
店舗オープンから3カ月後にBASEでECサイトを開設した東京・国分寺の雑貨店「LAND Lifestyle Shop」。SNS広告でフォロワー数は8.7万人に増え、現在はECの売上高が実店舗の3倍に。開店3年目には2つ目の実店舗を出店した。売り上げ増加の秘訣を聞いた。
「BASEは売れた分だけ手数料を払う仕組みと聞き、始めない手はないと思った」。こう語るのは、国内外の雑貨を展開するLAND Lifestyle Shop(東京都国分寺市。以下LAND)の仲山彈社長だ。2018年4月にJR国分寺駅から徒歩1分の地に店を開いた。開店当初はECサイト構築を考えていなかったが、今や「ネットの売り上げがないとやっていけないくらい」(仲山社長)と語る。
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BASEを知ったのは、店舗オープンから3カ月後。隣で店を開く友人から薦められたのがきっかけだ。スマホは使いこそすれパソコンが苦手な仲山社長だったが、サイト構築は容易だったという。「登録後、商品の写真を撮って説明を書くだけでできた」(仲山社長)。
実はBASEでECショップを開設した後、楽天市場にも出店した。だが、サイト開設が難しく、担当者のサポートで何とか始めたが、その後は「自分でデザインを変更したり、新商品を掲載したりができなかった」(仲山社長)。楽天市場での売り上げは維持する一方で、BASEの売り上げは右肩上がりとなった。
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