2021年8月4日発売の「日経トレンディ2021年9月号」では、「道の駅&サウナ 最強ランキング」を特集。驚きのサービスを提供する異色のサウナが増えている。中には、「何時間かけてでも行きたい」と全国から人を集め、予約制で入浴がプラチナ化している施設もある。そんないち早く知りたいトレンドサウナの中から、ここでは、雄大な自然を取り入れ、海を水風呂として利用できる「サウナ宝来洲」を取り上げる。

※日経トレンディ2021年9月号の記事を再構成

新潟県柏崎市にある「サウナ宝来洲」。窓から海を眺める絶景のサウナ室では、波音のBGMでも癒やされる
新潟県柏崎市にある「サウナ宝来洲」。窓から海を眺める絶景のサウナ室では、波音のBGMでも癒やされる

前回(第3回)はこちら

 立地を生かし、無二の個性を打ち出すサウナが増えている。雄大な自然を取り入れる例はその代表格。中でも重視する人が多い水風呂を、海や川など自然と融合させた異色サウナが、次のトレンドに名乗りを上げている。

海が水風呂代わりに 自然近接型のサウナ

 日本海を水風呂に仕立てたのが、海水浴で有名な新潟県柏崎市の鯨波(くじらなみ)海水浴場にある「サウナ宝来洲(ホライズン)」。2021年6月にオープンした。

■サウナ宝来洲とその特徴
■サウナ宝来洲とその特徴
●住所/新潟県柏崎市鯨波2-3-6 ●アクセス/ JR信越線鯨波駅より徒歩約3分、北陸自動車道 米山ICから約5分 ●料金/ 3000円(税込み。2時間1枠)から

 鯨波海水浴場の道路側、砂浜直結の場所にサウナ室を備える建物を建設。サウナ室で温まったら、そこから砂浜を波打ち際まで歩いていき、日本海にダイブできるという流れだ。海の家から海水浴をしに出る感覚に近い。砂浜にはビーチチェアやベッドも置かれ、水風呂ならぬ“海風呂”を十分満喫したら、その場で潮騒をBGMに外気浴もできる。

サウナ室の眼前の砂浜を抜けて波打ち際へ。温まったら日本海にダイブして体を冷ませる
サウナ室の眼前の砂浜を抜けて波打ち際へ。温まったら日本海にダイブして体を冷ませる
海水浴が水風呂代わりに。歩いている間に感じる海風も心地よい
海水浴が水風呂代わりに。歩いている間に感じる海風も心地よい
サウナ室のある建物の屋上でも外気浴ができる。景観が良く、海風も感じる。建物の横ではバーベキューができるスペースもある
サウナ室のある建物の屋上でも外気浴ができる。景観が良く、海風も感じる。建物の横ではバーベキューができるスペースもある

 サウナ室は、まきストーブとサウナストーンを使い、セルフロウリュができるフィンランド式サウナだ(記事トップの画像を参照)。窓からは、鯨波の海岸と水平線を一望できる。

外気浴スペースでは今後、夜間に会員制バーの運営なども検討
外気浴スペースでは今後、夜間に会員制バーの運営なども検討

 運営するのは、サウナ宝来洲と道路を挟んで陸側にある旅館「小竹屋旅館」で、その浴室やパウダールームなどの設備が利用可能。宿泊とセットでサウナに入ってもよい。

この記事は会員限定(無料)です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
1
この記事をいいね!する

日経トレンディ7月号

【最新号のご案内】日経トレンディ 2023年7月号
【巻頭特集】ずるい!ChatGPT仕事術
【第2特集】得する旅行術
【第3特集】シン・ツーリズム
【SPECIAL】山田涼介インタビュー
発行・発売日:2023年6月2日
特別定価:850円(紙版、税込み)
Amazonで購入する