で、Suicaの通勤定期券利用者を対象にサブスクリプションサービス「JREパスポート」のトライアル提供を行った。その中のプランの一つであるコーヒーサブスクの利用回数は、月平均27.7回という驚きの成果が得られた。“定期券離れ”が進んだコロナ禍で、駅利用を呼び込む効果が見えてきた。 -
- 第3回
- 2021.10.04
パリからクルマが消えた!? withコロナの移動復活の鍵とは 欧州では、ワクチン接種を進めるのと並行し、“日常”を取り戻すべく、いち早く経済復興に向けた積極的な施策が打たれている。すでにマイクロモビリティなどの利用回数は大きく回復。それに応じて街路空間の有効活用、自動車の速度制限の導入など、人の移動活発化とにぎわい創出に振り切った都市計画にアップデートしている。計量計画研究所理事でモビリティデザイナーの牧村和彦氏がリポートする。 -
- 第4回
- 2021.10.05
衝撃の「マイカーゼロ都市」計画 先進都市は駐車場削減へ向かう 特集第4回は、米国で進む先進MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の取り組みにフォーカスする。あえて駐車場をなくし、「マイカーゼロ」を志向する新たな都市開発、大規模なMaaSアプリの導入など、米国ではコロナ禍からの経済回復の柱として移動の在り方の見直しが進む。計量計画研究所理事でモビリティデザイナーの牧村和彦氏がリポートする。 -
- 第5回
- 2021.10.06
ANAのMaaS新戦略 “空旅”を変える「移動データ」活用の勝ち筋 新型コロナウイルス禍の移動自粛ムードの中で、旅客数を大きく減らした航空各社。移動需要回復の一手として、本腰を入れているのが地上交通との連係を深めるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の取り組みだ。そこには航空会社ならではの“勝ち筋”も見えてきた。全日本空輸(ANA)の戦略を追う。 -
- 第6回
- 2021.10.06
「メタバースは悪夢」 ポケモンGOは現実世界に全集中、移動促す 世界で10億ダウンロードを記録し、国内でも老若男女を問わず、いまだに根強い人気を誇る「ポケモンGO」。人々が“巣ごもり”から目覚めるアフターワクチン時代、「外出を促し、経済を動かす」仕掛けの代表格として期待がかかる。にわかに注目を集めている「メタバース(仮想空間)」では到底なし得ない、ポケモンGOはいかに現実世界を変えるのか。 -
- 第7回
- 2021.10.08
「月5000円で乗り放題」の成果は? 交通サブスク、データ初公開 「月5000円乗り放題」という異色のプランを打ち出したWILLER(ウィラー、大阪市)のオンデマンド乗り合い交通「mobi(モビ)」。サブスクリプションモデルは、利用者の移動を促進できるのか。メディア初公開のデータを基に検証する。 -
- 第8回
- 2021.10.08
キックスケーター最大手Bird上陸へ 東京・立川が「移動天国」に 世界で急速に普及が進む電動キックスケーターは、密を避けながら自由に移動できるwithコロナのモビリティとして注目されている。そんな中、2021年10月中をめどに、米国発で電動キックスケーターのシェアリングサービス世界最大手「Bird(バード)」が、東京都立川市に上陸することが分かった。「アフターワクチン時代」の移動をどう変えるのか。 -
- 第9回
- 2021.10.12
「温泉MaaS」「小売りMaaS」…… LINE活用で進む異業種コラボ LINEは2021年5月、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用し、Azureの開発パートナー4社とMaaS普及の共同プロジェクトを開始した。その一環で支援するのが、長野県千曲市の「温泉MaaS」の取り組みだ。LINE上で移動サービスと店舗の連携を実現し、ネットとリアルの融合を図る「小売りMaaS」も構想中。LINEはアフターワクチン時代の移動をどう描くのか。 -
- 第10回
- 2021.10.14
LINEで自動運転バスが呼べる街 持続可能な“境町モデル”とは? 「自動運転サービスの実現は、遠い未来の話」。そう考えているのなら、今すぐに認識を改めたほうがいい。国内でも、すでに約1年にわたって自動運転バスが定期運行され、住民の“足代わり”となっている町がある。自動運転バスによる外出促進効果が地域経済を潤す。そこで見えてきた、持続可能な自動運転ビジネスとは? -
- 第11回
- 2021.10.20
【詳報】すべての移動でマイルがたまるMiles上陸 ANAも対抗馬に 飛行機だけではなく、徒歩でも電車でも“マイル”がたまる米国発のアプリ「Miles(マイルズ)」が、2021年10月20日、日本でサービスを始めた。マイルと交換できる特典パートナーには、JALグループやJR東日本グループ、ファミリーマートなど、多彩な企業が参画。一方で、21年12月にはANAグループが競合アプリをリリースする予定。いち早くMilesのテスト版アプリを10日間使って分かったメリットとは? -
- 第12回
- 2021.10.25
町の回遊性高める「三井不動産MaaS」 ららぽーと利用で5%還元も 三井不動産は、東京・日本橋や豊洲、千葉・柏の葉を舞台に月定額のサブスクリプション型MaaSの実証実験を繰り返し行っている。不動産会社としてMaaSに本腰を入れるのは、町中の移動をスムーズにし、利用者が町全体の魅力に気づく機会を生み出す狙いがある。実証実験を行い、それぞれの地域に最適化した形でサービスを提供することがMaaS普及の鍵になりそうだ。