企業の事業領域を、問題の普遍性と難易度で大きく4つに分類した。経済合理性の内側で顕在ニーズを探すのは限界に近付いており、企業は未来の事業を開拓すべく(4)の領域への投資を進める必要がある

インクルーシブデザインとは ソニーも行うデザイン思考の新⼿法

2021年09月29日
  • 制約のあるユーザーの行動を観察してイノベーションに結び付けるインクルーシブデザイン。写真はIDSが定期的に開催しているフィールドワークの様子
  • 制約のある人々と一緒にデザインのプロセスを進めるインクルーシブデザイン。誰もが使いやすい製品・サービスの開発を通じてイノベーションを起こす
  • インクルーシブデザインのワークショップで講義中の筆者
  • 企業の事業領域を、問題の普遍性と難易度で大きく4つに分類した。経済合理性の内側で顕在ニーズを探すのは限界に近付いており、企業は未来の事業を開拓すべく(4)の領域への投資を進める必要がある
  • インクルーシブデザインのフィールドワークの様子。実際に街に出かけて、リードユーザの行動を観察する
  • 人々の不便には、その背後に重要な社会課題が潜んでいることが多い。特にリードユーザが感じる不便は、超高齢化、人口減少など日本の将来の社会課題を含んでおり、これが新規事業の芽となる
  • デザイン思考の5ステップ
  • デザイン思考では、問題定義で勝負が決まると言って過言ではない。だが、日本企業ではアイデア勝負になりがち
  • デザイン思考とインクルーシブデザインでイノベーションを起こす
  • 2019年のSXSWで展示した暗闇の中での体験型エンターテインメント「CAVE without a LIGHT」(左)と、制約のある方々と一緒に開発した「お手元テレビスピーカー」。カラーのラベルで端子とケーブルをひもづけることでセットアップを容易にしている