ランキング1位は「未来の市場をつくる100社」の総論記事。各特集からまんべんなく1~2本がランクインした一方で、驚異の高打率を誇った“伏兵特集”もありました。21年末のプレイバックをお楽しみください。

12月のランキングは、毎年恒例の特集「未来の市場をつくる100社」を紹介した記事がトップ。北は岩手から南は沖縄まで100社すべてを掲載し、大きな反響をいただきました。
ただ実は、この特集からランクインしたのはこの記事のみ。ランキングで次に顔を出すのは、25位の記事「Z世代起業家が挑む『ソーシャルカレンダー』 ポストSNSに名乗り」で、意外な結果でした。
2位は「日経デザイン」の人気連載「世代×性別×年収で、切る!」の記事。40代おじさんをテーマにしたところ、ご好評をいただきました。“40代おじさん”といえば、博報堂生活総合研究所 上席研究員の前沢裕文さんによる連載が非常に人気です。その影響もあって、今回の記事も多くの方にお読みいただけたのでは、と分析しています。
【2位】調査で判明! 年収500万以上の40代おじさんが好きなブランド
【3位】2022年に「売れる色」予想 黄色系と緑系、「自然で都会的」が鍵
【4位】「これは広告です」老舗町工場が正直すぎるSNS広告で売り上げ3倍
【5位】口コミより「いいね欄」 Z世代が商品購入前に重視する情報とは
【6位】22年に売れるモノは? 食品・飲料の「ヒット期待商品」13選
【7位】22年開業の「ジブリパーク」 テーマパークの常識覆す3つの特徴
【8位】超巨大施設「ヴィソン」は大丈夫か 開発クリエイター5人が憂い
【9位】パナが初めてインスタ広告を主軸に CMなしでも売り上げ2倍!
【10位】顧客体験価値ランキング2021発表 1位は大躍進の星野リゾート
【11位】スシロー、くら寿司はなぜ強い すしチェーンをデータで徹底比較
【12位】インスタ広告の要は「無限PDCA」 花のサブスク、会員10万超へ躍進
【13位】レトロな石油ストーブ、色を変えたら完売続出 たぬきも橙色に
【14位】売れるサイトに共通する「4つの指標」 客の離脱を防ぐCROとは
【15位】Z世代で「エモさ」が加速 TikTokから見えるコロナ禍の若者心理
【16位】メタバース≒宇宙開発? これから起こる「3つの産業インパクト」
【17位】「いいね数」より「保存数」が大事! Instagramで見るZ世代消費
【18位】ネスレ「ミロ」の売り上げを3.5倍に引き上げた1通のツイートとは
【19位】躍進したワークマン、ニトリ、丸亀製麺、Googleの意外な共通点
【20位】インスタ不慣れの居酒屋が突如リーチ数6.5倍に 運用改善「3つの策」
【20位】花王子会社がEC刷新の失敗から再起 売上を伸ばした2つの施策
4本すべてがベスト25内に
12月は「売れる色2021~2022」「新鮮! 回転すしマーケティング」「売れるサイトのつくり方 CVR最適化の勘所」などいろいろな特集を行いました。もちろんこれらの記事も1~2本ずつランクインしているのですが、すべての記事をお読みいただけたのが「Instagram広告最新活用」という特集でした。記事数4本のみのミニ特集扱いでしたが、以下の3本がランクイン。
4位 「これは広告です」老舗町工場が正直すぎるSNS広告で売り上げ3倍
9位 パナが初めてインスタ広告を主軸に CMなしでも売り上げ2倍!
12位 インスタ広告の要は「無限PDCA」 花のサブスク、会員10万超へ躍進
もう1本の「インスタ広告でフォロワー数16倍 老舗玩具メーカーのSNS戦略」も24位に入っており、すべての記事をここまでお読みいただけた特集は記憶にありません。インスタへの興味はもちろんですが、「広告」に特化した特集であったのもプラスに作用したと考えています。
4位の木村石鹸工業の記事を、改めて少しご紹介します。創業1924年の老舗洗剤メーカーが初めて広告出稿に挑戦。その純粋な思いが消費者の心を動かし、売り上げが3倍に増加しました。
「小さな町工場ですが、心から良いと思えるシャンプーができました。合う人と合わない人が分かれますが、この使い心地はきちんと伝えたくて広告をやってみます。」
「広告」とは何なのかが、このコピーに凝縮されていると思います。どんな思いからこの広告が生まれたのか、ぜひもう一度読み返して、特集を振り返っていただけるととてもうれしいです。