※日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成
日経エンタテインメント!「タレントパワーランキング2021」の「ジャニーズ編」では、2021年3月、惜しまれつつ表舞台を去った長瀬智也が初の首位となり、新会社で再出発したTOKIOメンバーにも高い関心が見える結果が出た(調査は21年2月)。若手ではKing&Princeが一歩リードしている。
20年まで11年連続で首位だった嵐。活動休止期間に入った21年、代わってそこに浮上したのは、TOKIOの長瀬智也だった。
21年3月31日をもってジャニーズ事務所を退所し、裏方としての道を選んだ長瀬。調査時期だった2月は、ラストドラマである『俺の家の話』が放送されていたタイミング。作品そのものの人気に加え、刻々と迫る“表舞台から去る日”を惜しむ思いが、注目と関心を膨らませたと言えそうだ。
2位以下は嵐のメンバーがズラリ。20年と比べて順位が下がったメンバーもいるが、注目したいのはスコア自体が上がっている点。5人平均1.9ポイントの上昇で、なかでも4.7と最も上げ幅が高かった松本潤は「急上昇ランキング」でも10位に入った。グループ活動休止となっても強さは健在であることを示した。
TOKIOの動きに高い関心
長瀬以外のTOKIOメンバーも松岡昌宏が11位(4ランク ↑)、城島茂が13位(6ランク ↑)、国分太一が22位(2ランク ↑)と全員の順位がアップ。個人よりグループ名の「TOKIO」が7位と高いのは、センターだった長瀬が抜けてグループの形が変わってしまうことへの関心とも読み取れる。
TOKIOはジャニーズ事務所の関連会社として「株式会社TOKIO」を設立し、城島・松岡・国分は4月1日から同社に移籍すると20年7月に発表した。発表後のスコアは、発表前より4ポイント上昇。彼らが進んでいる道は、ジャニーズとして初めての展開例でもあるだけに、多くの人が注目しているのは間違いなさそうだ。
グルーブではV6も4ランクアップの17位に。彼らは21年11月1日をもってメンバーの森田剛が事務所を退所することと、グループが解散することを21年3月に発表しているが、今回はその発表前の結果。20年迎えたデビュー25周年にからみ、この1年はグループ活動を多く目にしたことがスコアに反映したと思われる。記念ライブの配信や人気特番『V6の愛なんだ2020』が放送された20年11月は、ここ1年で最も高い31.4をマーク。アニバーサリー行事は終わったものの、ラストデーに向けては様々な企画がありそうなことから、今後はさらにスコアが上昇することが予想される。
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