
- 全8回
新生! 無印良品“第二創業”の戦略
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- 第1回
- 2021.09.27
無印良品が「第二創業」で掲げる新戦略 堂前新社長インタビュー 2021年9月、無印良品を展開する良品計画の社長に、営業本部長などを務めてきた堂前宣夫氏が就任。「第二創業」を掲げる中期経営計画では、各店舗が地域密着型事業に最優先で取り組む。無印良品はこれからどう変わるのか。堂前新社長を直撃した。 -
- 第2回
- 2021.09.27
無印の未来を担う旗艦店を解剖 物販に留まらない新サービス続々 「地域密着」や「土着化」「社会課題の解決」などを掲げる、良品計画の“第二創業”。地域事業の核となるのが、“暮らしの全部がそろう店”である「くらしの全部店」だ。2020年12月にオープンした旗艦店「無印良品 東京有明」は生活全部店の“第1号店”。地域に寄り添ったサービスや課題解決、素材リサイクルなど、物販だけに留まらない無印良品が目指す未来が見えてくる。 -
- 第3回
- 2021.09.29
無印の切り札「地域事業部制」 “草分け”のキーパーソンが語る真意 “地域への土着化”を目指す「無印良品」。そのカギを握るのが、2021年の9月からスタートした地域事業部制だ。第1弾として、国内12地域に地域事業部を設置。出店計画から限定・独自商品の開発まで、地域密着型の事業モデルの構築を進める。「MUJI」の未来を握る地域戦略を、京都・奈良・南大阪エリアで地域事業部長に就任した松枝展弘氏に聞いた。 -
- 第4回
- 2021.09.29
無印流、生鮮食品のさばき方 1日2回のインスタライブで実演調理 2021年春、横浜市のJR港南台駅前にある商業施設「港南台バーズ」に、無印良品の新店舗がオープンした。地下1階にはスーパーマーケットなど食材を扱うエリアが広がり、大きなキッチンカウンターでは毎日、販売する食材を使った調理のデモンストレーションを実施。食を中心に、“第二創業”を掲げる中期経営計画でも明示された、地域の活性化や課題解決に取り組む新タイプの無印良品だ。 -
- 第5回
- 2021.10.01
復興・浪江の中心に無印あり 道の駅に出店し来場者20%増に 全国のさまざまな地域に無印良品の店舗を出店しようと計画している良品計画にとって、地域の課題を解決し、地域を活性化させなければ、「第二創業」にはつながらず、今後は先細りになるだろう。こうした状況を解消しようとした好例が、福島県浪江町にある道の駅に出店したプロジェクトだ。 -
- 第6回
- 2021.11.01
無印良品の人材育成術 研修プログラム「暮らしの編集学校」とは 「土着化」を進める良品計画にとって、重要な役職が「コミュニティマネージャー」だ。地域に溶け込んでコミュニティーをつくり、地域のさまざまな課題を地元の人たちと一緒になって考えて解決していくことが役目といえる。コミュニティマネージャーを育成するため、良品計画は2018年から「暮らしの編集学校」と呼ぶ新しい研修プログラムを実施している。 -
- 第7回
- 2021.11.01
無印良品は繁華街・新宿でも地元密着 店舗リニューアルの狙い 良品計画が目指す「地域に根差した店舗づくり」は地方だけではない。都心にある店舗でも進んでいる。例として2021年9月10日にリニューアルオープンした「MUJI新宿」と「無印良品 新宿」の両店舗を見てみよう。 -
- 第8回
- 2021.11.02
無印良品の冷凍食品が絶好調 売り上げランキング1位はあの商品 「第二創業」を掲げ、出店を加速する良品計画にとって重要性が増しているのが食品だ。特に、2018年9月から販売している冷凍食品の売れ行きは絶好調。21年3~8月の売り上げは、前年同期比約2倍に伸長。発売当初は冷凍食品を扱う店舗は4店舗のみだったが、現在は約90店舗。品数は50品目から、約90品目に増加している。