※日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成

コロナ禍の2021年、音楽アーティストの人気はどう動いたのか――日経エンタテインメント!の「タレントパワーランキング2021」の「音楽編」では、米津玄師が、サザン、星野源を押さえ初のトップに。あいみょんも大幅アップで初のトップ5に入った。急上昇では、LiSAが2年連続で1位に。DISH//、JUJU、ヒゲダンもスコアを伸ばした。

音楽活動が過去2年ない人は除く。スコアは少数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた
音楽活動が過去2年ない人は除く。スコアは少数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めて付けた

 音楽編を見ると、ストリーミングサービスや配信ライブなどで話題となったアーティストの人気が目立っており、明らかにコロナ禍で加速されたことが分かる。そんななかで米津玄師が初の首位となった。約3年ぶりのアルバム『STRAY SHEEP』がCDとデジタル合わせて200万を超える大ヒット、そのタイミングで全曲をストリーミング解禁したことも各メディアのトップニュースに並んだ。今年30歳となった米津だが、同年代だけではなく全年代で人気なのが大きな強みだ。

 2位のサザンオールスターズと3位の星野源は上位常連。昨年はステイホーム期間中に、サザンは無観客の配信ライブを開催し約50万人が視聴、星野は『うちで踊ろう』の弾き語り動画がSNS上で大流行したことで、改めて人気者であることを印象づけた。

 4位のあいみょんは、前年の39位から急上昇。これまで10代、20代中心だった人気が全年代に広がった。ドラマ主題歌となった『裸の心』のヒットや、本人が弾き語りをするキリンビールCMへの出演、さらにはDISH//に提供した『猫』のロングヒットなど、多面的な活躍で、『マリーゴールド』でブレイクした3年前より確実にステップアップしている。

16年にシングル『生きていたいんだよな』でメジャーデビュー。18年の『マリーゴールド』のヒットで紅白歌合戦に初出場。20年9月リリースのアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』がロングヒット中
16年にシングル『生きていたいんだよな』でメジャーデビュー。18年の『マリーゴールド』のヒットで紅白歌合戦に初出場。20年9月リリースのアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』がロングヒット中

 過去10年間で自身最高値となる32ポイントをマークしたのが11位のMISIA。2018年の『アイノカタチ』以降徐々に人気を高め、昨年は中国のオーディション番組への挑戦や、『NHK紅白歌合戦』での大トリでの熱唱が大きな話題を呼んだ。

98年に『つつみ込むように…』でデビュー、収録アルバムが250万超のヒットに。以降、『Everything』『逢いたくていま』『アイノカタチ』などドラマ主題歌が大ヒット。チャリティーにも積極的
98年に『つつみ込むように…』でデビュー、収録アルバムが250万超のヒットに。以降、『Everything』『逢いたくていま』『アイノカタチ』などドラマ主題歌が大ヒット。チャリティーにも積極的

 バンドで大きくジャンプアップしたのが、23位のOfficial髭男dism。19年の『Pretender』が史上初の5億回再生を突破、20年の『I LOVE…』が3億回突破と、ストリーミングにおいては驚異的な強さを見せていることもあり、10代ではTOP10クラスの人気だ。ジャニーズの中では9位のKinKi Kidsがトップに。他のジャニーズ勢は総じて10代20代に人気が突出するのに対し、KinKi Kidsの場合は10代から50代まで人気が幅広いためTOP10入りしている。

 ちなみに今回初調査となった瑛人は22.2ポイント、YOASOBIは20.9ポイント。どちらも、前回調査した20年2月以降に彗星のごとく現れたため、実質的には20ポイント以上の急上昇と言えるだろう。

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