※日経エンタテインメント! 2021年7月号の記事を再構成
今もっとも注目される女優は誰なのか――日経エンタテインメント!の「タレントパワーランキング」の「女優編」では新垣結衣と綾瀬はるかの2強時代が続き、2021年は綾瀬が首位に。北川景子や長澤まさみなど上位陣で数字を上げる例も目立つ。急上昇ランキングでは若手と実力派が肩を並べた。
今年の女優部門1位は、昨年2位だった綾瀬はるか。今年1月期に放送された主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』は、最終回の視聴率が20.1%を記録するなど好評で、女優1位返り咲きの要因の1つとなった。綾瀬は、NHK大河ドラマ『八重の桜』に主演した13年から16年まで4年連続トップとなったほか、18~19年にも1位だった。
17年と20年に1位だったのは、ともに新垣結衣で、21年は2位となった。今年に入って連ドラ出演や映画公開などの大きな動きがなかったことからこの順位になったと考えられるが、女優部門では依然としてこの2人が高いタレントパワーを示している。新垣は22年放送予定の『鎌倉殿の13人』で大河ドラマ初出演を予定しており、再び巻き返しが期待できそうだ。
昨年から順位を2つ上げ、2年ぶりにトップ3入りしたのが北川景子。パワースコアが昨年比で6.3ポイント上昇していて、上位陣の中では伸び率が大きかった。この1年は今年2月に主演映画『ファーストラヴ』が公開されたほか、『約束のネバーランド』(20年12月)、『さんかく窓の外側は夜』(21年1月)などにも出演してコンスタントな活躍を見せた。
1月に公開された主演映画『花束みたいな恋をした』が興行収入38億円を突破した有村架純も順位をアップして4位。20年10月期は連ドラ『姉ちゃんの恋人』に主演するなど、主演女優としてしっかりとした活動をしており、総合でも初のトップ10入りとなった。
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