キャンプグッズは災害時に役立つものも多い。ソロキャンデビューするなら、命を守るための備えも一緒に考えておくといい。また、「ローリングストック」を基本とする非常食にも新潮流が生まれている。近年の非常食の進化は著しく、普段から食べたい商品が増えている。

※日経トレンディ2021年7月号の記事を再構成

前回(第6回)はこちら

 快適な睡眠を確保するためのテントやシュラフ(寝袋)、屋外でも使いやすい調理グッズなどは、キャンプでも災害時にも役に立つ。そうした基本グッズに加えて、いざというときに命を守るためのグッズもそろえておきたい。

 生死を左右するシーンで、自分の命を救うために必須なのがホイッスル。何かの下敷きになったとき、自分の存在を伝えるために持っておく。スマホで音を鳴らす方法もあるが、アウトドア防災ガイドのあんどうりす氏は、「被災時にスマホの充電は貴重。それを消費しないためにも、できるだけスマホを使わないのが鉄則」と言う。

 そのスマホは情報収集に欠かせず、被災時には命綱とも呼ぶべき重要な存在。充電器は複数回充電できる高性能なものを携帯すべきだ。位置共有アプリもキャンプ、災害発生時に連絡が取れないときの双方で役立つ。普段からインストールしておいて損は無い。

人に聞こえやすい音が出せる 緊急時に活躍するホイッスル
緊急用愛の笛 ヘルピ~(相日防災)

 耳に最も聞こえやすいという3200ヘルツ付近の音が出せるというホイッスル。「弱い吐息でも大きい音を出せて、本体の強度も強い。玉の振動で音を出すわけでないので、濡れても音が出ることも大事なポイント」(あんどう氏)。実勢価格352円(税込み)。

首からぶら下げられるひもも付属。留め具は引っ張れば外れる仕様で、首が絞まる恐れがない
首からぶら下げられるひもも付属。留め具は引っ張れば外れる仕様で、首が絞まる恐れがない

トレッキング用の軽量折り畳み傘 カーボン骨8本で強風にも耐える
トレッキングアンブレラL(モンベル)

 重さが170グラムに抑えられ、トレッキングに適した軽い折り畳み傘。バッグに入れっぱなしにしておいても、荷物が重くならないので普段使いにもよい。使用時の直径は104センチメートルと大きめ。実勢価格5830円(税込み)。

カーボン骨を8本使用しており強度も高い
カーボン骨を8本使用しており強度も高い

重要な臭い対策に優れる 防臭袋付きの非常用トイレセット
BOS 非常用 臭わないトイレセット 5回分
(クリロン化成)

 汚物袋と凝固剤に加え、臭い漏れを防ぐ防臭袋などの非常用トイレセット。1日分の使用目安となる5回分に加え、400回分まで幾つかのセットから選べる。普段は1~2個持ち歩いておくとよい。実勢価格864円(税込み)。

排せつ後は、取り出した汚物袋を防臭袋に入れて廃棄する
排せつ後は、取り出した汚物袋を防臭袋に入れて廃棄する

常に位置情報を共有できる 防災や見守りに使えるアプリ
Life360(Life360)

基本機能は無料で、メンバーの移動履歴を遡れるなどの有料機能もある
基本機能は無料で、メンバーの移動履歴を遡れるなどの有料機能もある

 家族や友人など、事前に登録した人の位置情報をリアルタイムで確認できるアプリ。被災して連絡が取れないときに役立つ。特定の位置に到着したら通知する機能もあり、防災だけでなく子供や高齢の親の見守りにも使える。無料(一部有料コンテンツあり)。

1台2役のバッテリー スマホを2回充電
Anker PowerCore Fusion 10000(アンカー・ジャパン)

約10000mAhのバッテリーの容量、最大20ワットの出力などが特徴
約10000mAhのバッテリーの容量、最大20ワットの出力などが特徴

 USB急速充電器とモバイルバッテリーの2役を1台で担える「PowerCore Fusion」シリーズの最上位モデル。満充電で、「iPhone 12」なら2回以上充電できるという。実勢価格4790円(税込み)。

このコンテンツ・機能は会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
2
この記事をいいね!する