日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2023年度末「ホンダ×JAXA、月面の循環型再生エネルギーシステムに向けた試作機」など19件の情報を追加した。
【2023】
2月1日 テンピュール、マットレスや電動リクライニングベッドなどを発売
テンピュール・シーリー・ジャパンは「未来の睡眠」をテーマに、マットレスや電動リクライニングベッドなどの新製品を発売する。マットレスを20%軽量化し、体圧分散性も20%向上させた。また、10倍の通気性で寝床内温度をマイナス2度調整できる。寝心地は、4つのかたさと3つの厚さから選べる。電動リクライニングベッドは折りたたみタイプにすることで、搬入や模様替え、住み替え時の移動を容易にできるという。継ぎ脚の高さが選べ、さまざまな生活空間や様式に対応する。

2月1日 NTT東日本、「地域循環型ミライ研究所」を設立
NTT東日本は「地域循環型ミライ研究所」を設立する。同研究所は、地域の未来を支える人々と手を取り合い、地域資産の調査や研究を通じて、地域の魅力を再発見する。地域政策をともに検討・立案し、地域社会に実装されるまで向き合うという。
2月1日 伊勢丹新宿店、「ISETAN モルトフェスティバル」を開催
伊勢丹新宿店(東京都新宿区)本館地下1階の「グランドカーヴ 洋酒コーナー」で、ビールとウイスキーをめいっぱい楽しめる「ISETAN モルトフェスティバル」が開催される。モルト(大麦麦芽)を主原料とするビールとウイスキーの魅力が楽しめる。期間中は奥深いビールとウイスキーの世界について楽しめるセミナーや有料試飲会を開催。希少な限定商品の抽選販売やイベント時限定のウイスキーを多数用意する。23年2月7日まで。
2月3日 Apple、M2 Pro及びM2 Max搭載のMacBook Proを発売
Appleは次世代のプロ向けシリコンM2 Pro及びM2 Maxを搭載した、新しい14インチと16インチのMacBook Proを発売する。より電力効率の高いパフォーマンスとバッテリー駆動時間をユーザーにもたらすという。同社によると、エフェクトのレンダリングは最も速いIntel搭載のMacBook Proより最大6倍速く、カラーグレーディングは最大2倍速くなったという。16インチモデルは最大で約22時間のビデオ再生が可能。Wi-Fi 6E3、8Kディスプレーに対応する。予約は23年1月17日から受け付けている。
2月3日 ソニー、耳の前にスピーカーが浮くデザインのヘッドホンを発売
ソニーは、耳の前にスピーカーが浮くデザインのオフイヤーヘッドホン「Float Run(フロートラン)」を発売する。イヤーハンガー(耳にかける部分)を含めた本体の設計は、誰にでもフィットしやすいデザインとした。長時間でも快適に装着でき、激しく動いても安定して装着できるという。高音質で、耳の中に何も入れない快適な装着感とした。ランニングなどのスポーツ時、ながら聴きなどに使用するスタイルのヘッドホンとしても提案する。
2月21日 「真空断熱炭酸ボトル<コカ・コーラ オフィシャル>」が発売
タイガー魔法瓶は、冷たさを保持したまま炭酸飲料を持ち運べる「真空断熱炭酸ボトル<コカ・コーラ オフィシャル>(保冷専用) 」を発売する。同社の真空断熱炭酸ボトルの独自技術はそのまま、「コカ・コーラ」を象徴するカラー「コークレッド」のボトルとした。本体正面には「コカ・コーラ」のロゴを、背面には「コカ・コーラ」オフィシャルデザインの証であるアーデンスクエアロゴと「It’s the real thing.」をあしらった。
パナソニック、「衣類スチーマー NI-FS790」など3機種を発売
【2023】
2月上旬 「ボールド ジェルボール4D」がシワ防止効果を加えて刷新
P&Gジャパンは、衣料用洗剤「ボールド ジェルボール4D」シリーズを刷新して発売する。同シリーズ史上最高レベルの「シワ防止効果」に加え、「香り長続き」「消臭」「ふんわり柔らか」と4つの柔軟剤効果を一粒に搭載した。忙しいときの煩わしいアイロンがけやシワ伸ばしの手間を軽減するという。
2月 環境配慮素材使用した「コールマングリーンレーベル」が登場
コールマンは地球の未来を守るために同社が進める取り組み「コールマングリーンレーベル」を展開する。第1弾として、リサイクル生地を使用したティピー型テントやヘキサタープを順次発売する。「ワイドティピー/3025(グレージュ)」「XPヘキサタープ/MDX(グレージュ)」「ティピー/ST(グレージュ)」の3品目。同社はSDGs(持続可能な開発目標)に対する認知率が拡大していく中で、地球の未来を守るために環境配慮素材使用し、社内基準をクリアした製品を“コールマングリーンレーベル”として認証している。
3月1日 パナソニック、「衣類スチーマー NI-FS790」など3機種を発売
パナソニックは衣類スチーマーの新製品として、スチーム量を従来比の約36%向上させた「NI-FS790」ほか計3機種を発売する。同製品はハンガーにかけたまま短時間で衣類のシワをしっかりのばせるように、パワフルスチームのスチーム量を平均約15グラム毎分とした。軽量なボディーで、立ち上がりの速度を約19秒とした。また、独自技術の360度パワフルスチームなどの機能を備えた。ニットなどの繊維がのびた部分にスチームを浸透させることで衣類がふっくらし、元の形状へ近づくという。
3月5日 「ノエビア レイセラ UVスティック スムース」が発売
ノエビアはサンケアシリーズ「レイセラ」から、体と顔用のスティック状の日やけ止め「ノエビア レイセラ UVスティック スムース」を発売する。全国の販売店や通信販売で扱う。最高レベルのUVカット力で、スムースパウダーによるさらさらな使用感とした。持ち歩きしやすいコンパクトサイズで、外出先でも手を汚さずに重ね塗りできる。SPF50+・PA++++のウォータープルーフタイプで、うるおいながらからだと顔を守るという。
3月10日 クラシエホームプロダクツ、「ナイーブ」を刷新して発売
クラシエホームプロダクツは、洗う成分が100%植物生まれのボディーソープ「ナイーブ」の各アイテムの機能を強化して刷新する。汗や皮脂による臭い汚れを洗い流す「泡で出てくるボディソープ(ディープクリア)」を発売する。パッケージの前面には、分かりやすく機能を表記した。
3月上旬 キリンビバレッジ、「R100ペットボトル」を使用した製品を拡大
キリンビバレッジはキリンビバレッジ湘南工場(神奈川県寒川町)で、リサイクルレジンを100%使ったペットボトルのプリフォームの製造を開始する。リサイクルレジンは、使用済みのペットボトルを粉砕・洗浄してつくられたPET容器の原料となる樹脂。プリフォームは、膨らませる前のペットボトルの原型。リサイクルレジンの製造工程ではバージンレジンと比べ、温暖化ガスの排出量を50~60%削減できる(「キリングループ環境報告書2022」比)という。今後は、再生PET樹脂を100%使用した「R100ペットボトル」を使用した製品の展開を拡大する。
3月中旬 東芝LS、冷凍冷蔵庫「VEGETAベジータ」の旗艦モデルを発売
東芝ライフスタイルは冷凍冷蔵庫「VEGETAベジータ」の旗艦モデルとなる6ドアタイプ「FZSシリーズ」3機種を発売する。食品のおいしさを損なうことなく急速冷凍できる「おいしさ密封 急冷凍」を搭載した。「W-UV除菌」「Ag+マルチバイオ脱臭」を冷蔵室に採用し、清潔性を向上。音声アナウンスには、洗濯機やオーブンレンジの運転終了、ごみの日などのイベントを知らせるサポート機能を追加した。
23年秋、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」開業
【2023】
4月10日 ロゼット、イオウを配合したスキンケアブランド「iow」を発売
ロゼットは、肌あれやニキビを予防する新スキンケアブランド「iow(イオウ)」を新たに展開する。洗顔パウダー、薬用美容水、酵素パックの3アイテムを発売する。全国のバラエティーショップ(一部店舗を除く)、ロゼットの通信販売や公式オンラインショップで扱う。使う楽しさと美しくなる体感を提供する。
5月1日 ポーラ、チュアブル錠「ヒート チェンジ タブレット」を発売
ポーラは、「ヒート チェンジ タブレット」(1グラム×30粒、お徳用:1グラム×90粒)を発売する。なめて溶かすことで、じんわり温まるチュアブル錠がダイエットをサポートする。全国のポーラビューティーディレクター、ポーラショップ、旗艦店「ポーラギンザ」、百貨店などのポーラコーナー、ポーラ公式オンラインストアなどで扱う。同社のオリジナル成分「BRE3エキス」や藤茶エキス、ギニアショウガエキスなどをバランスよく配合した。
11月 ホテルロイヤルオリオン、「オリオンホテル那覇」として刷新
オリオンビールのグループ会社「ホテルロイヤルオリオン」は、ホテルの名称を「オリオンホテル那覇」(那覇市)に改め、刷新する。“Inspiring”をコンセプトに、これまで親しまれてきたものや愛されてきたものを大切に継承しながら、そこに新しさを加えるという。オリオンビールが手掛けるホテルとして、「知っているけど、新しい」オリオンビール体験と沖縄ステイを創造し、ビールや沖縄の新しい魅力や楽しみ方を提案する。同ホテルは1975年に開業した。23年3月1日から全館休業する。
秋 森ビル、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を開業
森ビルが参加組合員として参画し、虎ノ門1・2丁目地区市街地再開発組合が推進する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(東京都港区)が23年秋に開業する。地上49階、地下4階、高さ約266メートル、多用途複合の超高層タワーとなる。駅と街の一体的な開発で、交通結節機能を強化。エリア全体の回遊性の向上とにぎわいの創出、六本木ヒルズに匹敵するスケールとインパクトを誇る街への貢献を目指す。
【2024】
2023年度末 ホンダ×JAXA、月面の循環型再生エネルギーシステムに向けた試作機
Hondaは、JAXAと月面探査車両の居住スペースとシステム維持に電力を供給するための「循環型再生エネルギーシステム」について研究開発契約を締結したと23年1月に発表。23年度末までに初期段階の試作機である「ブレッドボードモデル」の製作を目指す。宇宙で使用するシステムは、開発段階に応じて「ブレッドボードモデル」→「エンジニアリングモデル」→「フライトモデル」などと段階を踏んで試作機を製作し、開発が進められる。
【2025】
2025年 ダイハツ、25年度までにDXビジネス人材1000人を育成
ダイハツは25年度までに、DX(デジタルトランスフォーメーション)ビジネス人材を1000人の育成を目指す。最終的には全社員をDXビジネス人材化するという。全部署でデジタル技術が活用できることを目指す。同社は、50年にカーボンニュートラルやCASE、MaaSといった環境変化に対応するため、「DXビジョンハウス・DX方針」を新たに策定。25年度までに50人の社内開発者「DDI(Daihatsu Digital Innovators)」の育成を目指す。デジタルツールの積極的な活用を通じ、DXビジネス人材の育成とユーザーへの新しい価値提供を目指す。