在宅勤務や出張先で、パワーポイント(パワポ)が使えない。そういうときは「グーグルスライド」が重宝する。アンドロイドのタブレットやスマホでも使えるからだ。使い方を覚えておくと、いざというときに便利。パワポと比較しながら基本的な機能を紹介する。

※日経PC21 2020年8月号の記事を再構成

 プレゼンソフトとはどういうものか手早く知りたいなら、代表的なソフトを複数使ってみることをお勧めする。共通の機能や操作手順を見極めれば、プレゼンソフトの本質を見抜けるはずだ。

 今回はマイクロソフトのパワーポイント(以下、パワポ)とグーグルの無料ウェブアプリ「グーグルスライド」を使い、同じプレゼン資料を作ってみる(図1)。4枚のスライドで構成されるマンションの大規模修繕工事案内だ。

 まずはパワポから。図2の操作で新しいプレゼンテーションを開くと、表紙に相当する1枚目のスライドが表示される(図3上)。2つある枠にタイトルなどを入力しよう(図3下)。

使い比べてみるとコツがよくわかる
使い比べてみるとコツがよくわかる
図1 表計算やワープロと違ってプレゼンソフトにはなじみのない人も多い。今回はマイクロソフトのパワーポイント(以下、パワポ)とグーグルのウェブ版アプリ「グーグルスライド」で同じプレゼン資料を作ってみる。両者は操作方法がよく似ており、並行して作り進めると、プレゼンソフトの使い方のコツをよく理解できる。また、アンドロイドのタブレットやスマホでも使えるグーグルスライドは、パソコンがない出張先や在宅勤務などの環境でも重宝する
[画像のクリックで拡大表示]
パワポ:1枚目のタイトルスライドを作る
パワポ:1枚目のタイトルスライドを作る
図2 まずはパワポから。パワポを起動して「新しいプレゼンテーション」をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
図3 タイトルのスライドが1枚だけ入った新規プレゼン文書が開く。「タイトルを入力」とある枠をクリックし、カーソルが現れたら「マンション」と入力し、「Enter」キーで改行して「大規模修繕工事のご案内」と入力する(1)。文字のサイズは枠の大きさに合わせて自動的に変わる。さらに「サブタイトルを入力」とある枠をクリックして「マンション21」と入力する(2)
図3 タイトルのスライドが1枚だけ入った新規プレゼン文書が開く。「タイトルを入力」とある枠をクリックし、カーソルが現れたら「マンション」と入力し、「Enter」キーで改行して「大規模修繕工事のご案内」と入力する(1)。文字のサイズは枠の大きさに合わせて自動的に変わる。さらに「サブタイトルを入力」とある枠をクリックして「マンション21」と入力する(2)
[画像のクリックで拡大表示]

グーグルスライドは画面も手順もパワポに瓜二つ

 一方のグーグルスライドはウェブブラウザーから利用する。グーグルアカウントでログインし、右上の「グーグルアプリ」ボタンから「スライド」を選択(図4)。続けて「空白」を選ぶと、パワポにそっくりな画面が開くので、同様にタイトルなどを入力する(図5、図6)。

 ここでデータを保存しておこう。パワポは「ファイル」タブの「名前を付けて保存」から。一方のグーグルスライドは、クラウド(グーグルドライブ)に自動保存されるので、保存の操作は不要だ。最初は仮のファイル名が付くので、必要なら変更しよう(図7、図8)。図9の操作でグーグルドライブを開くと、クラウド上に保存されたファイルを確認できる(図10)。

 次に、2枚目のスライドを追加して、箇条書きとイラストを入れる。パワポでは「ホーム」タブの「新しいスライド」ボタンを押してから(図11)、枠内に箇条書きを入力し、枠全体の文字サイズを調整する(図12)。既定で箇条書きの書式となるので、先頭には「行頭文字」と呼ばれる記号が自動的に付く。

 イラストは「挿入」タブの「アイコン」から挿入する(図13)。キーワード検索で建物のイラストを探し、挿入して大きさなどを調整する(図14、図15)。

 グーグルスライドでは、画面左上の「+」ボタンでスライドを追加する(図16)。枠内に箇条書きを入力し、文字サイズを調整しよう(図17)。既定では箇条書き書式にならないので、行頭文字が必要なら自分で入力する。なお、グーグルスライドはパワポより機能が少なく、例えば日本語フォントは3種類だけだ(図18)。

 グーグルスライドにはアイコン機能がないので、今回はイラストは割愛する。必要なら、自前で用意したイラストや写真を挿入しよう。

グーグル:「スライド」アプリを起動する
グーグル:「スライド」アプリを起動する
図4 ウェブブラウザーでグーグルにログインする。アンドロイドのスマホやタブレットを使っているなら、それらのグーグルアカウントを使えばよい。右上の「Googleアプリ」ボタンから「スライド」を選ぶ(1)(2)
[画像のクリックで拡大表示]
図5 「スライド」アプリのホーム画面が開いたら、「新しいプレゼンテーションを作成」にある「空白」を選ぶ
図5 「スライド」アプリのホーム画面が開いたら、「新しいプレゼンテーションを作成」にある「空白」を選ぶ
[画像のクリックで拡大表示]
図6 パワポとそっくりの画面に切り替わるので、図3と同様にタイトルとサブタイトルを入力する(1)(2)。なお、右側にはテーマのパネルが開くが、邪魔なら右上の「×」を押して閉じる
図6 パワポとそっくりの画面に切り替わるので、図3と同様にタイトルとサブタイトルを入力する(1)(2)。なお、右側にはテーマのパネルが開くが、邪魔なら右上の「×」を押して閉じる
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:ファイル名を変更する
グーグル:ファイル名を変更する
図7 上部に仮のファイル名が入っているので、クリックして「プレゼン資料」と書き換え、「Enter」キーを押す
[画像のクリックで拡大表示]
図8 続けて、「ドキュメントのステータスを確認」をクリックする。「すべての変更をドライブに保存しました」と表示されればOKだ。データはグーグルドライブ(グーグルのクラウドストレージ)に保存されており、編集結果は自動的に上書き保存される
図8 続けて、「ドキュメントのステータスを確認」をクリックする。「すべての変更をドライブに保存しました」と表示されればOKだ。データはグーグルドライブ(グーグルのクラウドストレージ)に保存されており、編集結果は自動的に上書き保存される
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:保存されたファイルを確認する
グーグル:保存されたファイルを確認する
図9 ウェブブラウザーで新しいウインドウを開いてグーグルを開き、「Googleアプリ」メニューから「ドライブ」を選ぶ(1)(2)
[画像のクリックで拡大表示]
図10 スライドのファイルを確認。右上の「︙」ボタンからダウンロードなどが可能だ。このウインドウは後で使うので、閉じないでおく
図10 スライドのファイルを確認。右上の「︙」ボタンからダウンロードなどが可能だ。このウインドウは後で使うので、閉じないでおく
[画像のクリックで拡大表示]
パワポ:2枚目で箇条書きを作る
パワポ:2枚目で箇条書きを作る
図11 「ホーム」タブの「新しいスライド」ボタンを押して、2枚目のスライドを追加する(1)(2)
[画像のクリックで拡大表示]
図12 上部にタイトル、下の枠内に箇条書きを入力する(1)。箇条書き書式が設定されているので、「・」は自動で付く。箇条書きの枠をクリックし、「ホーム」タブにある「フォントサイズの拡大」を何度か押す(2)〜(4)
図12 上部にタイトル、下の枠内に箇条書きを入力する(1)。箇条書き書式が設定されているので、「・」は自動で付く。箇条書きの枠をクリックし、「ホーム」タブにある「フォントサイズの拡大」を何度か押す(2)〜(4)
[画像のクリックで拡大表示]
図13 「挿入」タブの「アイコン」をクリックする(1)(2)
図13 「挿入」タブの「アイコン」をクリックする(1)(2)
[画像のクリックで拡大表示]
図14 上部に「建物」と入力して「Enter」キーを押す(1)。バージョンによっては、画面の左側で「建物」を選ぶと右側にマンションのイラストが表示される。検索結果にあるマンションのイラストを選んで「挿入」を押す(2)(3)
図14 上部に「建物」と入力して「Enter」キーを押す(1)。バージョンによっては、画面の左側で「建物」を選ぶと右側にマンションのイラストが表示される。検索結果にあるマンションのイラストを選んで「挿入」を押す(2)(3)
[画像のクリックで拡大表示]
図15 イラストが配置されたら、内部をドラッグして移動(1)。周囲のハンドル(白丸)をドラッグしてサイズを調整する(2)
図15 イラストが配置されたら、内部をドラッグして移動(1)。周囲のハンドル(白丸)をドラッグしてサイズを調整する(2)
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:2枚目はイラストなしで
グーグル:2枚目はイラストなしで
図16 グーグルスライドに戻り、「+」(新しいスライド)ボタンを押して、2枚目のスライドを追加する
[画像のクリックで拡大表示]
図17 タイトルと箇条書きを入力する(1)。箇条書き書式にはならないので、「・」を入れたいなら自分で入力する。箇条書きの枠をクリックし、「フォントサイズを拡大」ボタンを何度か押す(2)(3)。「アイコン」機能はないので、建物のイラストを入れるなら、自前で用意した画像を「挿入」メニューから挿入する
図17 タイトルと箇条書きを入力する(1)。箇条書き書式にはならないので、「・」を入れたいなら自分で入力する。箇条書きの枠をクリックし、「フォントサイズを拡大」ボタンを何度か押す(2)(3)。「アイコン」機能はないので、建物のイラストを入れるなら、自前で用意した画像を「挿入」メニューから挿入する
[画像のクリックで拡大表示]
図18 ちなみに「フォント」のメニューを開いてみると、パワポより種類が少ないことがわかる。日本語フォントは3種類だ
図18 ちなみに「フォント」のメニューを開いてみると、パワポより種類が少ないことがわかる。日本語フォントは3種類だ
[画像のクリックで拡大表示]

機能はやっぱりパワポが上、スマートアートは百人力

 3枚目のスライドには、概要や手順などをわかりやすく見せるときに欠かせない図表(チャート)を入れる。

 こんなとき、パワポの「スマートアート」機能は百人力。新しいスライドを追加し、中央の「SmartArtグラフィックの挿入」を押して図表の種類を選ぶ(図19、図20)。ここでは「タイムライン」を挿入し、大規模修繕工事のスケジュールを書き込んだ(図21、図22)。

 一方、グーグルスライドにはスマートアート機能がないので、ここではスケジュールを箇条書きにした(図23)。図表が必要なら「挿入」メニューの「図形」で四角形や矢印などを描画する。

 最後の4枚目には、エクセルで作成済みのグラフを入れよう。パワポもグーグルスライドも表やグラフの作成機能を備えているが、作成済みのグラフを使うほうが断然速くて簡単だ。

 パワポではエクセルでグラフ入りのファイルを開き、グラフを選択してコピーする(図24)。そうしたらパワポに切り替えて、枠内にグラフを貼り付ける(図25)。このとき、「元の書式を保持しデータをリンク」形式で貼り付けると、エクセルの更新結果がパワポに自動で反映される。

 グーグルには「グーグルスプレッドシート」(以下、スプレッドシート)という表計算アプリがあり、グーグルスライドはそれとの間でデータをやり取りできる。だが、エクセルのファイルは直接取り込めないので、前準備が必要だ。まずはエクセルファイルをグーグルドライブにアップロード(図26)。それをスプレッドシートで開き、同アプリ独自の形式で保存する(図27、図28)。

 そうしたらグーグルスライドで4枚目のスライドを追加して、「挿入」メニューの「グラフ」→「スプレッドシートから」でスプレッドシート形式のファイルとグラフを指定して取り込む(図29〜図31)。

 エクセルファイルをスプレッドシート形式に変換した時点で、スプレッドシートにない機能は自動補正される。例えば図25のグラフ棒の青いグラデーションは図31のグラフでは単色の青になるといった具合だ。

 4枚目のスライドが完成したら、全体のデザインを変更してスライドを再生してみよう。パワポにもグーグルスライドにも「テーマ」機能があり、用意されたテーマを選ぶだけで4枚全部のデザインが瞬時に変わる(図32~図35)。パワポのテーマは多くのビジネスシーンで見慣れているせいか、グーグルスライドのテーマは新鮮だ。

パワポ:3枚目にはスマートアートを
パワポ:3枚目にはスマートアートを
図19 「新しいスライド」を押して3枚目を追加し(1)(2)、タイトルを入力(3)。枠の中央にある「SmartArtグラフィックの挿入」を押す(4)
[画像のクリックで拡大表示]
図20 左側で「手順」を選び(1)、右側で「タイムライン」を選んで「OK」を押す(2)(3)
図20 左側で「手順」を選び(1)、右側で「タイムライン」を選んで「OK」を押す(2)(3)
[画像のクリックで拡大表示]
図21 タイムラインが表示されたら、「テキスト」とある部分をクリックしてスケジュールを入力していく
図21 タイムラインが表示されたら、「テキスト」とある部分をクリックしてスケジュールを入力していく
[画像のクリックで拡大表示]
図22 右端の枠を選択し(1)、「SmartArtのデザイン」タブ(バージョンによっては「SmartArtツール」の「デザイン」タブ)の「図形の追加」をクリック(2)(3)。枠が追加されたら、残りのスケジュールを入力していく
図22 右端の枠を選択し(1)、「SmartArtのデザイン」タブ(バージョンによっては「SmartArtツール」の「デザイン」タブ)の「図形の追加」をクリック(2)(3)。枠が追加されたら、残りのスケジュールを入力していく
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:3枚目は箇条書きで済ませる
グーグル:3枚目は箇条書きで済ませる
図23 「+」ボタンを押して3枚目を追加し、タイトルを入力(1)(2)。スマートアートは使えないので、スケジュールは図17と同様に箇条書きにする(3)。図形を使いたければ「挿入」メニューの「図形」で矢印や円、テキストボックスなどを描画する
[画像のクリックで拡大表示]
パワポ:4枚目にはエクセルのグラフを
パワポ:4枚目にはエクセルのグラフを
図24 事前アンケート結果のエクセルファイル(本誌ホームページに用意)を開く。グラフの余白部分を右クリックして「コピー」を選ぶ(1)(2)
[画像のクリックで拡大表示]
図25 パワポに戻り、「新しいスライド」を押して4枚目を追加し、タイトルを入力する(1)(2)。中央の枠内を右クリックして「貼り付けのオプション」にある「元の書式を保持しデータをリンク」を選ぶ(3)(4)。この方法だと、エクセルファイルでの更新がパワポにも反映される
図25 パワポに戻り、「新しいスライド」を押して4枚目を追加し、タイトルを入力する(1)(2)。中央の枠内を右クリックして「貼り付けのオプション」にある「元の書式を保持しデータをリンク」を選ぶ(3)(4)。この方法だと、エクセルファイルでの更新がパワポにも反映される
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:エクセルファイルを変換する
グーグル:エクセルファイルを変換する
図26 図10で開いたグーグルドライブのウインドウに、事前アンケートのエクセルファイルをドラッグしてアップロードする
[画像のクリックで拡大表示]
図27 アップロードされたファイルを右クリックして「アプリで開く」→「Googleスプレッドシート」を選ぶ(1)〜(3)
図27 アップロードされたファイルを右クリックして「アプリで開く」→「Googleスプレッドシート」を選ぶ(1)〜(3)
[画像のクリックで拡大表示]
図28 新規タブでファイルが開いたら、「ファイル」メニューから「Googleスプレッドシートとして保存」を選ぶ(1)(2)。これで元のエクセルファイルとは別に、スプレッドシート形式のファイルがグーグルドライブ上に作られる
図28 新規タブでファイルが開いたら、「ファイル」メニューから「Googleスプレッドシートとして保存」を選ぶ(1)(2)。これで元のエクセルファイルとは別に、スプレッドシート形式のファイルがグーグルドライブ上に作られる
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:4枚目にグラフを貼り付ける
グーグル:4枚目にグラフを貼り付ける
図29 「+」を押して4枚目のスライドを作り、タイトルを入力(1)(2)。「挿入」メニューから「グラフ」→「スプレッドシートから」を選ぶ(3)〜(5)
[画像のクリックで拡大表示]
図30 先ほど変換したスプレッドシート形式のファイルを選んで「選択」を押す(1)(2)。続く画面でグラフを選んで「インポート」を押す(3)(4)。なお、エクセル形式は選択できないので注意する
図30 先ほど変換したスプレッドシート形式のファイルを選んで「選択」を押す(1)(2)。続く画面でグラフを選んで「インポート」を押す(3)(4)。なお、エクセル形式は選択できないので注意する
[画像のクリックで拡大表示]
図31 グラフが挿入されたら、上辺中央のハンドル(小さな四角形)をドラッグして大きさを調整する
図31 グラフが挿入されたら、上辺中央のハンドル(小さな四角形)をドラッグして大きさを調整する
[画像のクリックで拡大表示]
パワポ:テーマを変えてスライドを再生
パワポ:テーマを変えてスライドを再生
図32 1枚目のスライドに切り替えて(1)、「デザイン」タブの「テーマ」から好みのデザイン(ここでは「オーガニック」)を選ぶ(2)〜(4)
[画像のクリックで拡大表示]
図33 4枚ともデザインが変わる。文字がはみ出したら「フォントサイズの縮小」ボタンなどで大きさを調整する。「スライドショー」タブの「最初から」を押すと(1)(2)、全画面でスライドが再生され、クリックするたびに次のスライドへと移る
図33 4枚ともデザインが変わる。文字がはみ出したら「フォントサイズの縮小」ボタンなどで大きさを調整する。「スライドショー」タブの「最初から」を押すと(1)(2)、全画面でスライドが再生され、クリックするたびに次のスライドへと移る
[画像のクリックで拡大表示]
グーグル:テーマや再生もほぼ同じ手順
グーグル:テーマや再生もほぼ同じ手順
図34 1枚目のスライドに切り替えて、「テーマ」をクリック(1)。右側の「テーマ」パネルから「モメンタム」を選ぶ(2)。「プレゼンテーションを開始」を押すと(3)、新しいブラウザーウインドウが開いて再生される
[画像のクリックで拡大表示]
図35 再生中の画面。左下のコントローラーで停止などができる
図35 再生中の画面。左下のコントローラーで停止などができる
[画像のクリックで拡大表示]

タブレット&グーグルで作りパワポで仕上げる手もアリ

 2つのプレゼンソフトを比較すると、パワポは機能が充実している分、めったに使わない機能も多く、使いたい機能を探すのが大変だ。その点、グーグルスライドは機能や操作がシンプルでわかりやすい。スマホのような小さな画面ではグーグルスライドのほうが使い勝手がいいくらいだ。

 グーグルスライドで作成したスライドはパワポ形式でダウンロードできる(図36)。出張中にアンドロイドのタブレットを使ってグーグルスライドでプレゼン資料のベースを作り、帰社したら会社のパソコンのパワポで仕上げるといった“二刀流”の使い方もできる。

グーグル:パワポ形式でダウンロードする
グーグル:パワポ形式でダウンロードする
図36 「ファイル」メニューの「ダウンロード」→「Microsoft PowerPoint(.pptx)」を選ぶと(1)〜(3)、パワポ形式でダウンロードできる
[画像のクリックで拡大表示]