2021年9月3日発売の「日経トレンディ2021年10月号」では、「新興小売りチェーン」を特集。カインズのオリジナル商品の中でも人気の収納用品。中でも整理収納ケース「Skitto」や収納ボックス「キャリコ」が売れ筋となっている。整理収納アドバイザーの七尾亜紀子氏に、家庭での活用例を聞いた。
※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成
カインズの豊富なオリジナル商品の中でも、収納用品は人気がある。とりわけ整理収納用のケースやボックスの販売は堅調で、店舗の収納用品売り場には、売れ筋の「Skitto」や「キャリコ」がずらりと並ぶ。コロナ禍で自宅の整頓に目覚めた人も多いだろう。ただし、買うべき種類やサイズを間違えると、かえって物の出し入れがしにくくなりかねない。整理収納アドバイザーの七尾亜紀子氏に、自宅での活用例を提案してもらった。
カインズの収納用品の売れ筋首位は、整理収納ケースの「Skitto」シリーズ。累計で116万個を売り上げたヒット商品だ。キッチンや食器棚に適した深型と、引き出し収納に適した浅型など、20種類以上ある豊富なサイズ展開が特徴で、引き出しの中などを細かく区切るタイプの整理に特に適している。XSサイズ198円(税込み、以下同)から。
「異なるサイズ同士でも連結でき、スペースを無駄なく区切れる、いわゆる『シンデレラフィット』を実現できる点が強み」(七尾氏)。引き出しの中に物をしまう「定位置」をケースで作っておくことで後片付けが効率化し、在庫の把握などもしやすくなるという。
とはいえ、やみくもにケースをそろえて区切るだけでは、かえって収納しづらくなるため、何をどう入れたいかを事前に吟味しておく必要がある。基本は1アイテムにつき1ケース。鍋や皿などは上下に重ねずに立ててケースに収めることで、格段に取り出しやすくなる。Skittoは、ケース側面に切り込みがあり、ここから収まりきらない鍋の柄などを出すとスペースを節約できる。
【Skittoのポイント】よく使う日用品にケースで定位置を作る
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