
スターバックス コーヒー ジャパンがティー(茶類)メインの店舗を出店。通常店と異なるのは、パートナー(従業員)がバーテンダーのようにシェーカーを振って作るところ。森井久恵CMOは「スターバックスの売りは、お客様の目の前で完成させるクリエイション。特別なおいしさやサプライズを感じてもらいたい」という。
「グリーンティー」をコンセプトにした華やかな雰囲気の内装でコーヒーの香りも感じないのに、居心地はまぎれもなくスターバックス。そんな店舗が東京・吉祥寺にオープンした。
2021年9月、 スターバックス コーヒー キラリナ京王吉祥寺店がリニューアルし、ティー(茶類)をメインにした店舗に生まれ変わった。同社のティーブランド「ティバーナ」の限定メニューと通常のコーヒー商品を同時に展開する店舗は、20年にオープンした六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店に続いて2つ目となる。
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ティバーナはもともと北米を中心に展開していたティー専門店。12年に米スターバックスが買収し、13年に同社のティーブランドとして展開を始めた。「日本では16年に展開をスタートしたティバーナは、当初は既存店のラインアップの1つとして提供するのが目的で、専門店を展開する戦略はなかった」というのは、スターバックス コーヒー ジャパンの森井久恵CMO(最高マーケティング責任者)。
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