2021年8月4日発売の「日経トレンディ2021年9月号」では、「道の駅&サウナ 最強ランキング」を特集。中国エリアの「道の駅」ランキングで、トップに輝いたのが「萩し-まーと」(山口県)だ。250種類にも及ぶ地魚を買える鮮魚店や、いつでも旬の魚料理を味わえる飲食店が大きな魅力で、地元客からも観光客からも支持を得ている。
※日経トレンディ2021年9月号の記事を再構成
中国エリアのランキングで1位を獲得した山口県の道の駅「萩しーまーと」は、2001年に開業。15年には売上高が10億円を超えるなど全国的な人気を得ている。
山口県「萩しーまーと」(中国1位)
最大の魅力は、日本有数の漁場である萩の地魚を買える点だ。施設内には直営店に加えて、「さかなや三共」「萩魚」「えびすや」という4つの鮮魚店が並ぶ。
250種類にも及ぶ萩産の魚を各店が独自に仕入れて販売する仕組みで、全体の8割が地元産、県外他地域産は2割となっている。駅長の山口泉氏は、「スーパーマーケットとは一線を画す品ぞろえによって地元客、観光客の両方に支持されている」と語る。
直営店の店頭を眺めると、ノドグロやアマダイの開きが250~600円程度で売られており、思わず「安い!」とうなった。実は小ぶりなアマダイを購入できるのは珍しいという。「大きなサイズのものは値が付きやすく、首都圏などにも出荷され流通するが、小ぶりなサイズは産地で消費される。味は劣らず、価格も安く手に入る」(山口氏)
スルメイカの調味料がヒット 地魚のグルメにも大満足
萩しーまーとからヒット商品も生まれている。代表格は、萩沖で取れたスルメイカを活用して作ったオリジナル調味料の「いかたっぷりXO醤」。フライドオニオン、干しエビにイカを加えたことで食感や味に深みが増している。
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