10月のランキングを制したのは「α世代」でした。Z世代の次である彼ら彼女らはどんな存在なのか、6つの特徴をご紹介しました。人気だった特集は「インスタ」で3本がランクイン。新体制で再出発を図る老舗和菓子メーカー「船橋屋」の記事も多くの方にお読みいただきました。

毎月のようにZ世代の記事がランキング上位を独占する月次ランキングでしたが、10月の1位を獲得したのは「α(アルファ)世代」でした。「22年に12歳以下」の子供たち、いわゆるZ世代の弟分、妹分に当たります。iPhoneが日本に上陸した08年以降に生まれており、文字通り「生まれながらのスマホ世代」です。
■Zの次に来る「α世代」が知りたい
【1位】Z世代の次に来る「α世代」とは 6つの特徴、“タイパ”も進化
記事中では有識者の声を基に、彼ら彼女らの6つの特徴をご紹介しました。「モチベーションの足が早い」「分からないことは調べない」「楽しいだけではすぐに飽きる」……。ややネガティブな印象の言葉が並びましたが、実は情報過多の今を生きるための知恵なのでしょう。これらの特徴はZ世代にも当てはまる部分が多く、α世代では、タイパ(タイムパフォーマンス)をさらに重視するために、その傾向をさらに研ぎ澄ませたとも言えます。
特集では、早くもα世代にアプローチする企業の試行錯誤も記事にしました。「キッザニア」や「桃太郎電鉄」(桃鉄)などの取り組みも併せてお読みください。
【2位】インスタフォロワー増加の仕組みが判明! フレームワークで図解
【3位】バブル期の20代と令和の20代、何が違う? 男女の壁が“消滅”
【4位】Z世代が行きたい「お出かけ先」ランキング 都道府県別トップは?
【5位】スタバ「接客トップ」のルールは? 30秒間で実践する3つのこと
【6位】Amazon Goはその後どうなった? 3つの最新・進化ポイントが判明
【7位】船橋屋40歳新社長に聞く 非創業家の9代目、不祥事からの再出発
【8位】世界の広告は「パーパスの先」へ 3044の空席が語る衝撃の真実
【9位】海外で売れなかった西陣織 勝つために変えた、たった1つのこと
【10位】LINEブロック率65%の衝撃 ボタニストが新規獲得偏重から脱却
【11位】4年でフォロワー340倍 和歌山の動物園に学ぶハッシュタグ活用術
【12位】100年企業のヒット商品開発術 空っぽの「缶」が2970円で売れる
【13位】フォロワー65万人のコーセー KPI算出に使う「2つの独自計算式」
【14位】AI考案のキャッチコピーが人間に勝利 ネット広告の獲得単価半減
【15位】noteもDiscordもフル活用 奈良発、編み物店のすごいファン施策
【16位】ダークパターンとは何か? 「7つの類型」でサービスをチェック
【17位】味の素が「売れるパッケージ」をAIと選定 計画比1.5倍の成果
【18位】Z世代が好むデザインは? チューハイランキングに見る3条件
【19位】西口氏が提言「マーケターは人気商品の品切れを誇ってはダメ」
【20位】スシローおとり広告の問題点 西口流「単発集客のわな」の回避策
特集で一番多く記事がランクインしたのは「インスタ」でした。2位の総論記事の他、11位と13位が企業事例です。
■「インスタ」フォロワー拡大大作戦!
【2位】インスタフォロワー増加の仕組みが判明! フレームワークで図解
【11位】4年でフォロワー340倍 和歌山の動物園に学ぶハッシュタグ活用術
【13位】フォロワー65万人のコーセー KPI算出に使う「2つの独自計算式」
記事中では、フォロワーの増加に必要な2つのシグナルを紹介しました。インスタのアルゴリズムをつかさどる、「リレーションシップシグナル」と「インタレストシグナル」です。劇的にフォロワーを増やした実例として取り上げたのは、和歌山の動物園「アドベンチャーワールド」。キラーコンテンツは、何と「パンダのおしり」でした。
「血よりものれんをつなぐ」船橋屋の再起に注目
日経クロストレンドでは有料会員の訪問者数以外にも、いくつもKPI(重要業績評価指標)を設定しています。その中の一つ、「どれだけ無料の登録会員を増やしたか」という登録CV(コンバージョン)が10月に一番高かったのが、7位の船橋屋の記事でした。
【7位】船橋屋40歳新社長に聞く 非創業家の9代目、不祥事からの再出発
8代目社長による不祥事から4日後の2022年9月29日、神山恭子執行役員(当時・同日の臨時株主総会及び取締役会で社長に就任)にお電話し、いち早く今後について語っていただきました。神山さんは40歳の若さでの社長就任でした。
船橋屋の創業は1805年。200年以上の歴史がある同社ですが、実は4、6、7代目の社長も実子ではなく能力を見込まれた養子でした。「血よりものれんをつなぐ」ことを優先して、味を守り続けてきた同社。苦難のバトンリレーとなりましたが、誰よりも船橋屋を愛する神山社長がどのようなかじ取りを見せるのか、注目です。