日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2023年1月13日「ヤンマーHD、複合施設『YANMAR TOKYO』を東京・八重洲に開業」など20件の情報を追加した。
【2023】
1月1日 「ルイ・ヴィトン×草間彌生」コレクションの第1弾が発売
ルイ・ヴィトンは、日本を代表する世界的アーティストの草間彌生氏とのグローバルなコラボレーションの第1弾を発売する。23年1月1日から同社の公式サイト、1月2日から各店舗で扱う。草間氏を象徴するユニークなデザインが施されたプレタポルテ、バッグ、シューズ、アクセサリー、レザーグッズ、ラゲージ&トランク、フレグランスなどの多彩なバリエーションをそろえる。今回のコラボレーションに着目したポップアップストアも開業を予定する。第2弾の発売は、3月末に予定する。
1月5日 モスバーガー、「シナモロール」をイメージしたシェイクを発売
モスバーガーは、「まぜるシェイク ヨーグルト風味 with わたがし<限定 シナモロール カップ>」を30万食限定で期間限定発売する。全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)で扱う。ピンク色のヨーグルト風ソースに「モスシェイク バニラ」を合わせ、“わたがし”をトッピングした。限定カップには水色を採用。商品全体に白、ピンク、水色を使用することでシナモロールを連想させる見た目とした。さわやかなヨーグルト風ソースが「モスシェイク バニラ」の優しい甘さと合わさった、甘すぎないさっぱりとした味わいに仕上げた。23年2月上旬まで。
1月10日 ゴールドウイン、Goldwin製品の修理代を無料にする取り組み開始
ゴールドウインのオリジナルブランド「Goldwin(ゴールドウイン)」は23年1月10日に申し込みが完了した分から、個人客を対象とした修理代を無料にする取り組みを開始する。Goldwin直営店への持ち込みとインターネットからの申し込みで受け付ける。「雪のある未来を」をテーマとした環境に配慮した取り組みの一環。製品のロングユースを推奨し、まだ使えるウエアの廃棄の削減を目的とする。同サービスは製品の機能の回復を対象とし、消耗品や経年劣化(寿命)による退色や損傷があるもの、模倣品などは対象外となる。
1月11日 スカイマーク、宮古島への乗継運賃を期間限定で引き下げ
スカイマークは、那覇=宮古(下地島)線の乗継運賃を期間限定で6000円から3000円に値下げする。福岡=那覇、名古屋(中部)=那覇、羽田=那覇、神戸=那覇、那覇から茨城線(茨城から那覇は除く)の便で利用できる。運賃は1区間の片道(税込み)となり、別途、国内線旅客施設使用料がかかる。なお、茨城から那覇との組み合わせでは乗継運賃は適用されない。22年12月16日から発売している。23年1月31日まで。
1月11日 東京ドームホテル、「全国ご当地グルメフェア」を期間限定で開催
東京ドームホテル(東京都文京区)内のスーパーダイニング「リラッサ」で「全国ご当地グルメフェア」を開催される。ランチ限定の「リラッサミニ丼」「新潟県八色(やいろ)しいたけのフリットとポルチーニクリームパスタ」、ディナー限定の「リラッサ寿司」「青森県陸奥湾産帆立と牛しぐれ煮丼」、「富山県産白海老のフリットと海老トマトクリームパスタ」、「鹿児島県産黒豚バラ肉の雲白肉」などを用意。オプションメニューとして「南三陸から恵の海宝丼」を1日限定10食で提供する。また、スイーツ各種も用意する。
1月13日 ヤンマーHD、複合施設「YANMAR TOKYO」を東京・八重洲に開業
ヤンマーホールディングスは、東京・八重洲に複合施設「YANMAR TOKYO」(東京都中央区)を開業する。クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がプロデュースし、地下3階、地上14階の複合施設となる。地下1階から地上2階の全3フロアにわたって“お米の新たな可能性を咲かせる”こだわりのギャラリー、ヤンマー直営のレストラン、ショップなどの計6店舗が開業する。大人から子どもまで、学びがあって楽しめる施設を目指す。
1月13日 セイコー腕時計110周年記念限定モデルが世界限定5000本で発売
セイコーウオッチは「セイコープロスペックス」から、セイコー腕時計の110周年を記念し、美しい白銀の氷河の世界を表現した数量限定モデルを発売する。ダイヤルには極地に広がる壮大な白銀の氷河を立体的な型打ち模様とホワイトシルバーの色彩で再現し、光の加減により現れる美しい陰影の世界を力強く表現した。また、1968年に誕生したアーカイブモデルの特徴的なケースフォルムを踏襲し、コンパクトで上質感のあるデザインに仕上げた。世界限定5000本の発売となる。
日産など、ノート「AUTECH CROSSOVER +Active」を発売
1月14日 カシオ、「G-SHOCK」40周年記念モデルを発売
カシオ計算機は耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」が23年4月に誕生40周年を迎えることを記念し、「Adventurer’s Stone(アドベンチャーラーズ ストーン)」6モデルを発売する。挑戦を続ける同製品の姿勢を表現するため、中世時代に冒険者たちが羅針盤として用いたとされる鉱石をモチーフにした。メタルベゼルを鍛造成形し凹凸を付けることで、鉱石の粗削りな質感を表現した。さらに、凹凸部分にはホーニング加工を、天面や側面にはヘアラインやミラー加工を施し、クリスタルのような美しさを演出した。
1月16日 東急、オフィスとシェアキッチン併設「grow up commons」を開業
東急は、オフィスとシェアキッチン「FORT MARKETたまプラーザ」を併設した「grow up commons」(横浜市)を開業する。田園都市線のたまプラーザ駅(同)から徒歩5分の場所に位置し、同社が保有する建物の1階部分を刷新して開業する。同社の社員のテレワークの拠点に、横浜市青葉区のシェアキッチンを併設する。土日祝日はオフィス区画もシェアキッチンのイートインスペースとして利用できる。空間の最有効活用を図り、まちのにぎわいを創出する。
1月20日 ポーラ、未利用資源から生まれたハンド美容液を限定発売
ポーラはサスティナビリティーに対応するプロジェクト「FROM LOSS TO BEAUTY」の第1弾として、未利用資源から生まれたハンド美容液「ハンドコンフィチュール」(50グラム)を発売する。全国のポーラ ビューティーディレクター、ポーラショップ、旗艦店「ポーラ ギンザ」、公式オンラインストアなどで扱う。島根県特産のブドウ品種「神紅(しんく)」の栽培過程で廃棄される未利用資源「副梢(ふくしょう)」(葉茎)から美容エキスをつくり、製品に閉じ込めた。シンクエキスは希少性が非常に高いため、年に1度の限定生産で国内のみ展開する。
1月30日 ライオン、新ブランド「by me」をD2Cサービスで開始
ライオンは、柔軟剤や衣類ミストで暮らしの香りのカスタマイズする習慣を提案する新ブランド「by me」をD2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)のサービスとして開始する。無香性のベースの柔軟剤や衣類ミストと、香りのエッセンスをブレンドすることで、自分に合った香りを自由にカスタマイズできるという。ブランド専用のECサイトで扱う。レシピの検索やAI(人工知能)診断による香り選び、好きな香りを注文のたびに指定できる定期便も用意する。My Only エッセンス(全9種類)とSelect エッセンス(全11種類)の香りを用意する。
1月30日 シャープ、プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>9機種を発売
シャープは、CO2(二酸化炭素)センサーを搭載し、適切な換気タイミングのお知らせ機能を実装した「プラズマクラスターエアコン<Xシリーズ>」9機種を発売する。換気に合わせて自動で省エネ及び快適な環境を提供する。「プラズマクラスターNEXT」、フィルターから送風路までを清潔に保つ「風クリーンシステム」、「簡単お手入れ構造」を採用。清潔性へのニーズに応える。AIoTを活用し、CO2センサーを活用した空気清浄機との連携制御も予定する。
1月下旬 日産など、ノート「AUTECH CROSSOVER +Active」を発売
日産と日産モータースポーツ&カスタマイズは、コンパクトカー「ノート」に「AUTECH CROSSOVER +Active(プラスアクティブ)」を追加設定して発売する。日産の販売会社で扱う。同車は「ノート」をベースに、「AUTECH」ブランドのコンセプトであるプレミアムスポーティーとSUVの機能やスタイルを融合させたコンパクトクロスオーバーモデルとなる。地上高を25ミリメートル拡大し、不整地や雪道などでの走破性や視界の良さを確保した。また、SUVらしいスタイルを強調するシルバーのフロントプロテクターとルーフモールを追加装備した。
25年春、神戸に収容客数約1万人規模のアリーナが開業
【2023】
2月16日 コーセー、海の環境に配慮した処方設計の日やけ止めを発売
コーセーはスキンケアブランド「雪肌精(せっきせい)」の中核シリーズ「雪肌精 クリアウェルネス」から、処方設計の日やけ止め(4品目4品種、ノープリントプライス)を国内で発売する。同社が開発した評価法に基づき、通常の使用方法の範囲でサンゴの成育に影響を与えないことを確かめた商品となる。日やけによるシミや乾燥及び肌あれをケアする“太陽光ケアエッセンス処方”、素肌を明るいツヤ肌にみせる“すっぴん映え処方”を採用。大気中の微粒子が肌へ付着することをブロックする効果も備えるという。
3月18日 JRグループ、ダイヤ改正で積み合わせ貨物にも対応
JRグループは、ダイヤ改正を実施する。主な改正として、東海道・山陽新幹線で定期の「のぞみ」の所要時間を短縮し、発車の間隔を改善することで臨時の「のぞみ」を増やす。また、東海道・山陽新幹線で、N700Sで運転する列車を増やす。加えて、上越新幹線・北陸新幹線の所要時間を短縮し、上越新幹線をE7系に統一することなどを予定する。要望の強い積み合わせ貨物の輸送需要にも応える。今後も、需要の増減に柔軟に対応できる輸送体系を構築しつつ、安全で安心して利用できる鉄道を目指す。
3月 大東建託パートナーズなど、社有EVを活用したカーシェア事業開始
大東建託グループの大東建託パートナーズは、同社が管理する賃貸住宅の入居者を対象に社有車を活用した「EVカーシェア」の事業化を開始する。電気自動車(EV)に特化したカーシェアサービス「eemo(イーモ)」を提供するREXEV、三井住友ファイナンス&リース、住友三井オートサービスと4社共同で行う。まずは、同社の八千代営業所(千葉県八千代市)に導入する。業務用EVを使わない時間を生かし、賃貸住宅の入居者を対象に取り組む。EV蓄電池とIoT技術で新しい電力需給調整の仕組みを構築し、EVエネルギーマネジメントの実用化を目指す。
春 バッファロー、「Wi-Fi 6E」対応のルーター旗艦モデルを発売
バッファローは、最新規格の「Wi-Fi 6E」に対応するトライバンドWi-Fiルーターの旗艦モデルを発売する。「Wi-Fi 6E」は、22年9月2日施行の電波法施行規則で認証された新しいWi-Fi規格。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)の周波数帯域を増やし、従来の2.4ギガヘルツ帯と5ギガヘルツ帯に加え、6ギガヘルツ帯の利用が可能となる。従来の帯域では、Wi-Fiを利用する機器の増加による混雑や電子レンジ、近隣住宅のWi-Fiによる電波干渉、気象及び航空レーダーを検知した場合に回避するための通信断が発生しえた。新規格による快適な通信環境が期待される。
【2024】
2024年 アートプロジェクト「teamLab Phenomena Abu Dhabi」が竣工
チームラボはアブダビ文化観光局とデベロッパーのミラルとともに、アブダビ(アラブ首長国連邦)で大規模なアートプロジェクト「teamLab Phenomena Abu Dhabi」(チームラボ フェノメナ・アブダビ)の2024年の竣工を予定する。「Environmental Phenomena」(環境現象)をテーマにした作品群で、延べ床面積1万7000平方メートル、天井の高さは最大20メートルの巨大空間で新しいアート体験を届ける。ルーヴル・アブダビやグッゲンハイム・アブダビ(25年完成予定)などが並ぶ、アブダビの文化中心地であるサディヤット文化地区に開業する。
【2025】
4月 NTT都市開発、収容客数約1万人規模の最先端アリーナを神戸に開業
NTT都市開発は、「神戸アリーナプロジェクト」の開発計画として収容客数約1万人規模の最先端のアリーナを開業する。「神戸ウォーターフロントビジョン」(神戸市)の対象エリアであるウオーターフロントエリアに位置し、270度が海に囲まれる絶景のロケーションで水際の魅力を最大限に生かしたシンボリックなアリーナを予定する。神戸の新たなランドマークとして、プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「西宮ストークス」の本拠地をはじめ、スポーツ興行や音楽興行、MICE(マイス)などの多様な興行や演出に対応する。
2025年 空港制限区域内で旅客ターミナル間連絡バスが遠隔型自動運転化へ
NTT東日本、ティアフォー、KDDI、成田国際空港(NAA)の4社からなるコンソーシアムは、25年をめどに空港の制限区域内で旅客ターミナル間の連絡バスの遠隔型自動運転(レベル4相当)の実装を目指す。22年12月より同空港の第1から第3旅客ターミナルの間で、国内の空港でローカル5Gなどを用い、遠隔にいる1人の監視者が最大3台の車両を常時監視する実証実験を開始。23年2月28日まで実施する。自動運転レベル4相当の導入に向けた実証実験の枠組み(国土交通省)と課題解決型ローカル5Gなどの実現に向けた開発実証(総務省)に参画した取り組みとなる。