2021年9月3日発売の「日経トレンディ2021年10月号」では、新興小売りチェーンを特集している。ワークマンの新定番になりつつあるのが、電動ファン付きウエア。安さが魅力の「WindCore シェルベスト」は、別売りのバッテリーとファンを合わせても約1万5000円。アウトドアにも向くデザインとあって、毎年飛ぶように売れる。はっ水機能を備えた「4D 超撥水ストレッチパンツ」も派生商品が次々と開発される。こうした商品に死角はないのか、検証した。
※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成
毎夏の猛暑が厳しい今、定番になりつつあるのが衣類に付いた電動ファンから体に風を送るウエアだ。ワークマンは3年前から従来の作業用デザインを一新した。
【第2回】安さと品ぞろえで業務スーパーが一般に浸透 DX戦略に死角なし
【第3回】業スーの名物・鶏もも肉 味や調理のしやすさをプロがチェック
【第4回】「1キロポテサラ」に「生フランク」 業スー人気総菜の実力評価
【第5回】業スーファンの支持が熱い5商品を実食 台湾発「薄焼き餅」とは
【第6回】業スーのスイーツは独自商品が充実 人気の秘訣はリメークにあり
【第7回】読者と達人が薦める 業務スーパーヒット商品総選挙2021
【第8回】カインズの売れ筋PBを検証 料理のプロも薦める高コスパ商品も
【第9回】カインズのプロ仕様洗剤が人気 掃除のプロと7商品をチェック
【第10回】収納整理の達人に聞く カインズ定番「Skitto」の空間整理術
【第11回】カインズと人気ブランド徹底比較 1280円シュラフはお買い得
【第12回】ペット用品はカインズの成長分野 売り上げランキングを大公開
【第13回】カインズの激安工具は買いなのか? DIYアドバイザーが徹底検証
【第14回】激安&高機能を実現したワークマン 躍進の歴史を年表で振り返る
【第15回】ワークマンヒット予測2021下半期 全部盛りのダウンが完売必至
>>続きはこちらから
☆「日経トレンディ 2021年10月号」の購入はこちら(Amazon)
「WindCore シェルベスト」(税込み2900円、以下同)は、ワークマンが販売する別売りの13ボルトのバッテリーとファンを合わせても、一式で約1万5000円。最安の部類に入る価格が魅力で毎年飛ぶように売れる。デザインも特徴的で、アウトドアギアに詳しいモデルの山下晃和氏は、「ベストのデザインや素材感は、キャンプなどで使うなら悪くない」と言う。
ヒット商品 電動ファン付きウエア
アウトドアにも向くデザイン 暑さをしのぐ新定番アイテム
WindCore シェルベスト
腰回りに電動ファンとバッテリーが付けられるベスト。耐久はっ水で、色によっては制菌・消臭機能もある。
WindCore バッテリー13Vセット

13ボルト~6ボルトで電圧を調節できるシェルベスト対応のバッテリー。8ボルトまでで小さくて軽いタイプも使える。実勢価格7980円。
WindCore 13V対応ファン・ケーブル・ファンカバー(2枚)セット

13ボルト対応で、最大風量66リットル/秒のファン、ケーブル、ファンカバーセット。色は4種類。実勢価格3900円。
電動ファン付きウエアの実力を比較
安くても涼しいのか。28度の部屋で、33度のマネキンに電動ファン付きウェアを着せ、最大出力でスイッチを入れる前と入れて1分後の温度をサーモグラフィーで測った。若干の差だがシェルベストに比べ、ウエストがゴム製でファンが斜め上を向く構造のミズノ「エアリージャケットベスト(ファン・バッテリー別売り)」(8690円)の方が首・肩回りの温度が下がった。
体感でも、シェルベストでウエストと腕回りのアジャスターをしっかり締めても、エアリージャケットベストの方がより上半身全体が風に包まれている感覚があった。ただ、炎天下ではシェルベストも十分暑さを軽減できた。

【検証結果】風はやや漏れるが炎天下では十分涼しい
この記事は会員限定(無料)です。
- ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
- ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
- ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
- ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー