作図中にオブジェクトの数が増えてくると、背面の画像を選択できないなど、操作が思い通りにいかないことがある。また直線のように、画面上では選択しにくい図形もある。そんなときに便利なのが、ページ内のオブジェクトを一覧表示する「選択」作業ウインドウ(図1)。オブジェクトの重ね順やグループ化の様子がひと目でわかり、ウインドウ内で選択や重ね順の変更もできる。

※書籍『伝わるWord資料作成術』を再構成

 オブジェクトのレイアウトには、格子状のガイドライン「グリッド線」も便利だ。画面に表示しておくと、オブジェクトの位置やサイズがグリッド線に揃うので、サイズを数値で指定したり配置機能で揃えたりする手間が省ける。フローチャートのように、図形のサイズを揃えて整然と並べる作図に利用しよう。

 「選択」作業ウインドウでは、オブジェクトが重ね順の通りに表示され、オブジェクト名をクリックすると、ページ内の対応するオブジェクトが選択される(図2)。複数のオブジェクトは「Ctrl」キー+クリックで選択でき、重ね順も右上のボタンなどで変更可能(図3)。グループ化してあるオブジェクト全体は、グループ名をクリックして選択する。オブジェクトを一時的に非表示にするなど、編集作業のサポートもしてくれる(図4)。

 グリッド線は、横線と縦線の間隔を指定して表示する(図5)。標準では、横線(行グリッド線)の間隔を行単位、縦線(文字グリッド線)の間隔を文字単位で指定するが、作図のグリッド線はミリ単位での設定がお勧め。「5mm」のように単位まで入力して指定しよう。グリッド線を表示すると、オブジェクトが1マス分ずつ移動するなど操作が楽になる(図6)。なお、自由に動かしたい場合は「Alt」キー+ドラッグで操作する。

グリッド線とオブジェクト一覧を表示して作業する
グリッド線とオブジェクト一覧を表示して作業する
図1 「選択」作業ウインドウには、ページ内のオブジェクトが一覧表示される。クリックでオブジェクトを選択でき、重ね順の入れ替えなども可能だ。また、画面には格子状のグリッド線を表示でき、図形のサイズや位置の基準として重宝する
「選択」作業ウインドウを使う
「選択」作業ウインドウを使う
図2 「図形の書式」タブ(または「レイアウト」タブ)にある「オブジェクトの選択と表示」ボタンをクリックすると、「選択」作業ウインドウが表示される(1)〜(3)。オブジェクトは重ね順に並んでいて、グループ化の様子もわかる。オブジェクト名をクリックすると(4)、画面上で当該オブジェクトが選択される(5)
図3 複数のオブジェクトを選択する場合は、2つめ以降を「Ctrl」キー+クリックする(1)(2)。重ね順は右上のボタンや、オブジェクトのドラッグで変更できる
図3 複数のオブジェクトを選択する場合は、2つめ以降を「Ctrl」キー+クリックする(1)(2)。重ね順は右上のボタンや、オブジェクトのドラッグで変更できる
図4 オブジェクト名の右側にある目のアイコンをクリックすると、そのオブジェクトが一時的に非表示になる(1)(2)。下に隠れているオブジェクトを確認したり、オブジェクトが操作の邪魔だったりする場合に便利だ。再度アイコンをクリックすると表示される
図4 オブジェクト名の右側にある目のアイコンをクリックすると、そのオブジェクトが一時的に非表示になる(1)(2)。下に隠れているオブジェクトを確認したり、オブジェクトが操作の邪魔だったりする場合に便利だ。再度アイコンをクリックすると表示される
グリッド線を表示して位置やサイズの基準にする
グリッド線を表示して位置やサイズの基準にする
図5 「図形の書式」タブ(または「レイアウト」タブ)の「配置」メニューから「グリッドの設定」を選択(1)〜(3)。表示される画面の「文字グリッド線の間隔」欄と「行グリッド線の間隔」欄にマス目のサイズを指定する。ここでは「5mm」とした(4)。「グリッド線を表示する」と「文字グリッド線を表示する間隔」をチェックして、本数欄に「1」を指定する(5)(6)。「行グリッド線を表示する間隔」欄にも「1」を指定して「OK」ボタンをクリックする(7)(8)
図6 縦横のグリッド線が5ミリ間隔で表示される。オブジェクトのサイズや位置は、グリッド線に合わせて調節される。グリッド線の表示と非表示は「表示」タブの「グリッド線」で切り替えられる
図6 縦横のグリッド線が5ミリ間隔で表示される。オブジェクトのサイズや位置は、グリッド線に合わせて調節される。グリッド線の表示と非表示は「表示」タブの「グリッド線」で切り替えられる
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