2021年9月3日発売の「日経トレンディ2021年10月号」では、「新興小売りチェーン」を特集。ワークマンが新たに主力ジャンルとするシューズカテゴリーで、2021年秋冬での注目株はハイカー用の商品だ。高い防水機能を備えたモデルや防炎加工を施したキャンパーモックなど、ヒット商品を着実にスペックアップさせている。他にもデザインと機能性を両立させた、プロ向け・女子向けの商品が次々と登場している。
※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成
ワークマンの新たな主力ジャンルがシューズだ。2021年上半期は高反発ソールを使った疲れないスニーカーやランニングシューズでヒットを飛ばしたが、21年秋冬での注目株はワークマン商品開発部で「ハイク三兄弟」と呼ばれるハイカー用の商品だ。
20年11月に発売した「アクティブハイク」は耐久はっ水機能を備えたことで、汚れが付きにくいと話題になり売れた。そこで、21年秋冬では、より高機能を求めるアウトドア用として底から高さ4センチメートルまでは完全防水をうたう「フロストハイク」、街で履けるデザインにした「アーバンハイク」の2種類を追加する。アーバンハイクは、ソールが軽い作りで、市街地でも履きやすい。製品開発部・フットギアマーチャンタイザーの青木正志氏は「21年の秋冬はヒット商品のスペックアップがテーマ」と狙いを語る。
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ヒット予測 シューズ
DIA高撥水シューズ アーバンハイク
本革風の素材を使ったことで高級感ある見た目のはっ水シューズ。本家に比べてソールが軽量化されているのも魅力だ。実勢価格1900円(税込み、以下同)。
高耐久シューズ アクティブハイク
耐久性に優れるCORDURA素材に加えて、はっ水加工も施したアウトドア用。年間50万足のヒット商品だ。実勢価格1900円。
防水シューズ フロストハイク
縫い目を排して、水が入り込みにくい設計を取り入れたシューズ。実勢価格1900円。
スリッポンタイプも人気
防炎加工を施した中綿入りのシューズ「防炎キャンパーモック」も注目だ。20年に発売した防寒シューズ 「エルタ」の進化系で、もともと足の甲を覆う素材だけに防炎加工を採用していたが、ソールも含めて加工をすることでたき火の火の粉が気にならない。デザインもコーディネートを選ばないシンプルなスリッポンタイプになった。
燃えない&ぬれない たき火、バーベキュー向き
防炎キャンパーモック
足の甲を覆う素材と靴底の両方に防炎加工を施した防寒シューズ。キャンプやバーベキュー時に火の粉が飛んで来ても燃えにくい。底から4センチメートルは水が入らない防水もうたう。実勢価格1900円。
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