2月に続いて、3月のランキングでも1位は「Z世代」。2位にも入り、金銀独占となりました。特集では「スーパードライ」「マーケツール」からそれぞれ3本ずつがランクイン。3月は連載が好調で、新旧3つの連載から人気記事が誕生しました。

3月のランキングは2月と対照的で、特集と比べて連載が元気な月でした。ただ1位はやはりまたしてもZ世代。2月1位の「Z世代22年ヒットに2つのポイント 昭和レトロはもう古い?」に続いて、“Z世代人気”はまだまだ継続中です。
【2位】Z世代の新潮流「塩系インテリア」って何? 部屋はあえて見せる
【3位】1カ月待ちの大丸松坂屋サブスク 役員会議の「極秘資料」を公開
【4位】「広告は無駄金」 九州で愛されるファミレスを救った1つのアプリ
【5位】ワークマンが駆使する「自作エクセル」を初公開 データ経営の要
【6位】メタバースの構造を詳細解説 7つのレイヤーとビジネス4つの軸
【7位】アサヒビール専務が2年前に書いたメモ P&G時代の大失敗を糧に
【8位】「料理好き」減少! どこからが手料理? 調査で分かった新定義
【9位】マーケター必修! 顧客の継続率をあぶり出す「階段図」の使い方
【10位】アサヒが頼る“6色の情緒ニーズ”とは? フレームワークも公開
【11位】ターゲティング広告は嫌われる? 好かれる? 実験で明らかに
【12位】ANAのTikTok戦略 社員総出演で160万再生、JALともコラボ
【13位】丸山珈琲社長が語る「ブランド維持のためのやせ我慢、やめました」
【14位】好調イケアが仕掛ける「次の一手」 マーケ戦略を貫く3つの要件
【15位】発表! マーケツール利用調査 CRMやMAはセールスフォースが圧倒
【16位】ローソンも参入「第3の売り場」 メタコマースの新しい形とは
【17位】スーパードライ2.0計画の全貌 老朽化した最強ブランドを立て直せ
【18位】無印良品の「売れる」ESG経営 すぐ完売する「つながる服」とは
【19位】JTが挑む「喫煙者漸減」の逆風 突破口はマーケツールの刷新
【20位】そのマーケツール選びは「間違い」だ 失敗を防ぐ鉄板11ステップ
1位の記事は計測開始(2020年6月)以降、訪問者数の最高値を記録。数あるZ世代記事の中でも、頭一つ抜けていました。SHIBUYA109エンタテイメント マーケティング戦略部 エキスパート SHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣さんに、データを基に分析していただいた記事でした。Z世代の中でも知りたい「SNSをどう利用しているのか」について書かれていたのに加えて、「ウェブ検索しない」という言葉で興味を持っていただけたのかと思っています。
3月は1位から5位までが「インサイド」など単発記事や連載が中心で、特集はやや元気がありませんでした。そんな中で、複数記事がランクインした特集が以下になります。
■続・メタバースで変わるビジネス
【6位】メタバースの構造を詳細解説 7つのレイヤーとビジネス4つの軸
【16位】ローソンも参入「第3の売り場」 メタコマースの新しい形とは
■スーパードライ 大勝負
【7位】アサヒビール専務が2年前に書いたメモ P&G時代の大失敗を糧に
【10位】アサヒが頼る“6色の情緒ニーズ”とは? フレームワークも公開
【17位】スーパードライ2.0計画の全貌 老朽化した最強ブランドを立て直せ
■マーケツール導入/乗り換えの極意
【15位】発表! マーケツール利用調査 CRMやMAはセールスフォースが圧倒
【19位】JTが挑む「喫煙者漸減」の逆風 突破口はマーケツールの刷新
【20位】そのマーケツール選びは「間違い」だ 失敗を防ぐ鉄板11ステップ
強かったのはやはり「メタバース」。昨年11月に一発目の特集をしたところ非常に好評で、続編にチャレンジいたしました。たった4カ月でも目まぐるしく変わるメタバースについて、情報をアップデートしていただけたと思っています。フェイスブックCEO改めメタCEOとなったサッカーバーグ氏による、講演記事(ザッカーバーグ、メタバースを語り尽くす 10分で分かるSXSW講演)もおすすめです。
新旧連載がランクイン
動きがあったのは連載記事です。まずは、2019年から続く、ビジネス書作家の戸田覚さんによる長期連載「『刺さる』プレゼンの極意」の記事(1カ月待ちの大丸松坂屋サブスク 役員会議の「極秘資料」を公開)が3位に入りました。サブスクリプションサービス「AnotherADdress(アナザーアドレス)」についての貴重な資料を掲載した記事です。35ページにもわたるプレゼン資料で、ところどころ「公開不可」でグレーにしていますが、それが逆に生々しい感じがして、私も思わず見入ってしまいました。
今年1月にスタートした新連載も、2本がランクインしました。「クイズで身に付く デジタルマーケティング講座」の記事(マーケター必修! 顧客の継続率をあぶり出す「階段図」の使い方)が9位に。「マーケティング研究のフロンティア」の記事(ターゲティング広告は嫌われる? 好かれる? 実験で明らかに)が11位に入りました。前者はクイズ形式で、後者はアカデミックな論文で、マーケティングについて学べる連載。特に後者はなかなか難解な記事でしたが、ターゲティング広告の効果を検証した貴重なデータです。全3回の記事ですので、ぜひ読み込んでいただけるとうれしいです。