文書の配色も、全体の雰囲気を決める要素。色の感じ方は人それぞれだが、一般的なイメージはある(図1)。配色を決めるときは、このイメージを念頭に置こう。文書をどんなふうに見せたいかを考えれば、使うべき色の候補はおのずと絞り込める。

※書籍『伝わるWord資料作成術』を再構成

配色に迷ったら優等生の「青」を基調にする

 ここではレポートの表紙を例に、配色によるイメージの違いを見てみよう(図2)。4つの配色を比べると、青を基調にした左上の文書が最も落ち着いて見える。青は万人に受け入れられる優等生的な色なので、ビジネス文書では無難だ。文書内で使う、色の組み合わせも大事。ワードでは、文書内で使う色のパターンを一括で切り替えることもできる。

色が持つイメージを利用する
色が持つイメージを利用する
図1 色は「暖色」「寒色」「中性色」「無彩色」に大別され、それぞれにイメージが異なる。文書のデザインにも、このイメージをうまく利用しよう
配色によって文書のイメージは変わる
配色によって文書のイメージは変わる
図2 同じ文書でも違う配色を比較すると、受ける印象はかなり異なる。特に、表紙など広い面に使う色は吟味して決めよう
6
この記事をいいね!する