2021年9月3日発売の「日経トレンディ2021年10月号」では、「新興小売りチェーン」を特集。業務スーパーのスイーツのジャンルは、オリジナル商品が充実している。中でも鉄板となっているのが牛乳パック入りスイーツだ。そのまま食べるものいいが、一手間加えることで本格派になる。こうしたアレンジがしやすいお薦めの6商品を紹介する。

※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成

前回(第5回)はこちら

 業務スーパーならではのオリジナル商品が多くそろうのがスイーツのジャンルだ。中でも鉄板となっているのが、牛乳パック入りスイーツ。1リットルの牛乳パック容器に1キログラムのスイーツがぎっしり詰まっている。他にも、大容量かつ安いことが特徴のスイーツが多い。

 ただ、実際に人気商品をそのまま食べてみると、「安かろう悪かろう」ということは無かったが、期待値を大幅に超えてくるものも無かった。業務スーパーに詳しいブロガーの業務田スー子さんは、「業務スーパーのスイーツは味がシンプルで、一手間加えることで本格派になる」と言う。そこで、アレンジのしやすさなども踏まえ、味や扱いやすさをチェックした。

 牛乳パック入りスイーツの中でも特に人気の「水ようかん」は、電子レンジで溶かせばお汁粉のように食べられる。液体化した後、好きな容器に入れて固め直し、生クリームやフルーツを添えれば、簡単に自分好みの和風パフェを作ることも可能だ。

業務スーパーを代表するユニークスイーツ
水ようかん(冷蔵)

 1リットルの牛乳パックのような容器に1キログラムのスイーツが入った大容量シリーズ。業務スーパーの名物となっている。特に人気の水ようかんは、甘さは控えめでもちっとした食感だった。電子レンジにかけて液体化すれば、お汁粉のようにも食べられ、好きな形に固め直すこともできる。実勢価格は税込み267円。

電子レンジで液体化も可能
電子レンジで液体化も可能
■珈琲ゼリー
■珈琲ゼリー
牛乳パック入りスイーツは水ようかんの他にもコーヒーゼリーやレアチーズ、カスタードプリンなど種類が豊富なのも特徴。どの商品もいったん液体化してからのアレンジが可能

 豆腐パックに500グラムもの量が入った冷凍の「リッチチーズケーキ」も、読者アンケートで特に人気だった一品。常温で30分ほど放置して半解凍の状態で食べてみると、完全に解凍したときより甘みがすっきり感じられ、シャリシャリとした食感でおいしかった。「電子レンジで溶かして液体化し、砕いて型に敷いたクッキーの上に流し込み、冷やし固めれば、簡単に本格派のチーズケーキが作れる」(業務田スー子さん)

濃厚なチーズケーキがぎっしり詰まる
リッチチーズケーキ(冷凍)

 扱いやすさ/チーズケーキの塊が豆腐のパックに冷凍された状態で入っている。冷蔵庫で1〜1.5時間、常温で約30分が解凍の目安。包丁で切るか、スプーンですくう。実勢価格375円(税込み)

料理家である成澤文子氏の味評価/解凍後はねっとり、こってりとした食感。濃厚で、甘みを強く感じる
料理家である成澤文子氏の味評価/解凍後はねっとり、こってりとした食感。濃厚で、甘みを強く感じる

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