ライオン、サッポロは顧客の好みをどう把握? データ活用を加速(画像)

脱クッキー時代を見据え、日用品や飲料メーカーが独自に顧客データを集め、活用方法を探る取り組みを加速している。ライオンは自らコンテンツを企画・編集するオウンドメディアの機能を強化し、ネットを通じて消費者に直接アプローチする。サッポロビールは顧客情報の一元化を目指す。

ライオンのオウンドメディア「Lidea(リディア)」。日々の生活にまつわる多彩なノウハウを紹介している
ライオンのオウンドメディア「Lidea(リディア)」。日々の生活にまつわる多彩なノウハウを紹介している

 「メイク&会話のプロに聞く!オンライン会議で好印象を与える極意」「スポーツをする人は気をつけて!歯の健康を守る3つのポイント」――。

前回(第9回)はこちら

 これらは、ライオンが運営するオウンドメディア「Lidea(リディア)」で掲載されている記事のタイトルだ。2014年から記事の定期配信を始めており、これまでに累計で700本を超える記事を載せてきた。ジャンルは洗濯や掃除、キッチン、歯と口の健康などに及ぶ。

 オウンドメディアの運営と、ネット利用者を追跡する「サード・パーティー・クッキー」の規制強化の流れに直接的な関係がない。ライオンはこれまでのネットマーケティングで、ターゲティング(追跡型)広告の活用は「とても少ない状況にある」と説明。その上で「(事業者自ら主体的に取得する)ファースト・パーティー・クッキーを軸としてリディアでコミュニケーションをしていきたい」と話す。

Lideaのスマートフォン向け画面。今後は記事閲覧記録を通じて読者の嗜好をさらに分析する取り組みを進める
Lideaのスマートフォン向け画面。今後は記事閲覧記録を通じて読者の嗜好をさらに分析する取り組みを進める

 リディアには自社商品のPRにつながる記事もあるが、それ以外の日々の生活にまつわる多彩なノウハウを中心に構成している。これまで日用品などの消費財や飲料のメーカーが注力してこなかった顧客嗜好の把握に狙いを定めているからだ。

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