ビジネスの最新トレンドが分かる、日経クロストレンド恒例の「トレンドマップ」調査。5月の記事ランキングでも1位を獲得しました。特集では「LINEマーケ」が人気。独自アプリをやめて、LINE公式アカウントに切り替える東急ストアの事例記事に注目が集まりました。

日経クロストレンド編集部が、半年に1回行っている独自調査「トレンドマップ」。ビジネスにおける最新トレンドを探る調査記事が、5月のランキング1位を獲得しました。有料会員の訪問者数(ユニークユーザー、UU)が過去1位を更新。読者の関心の高さが伺えました。
■技術、マーケ、消費の「トレンドマップ」
【1位】独自調査で判明、「今後伸びるビジネス」は? 22年上半期ランキング
【18位】「音声SNS」「ライブコマース」の注目度が急上昇 新たなマーケの潮流に
今回の調査で特徴的だったのは、3分野の経済インパクトでSDGs、カーボンニュートラル、サステナブル・エシカル消費という環境系のキーワードがそろい踏みしたことです。環境や社会課題への貢献が、実経済へのインパクトを伴う時代に突入したといえます。「メタバース」「Web3(ウェブスリー)」「クリエーターエコノミー」といった、新キーワードの注目度はどうだったのか、まだお読みいただいてない方は、ぜひ熟読ください。
【2位】人はなぜ「何となく購入」し続けるのか グーグル調査から見えた心理
【3位】なぜパーパスが重要なのか、3つの理由 「決めて終わり」はリスク
【4位】Z世代の“消費行動ジャーニー”を公開 SNS使い分けの実態は?
【5位】東急ストアがアプリ終了しLINE強化 失敗乗り越え来店頻度1.4倍
【6位】LINE活用に5つの新常識 「友だち」数を追うのはやめよ
【7位】ブランドの売り上げが下がったら最初にやるべきことは何か?
【8位】オンラインで月に1億円売る販売員も 4象限で読み解く「接客2.0」
【9位】LINEメッセージ配信の鉄則 必ず成果が出る「設計図」を公開
【10位】SNSマーケの新手法「ソーシャルハント」 光るn=1の探し方
【11位】ソニーのパーパスはなぜ従業員に支持されたか 8割が肯定評価
【12位】【特報】LINEがライブコマース本格参入へ 熱気を生む仕掛けとは
【13位】LINEをブロックさせないJINS流活用法 ビーコンで年間50万人獲得
【14位】スタバのLINEマーケ活用 情報はあえて「一斉配信メイン」の理由
【15位】「売れるPOP」の3要素 AIが判別、大日本印刷がユニリーバと実証
【16位】花王クイックル パーパス軸のマーケ展開で1回当たり購入個数増
【17位】バズらなくてもいい!? 「北欧、暮らしの道具店」YouTubeの作法
【18位】「音声SNS」「ライブコマース」の注目度が急上昇 新たなマーケの潮流に
【19位】無印良品に新デザイン室長が就任 求められる2つの役割とは?
【20位】楽天モバイルとワイモバイルが満足度No.1をPR 結果が割れた理由
ヒット特集も生まれました。5本がランクインしたのが「LINE」の特集です。
■「LINEのマーケティング活用」新常識
【5位】東急ストアがアプリ終了しLINE強化 失敗乗り越え来店頻度1.4倍
【6位】LINE活用に5つの新常識 「友だち」数を追うのはやめよ
【9位】LINEメッセージ配信の鉄則 必ず成果が出る「設計図」を公開
【13位】LINEをブロックさせないJINS流活用法 ビーコンで年間50万人獲得
【14位】スタバのLINEマーケ活用 情報はあえて「一斉配信メイン」の理由
総論記事も人気でしたが、その上を行ったのが東急ストアの実例でした。同店はスマホアプリを22年7月に終了予定。LINEが想定以上の効果があったためです。独自アプリは7年間で9万人、対してLINE公式アカウントは1年で20万人――。その差は一目瞭然です。どのようにLINEを軸に据えた新たなCRM(顧客関係管理)戦略にかじを切るのか、学びの多い記事になっています。
記事総数13本! 渾身のパーパス特集も
ほかに複数記事がランクインしたのが以下になります。「オンライン接客 vs リアル接客」でも、人気だった記事の1つがLINEに関連したものでした。新たな接客ツールとして注目のライブコマースに、LINEが本格参入するというものです。
■オンライン接客 vs リアル接客
【8位】オンラインで月に1億円売る販売員も 4象限で読み解く「接客2.0」
【12位】【特報】LINEがライブコマース本格参入へ 熱気を生む仕掛けとは
■パーパスブランディング最前線
【3位】なぜパーパスが重要なのか、3つの理由 「決めて終わり」はリスク
【11位】ソニーのパーパスはなぜ従業員に支持されたか 8割が肯定評価
【16位】花王クイックル パーパス軸のマーケ展開で1回当たり購入個数増
記事総数13本。渾身(こんしん)のパーパス特集も多くの方にお読みいただけました。なぜ会社やブランドが社会に存在するのか、存在意義を端的に示すのがパーパスです。特集では、パーパスと混同されがちなビジョン、ミッション、バリューズなどとの違いや、どうすれば浸透させられるのか、さまざまな専門家の金言も収載しました。今まさに「パーパスを策定中」という企業も多いかと思いますので、ぜひ参考にしていただきたい記事です。