2021年9月3日発売の「日経トレンディ2021年10月号」では、「新興小売りチェーン」を特集。食品スーパー「業務スーパー」の象徴的な商品の一つが、鶏肉だ。100グラム当たり約35円とかなり安い「ブラジル産鶏もも正肉」を筆頭に、「上州高原どりもも肉」「上州高原どりもも肉 2kg」とコスパの高い商品が並ぶ。単価の違いは、味や調理のしやすさにどう表れるのか。料理家の成澤文子氏とチェックした。

※日経トレンディ2021年10月号の記事を再構成

前回(第2回)はこちら

 量が多く、それに対して価格が安い。業務スーパーの象徴的な商品の一つが、鶏肉だ。本記事からは、同店ならではの商品や、SNSで話題になり、今回実施したアンケートや識者への取材で分かった注目・売れ筋商品の実力を見ていく。

業務スーパー、カインズ、ワークマン大研究

 さて鶏肉だ。冷凍コーナーで特に目を引くのが「ブラジル産鶏もも正肉」で、2キログラム分が入ったパッケージは圧巻の大きさ。その表面積は日経トレンディ本誌と同程度だ。価格は税込み699円で、100グラム当たり約35円とかなり安い。一般的なスーパーでも特売価格が100グラム当たり100円を切ることはあるが、ここまで安くなることはそうない。生産しているのは、世界最大の鶏肉輸出国として知られるブラジルで60年以上の歴史を持つセアラ(Seara)社だ。

 一方、冷蔵ケースでは「上州高原どりもも肉」(以下、国産・冷蔵)が、POPで「群馬県からわずか1日で店頭へ!」「濃厚な旨味がぎゅ〜と凝縮」とアピールしていて、期待が自然と膨らむ。こちらは税込み1674円で、100グラム当たり約84円になる計算だ。ブラジル産の2倍以上へと跳ね上がり、スーパーの特売価格レベルに近づく。なお冷凍コーナーでも「上州高原どりもも肉 2kg」(以下、国産・冷凍)が、税込み1393円で売られている。100グラム当たり約70円だ。

■ブラジル産の安さが際立つ
■ブラジル産の安さが際立つ
注)一般的なスーパーでよく売られている鶏もも肉の単価は大まかな目安
胸肉なども販売(左)。冷蔵タイプに書かれた「処理日」から鮮度に対する自信がうかがえる(右)
胸肉なども販売(左)。冷蔵タイプに書かれた「処理日」から鮮度に対する自信がうかがえる(右)

このコンテンツ・機能は会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
9
この記事をいいね!する

日経トレンディ1月号

【最新号のご案内】日経トレンディ 2022年1月号
【巻頭特集】2022-2030 大予測
【第2特集】2022年のヒットをつくる人
【新商品連載】Apple Watch Series 7 他
【インタビュー】俳優・眞栄田郷敦
発行・発売日:2021年12月3日
特別定価:760円(紙版、税込み)
Amazonで購入する