マーケターの仕事と人生を変えた映画

マーケティング分野で活躍する仕事人12人がお薦めの映画を紹介する本企画。今回はプリファード・ネットワークスCMOの富永朋信氏とバニッシュ・スタンダードの木崎大佑氏が厳選した。米ロサンゼルスにあるグリフィス天文台が舞台となった映画も名を連ねた。

『ラ・ラ・ランド』『イエスマン』の舞台となったグリフィス天文台(写真/Shutterstock)
『ラ・ラ・ランド』『イエスマン』の舞台となったグリフィス天文台(写真/Shutterstock)
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【この記事で紹介する映画】
『ラ・ラ・ランド』
『ジャッジ!』
『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』
『ボビー・フィッシャーを探して』
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』

前回(第5回)はこちら

富永朋信氏、お薦めの3本


富永朋信氏

プリファード・ネットワークス 執行役員CMO(最高マーケティング責任者)
早稲田大学卒業後、日本コカ・コーラなど9社でマーケティング業務を歴任。うち、西友、ドミノ・ピザジャパン、Preferred Networksなど直近4社では最高マーケティング責任者を拝命。マーケティングの核=人間理解という考え方に基づき、企業におけるマーケティングの実践、ブランド戦略、コミュニケーション設計、人事研修の設計実施など多岐にわたるアドバイザリー業務を行う。政府系機関のオフィシャル広報アドバイザー(全世代型社会保障に関する広報の在り方会議 構成員、厚生労働省年金広報検討委員など)多数拝命。日経クロストレンド アドバイザリーボード。日経COMEMOキーオピニオンリーダー。マーケターキャリア協会などマーケティング系団体・カンファレンスのアドバイザリーボード、議長などを多数拝命。著書に『「幸せ」をつかむ戦略』(日経BP、ダン・アリエリーとの共著)など。
詳しいプロフィル


【仕事に効く】相手の対人感覚を見抜くのにうってつけ

『ラ・ラ・ランド』
デイミアン・チャゼル、2016年

 面接を通じて一緒に仕事をする人を選ぶとき、読者の皆さんは何を基準に決められますか? スキルや経験が重要なのはもちろんですが、「どんな価値観を持っているか」とか「どんな対人感覚を持っているか」ということも同じくらいに大事なのではないかと思います。問題はこれらの要素は定量化したり、エビデンスベースで説明するのが難しいこと。限られた時間内での質疑で見抜くのは困難を極めます。

 そこで私はキャンディデイト(候補者)の方に物語を提示し、それらの登場人物のうち、誰が好きか、それはなぜか、という質問をします。その答えを通じて、彼または彼女の感覚や価値観が私のそれとフィットしているかを推し量る、という次第。

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