12月のランキングトップは、年末恒例の特集「未来の市場をつくる100社」でした。読了時間57分の大作、もうお読みいただけましたでしょうか。動画マーケティングの代表格、「YouTubeマーケ完全マニュアル」も人気でした。

12月のランキング1位は、毎年恒例の「未来の市場をつくる100社【2023年版】」を一挙に公開した総論記事でした。本特集は19年の初回以来、今回で4回目。1本目は読了時間57分という超大作で、お読みいただくのも大変だったかと思います。今回新設したのは「コマース」「Web3(ウェブスリー)」「旅行・インバウンド」「Z世代・α世代」「ペット」の5分野です。中でもコマース、Web3、旅行・インバウンドに注目しました。
■未来の市場をつくる100社【2023年版】
【1位】発表!「未来の市場をつくる100社」 23年に飛躍する企業を大予測
【6位】メタバース、Web3は「予定通りの幻滅期」 國光×尾原の23年予測
【13位】「買わない理由」も分析可能に ECの購買体験を高める斬新サービス
6位と13位にも100社記事がランクイン。6位は、VRゲームやブロックチェーンゲームを開発するThirdverse(東京・千代田)のCEO(最高経営責任者)である國光宏尚氏と、IT評論家の尾原和啓氏による対談記事。13位は、100社を個々に紹介する記事の1つで、コマース系スタートアップのFree Standard(フリースタンダード、東京・世田谷)を取り上げました。各論記事をここまでお読みいただけるケースはなかなかなく、「買わない理由を分析したい」という読者ニーズにお応えできたのでは、と感じています。
【2位】調査で判明 自分で自分を幸せだと思っている人の「2つの共通点」
【3位】文系マーケターの思考停止 足りないのは「データ分析のイメージ」
【4位】初公開「愛されるブランド」業界別1位は? ファンを魅了する7社
【5位】22年CM好感度ランキング総括 愛されるのは50年先を見たブランド
【6位】メタバース、Web3は「予定通りの幻滅期」 國光×尾原の23年予測
【7位】Z世代の2022年トレンド総括 必修キーワード“界隈”を押さえよ
【8位】ファミマPB好調の裏に参謀あり 「5つの心得」で比較広告も辞さず
【9位】富士通が新卒2年目を課長級に大抜てき デザイン部門を大変革
【10位】Z世代のSNS消費、2つの本音 バズ商品で「タイパ」「リスク回避」
【11位】「くら寿司」1本の短尺動画で登録者6倍 企業YouTuberの突破法
【12位】「YOLU」1000万個に至るマーケ戦略の全容 I-neヒット連発の法則
【13位】「買わない理由」も分析可能に ECの購買体験を高める斬新サービス
【14位】アルバイトも社員も不合格 でもスタバ接客トップ4に選ばれた理由
【15位】ZOZOも認めたD2Cのブランド術 「ストーリーで物を買う人はいない」
【16位】テレビCMをYouTube広告に転用は効果なし 眞露が失敗で学んだ作法
【17位】社員全員をマーケターにする方法 マーケ=広告の発想から脱却
【18位】売れないサイトの共通課題に「2つの離脱」 7つのポイントで改善
【19位】食&金融の有望スタートアップ8社 VCの3人による2023年の注目株
【20位】「グーグル式」でアプリ改善 応募者数1.7倍にした6プロセス
特集で複数記事がランクインしたのは、「YouTubeマーケ完全マニュアル」でした。YouTubeをマーケティングに活用するポイントは「チャンネル」と「広告」の2つ。それぞれの事例を紹介しつつ、成功のポイントを探る特集でした。
■YouTubeマーケ完全マニュアル
【11位】「くら寿司」1本の短尺動画で登録者6倍 企業YouTuberの突破法
【16位】テレビCMをYouTube広告に転用は効果なし 眞露が失敗で学んだ作法
私が印象に残ったのは、16位の韓国焼酎「チャミスル」の取り組みです。韓国ドラマをモチーフにした「韓国ドラマあるある」をご紹介しましたが、成功の背景にあったのは、過去にテレビCMをそのままYouTube広告として配信した失敗でした。せっかくCMをつくったのだからそのままYouTubeでも……と考えてしまいがち。まさに“YouTubeマーケあるある”からどうやって脱したのか、ぜひ改めてお読みいただけますと幸いです。