日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2022年3月25日「ウェンディーズとファーストキッチン、トレーラー型店舗を展開」など21件の情報を追加した。
【2022】
3月22日 シャープ、医薬部外品スキンケアアイテム「薬用Crystaliq」発売
SHARP COCORO LIFEは、医薬部外品のスキンケアアイテム「薬用Crystaliq(クリスタリーク)」シリーズを発売する。保水有効成分のヘパリン類似物質と抗炎症有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合。マスク着用の日常化にともなう肌の乾燥、肌あれ、ニキビを予防する。ECサイト「COCORO STORE」で扱う。第1弾として、薬用保湿クリーム、薬用保湿化粧水及び薬用保湿乳液の3商品をそろえる。薬用保湿クリームは2022年3月22日に、他2品は22年4月下旬に発売する。
3月23日 「パレスホテル東京スイーツブティック」が伊勢丹新宿店に登場
パレスホテルは、「パレスホテル東京スイーツブティック」を伊勢丹新宿店本館地下1階(東京・新宿)に開業する。ホテル館外での常設店舗の出店は初となる。1961年の同ホテル創業時からある伝統のスイーツや伊勢丹新宿店限定のケーキ、季節を彩るアイテム、手土産にもなるクッキー缶などをそろえる。上質な食体験をホテル館外で提供し、新たな顧客との出会いを創出する。
3月25日 JR九州×桃鉄、「SL桃鉄号」運行などのコラボキャンペーンを実施
JR九州は、ゲーム「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」(桃鉄)とのコラボキャンペーンを実施する。期間中は人気のD&S列車「SL人吉」を装飾し、特別に「SL桃鉄号」として熊本から鳥栖間(往復)を運行する。運航日は、2022年3月26日と27日、4月2日と3日、4月9日の計5日間。そのほか、列車内でのイベントやデジタルスタンプラリーなどの企画を用意する。22年6月24日まで。
3月25日 ウェンディーズとファーストキッチン、トレーラー型店舗を展開
ウェンディーズ・ジャパン及びファーストキッチンは、「ウェンディーズ・ファーストキッチン246秦野店」(神奈川県秦野市)を開業する。同ブランドの直営としては初のドライブスルー対応店となる。新たにトレーラーの上にコンテナを載せた店舗を開発。コンテナ内にはキッチンや客席を備える。店舗ごと移動できるため、撤退時に取り壊す必要がなくリユースできる。木材の使用量も少ないため、環境に配慮しながら出店できる。都市部だけでなく郊外にも店舗展開することで経営体制を強化する。今後3年間で、既存店も合わせて100店舗を目指す。

3月26日 ケルヒャー ジャパン、初のアウトレット常設店を大阪に開業
ケルヒャー ジャパンは、アウトレットモール「りんくうプレミアム・アウトレット」(大阪府泉佐野市)に初の常設店を開業する。ケルヒャ―の家庭用製品を直接手に取って体感できるブランド体験型のコンセプトショップとなる。ショップ内に窓やフローリングなどを備えたブースを設置し、実際の生活シーンを想定した部屋の中で製品を試せる。高圧洗浄機やスチームクリーナー、窓用バキュームなどの清掃機器を中心に製品を多数そろえる。アクセサリー類や洗浄剤などの消耗品も販売する。
3月28日 高カカオ「明治 チョコレート効果 CACAO アイス」が発売
明治は高カカオチョコレートの「チョコレート効果」シリーズから、「明治 チョコレート効果 CACAO アイス」(75ミリリットル)を関東エリアで先行発売する。1カップに「チョコレート効果カカオ 72%」5枚分相当のカカオポリフェノール(635ミリグラム)を配合する。美と健康を意識するユーザーに向けて提案する。
3月29日 アサヒ飲料、「カルピスとWelch’sグレープ」を発売
アサヒ飲料は、「カルピスとWelch’sグレープ」PET480ミリリットルを発売する。103年の歴史がある「カルピス」と153年の歴史がある「Welch’s」が初めてコラボレーションする。「Welch’s」ならではの濃厚なぶどうの味わいと「カルピス」の甘ずっぱいおいしさが楽しめる。乳酸菌とぶどう由来のポリフェノールを含み、おいしくて体にもうれしい乳性飲料に仕上げた。
3月下旬 JCB、カード利用通知と制限設定ができる「My安心設定」サービス
JCBは、利用者自身でJCBカードの利用通知や利用制限の設定が行える「My安心設定」の提供を開始する。MyJCBアプリやブラウザ画面から設定できる。カードを利用する都度、またはカードの利用金額の合計が設定金額に到達したときのリアルタイムでの通知ができる。また、ショッピングやキャッシングの利用制限を設定できる。本会員と家族会員の通知と制限を設定できるほか、家族会員も自身の通知設定ができる。安心してカードを利用できるサービスとして提供する。

サントリー緑茶 伊右衛門「特茶TOKUCHA」が過去最大の刷新
【2022】
4月1日 日本ホテル、食品ロス削減の取り組み「mottECO」を実施
日本ホテルは、食品ロス削減の取り組みとして「mottECO(モッテコ)」を東京ステーションホテルなど9つのホテルで実施する。mottECOには、「もっとエコ」「持って帰ろう」というメッセージを込めた。ホテルのレストランや宴会場で料理を食べきれなかったときに、希望があれば環境に配慮した認証紙製を使用した容器を提供する。利用者自身が持ち帰ることで食品ロスやゴミの削減につながる。あわせて、「食べ残したものは自分で持って帰る文化」の普及と啓発を図る。
4月4日 複合型医療施設「ViNA GARDENS PERCH」が海老名市で部分開業
小田急電鉄は“ウェルネス”をコンセプトにした地上10階建ての複合施設「ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)」(神奈川県海老名市)を22年4月から順次開業する。第1弾として6階にクリニックモール、7階に健診とクリニックの複合型医療施設を開業する。6階に海老名市の健康相談機能を備えた施設を開設。22年夏には、8階に眼科や献血ルームの開業を予定する。複合型医療施設として、地域の利用者のより良い暮らしを実現する、まちの中心的施設“とまり木(PERCH)”を目指す。
4月5日 サントリー緑茶 伊右衛門「特茶TOKUCHA」が過去最大の刷新
サントリー食品インターナショナルは、サントリー緑茶 伊右衛門「特茶」(特定保健用食品)を刷新して発売する。新たに許可を受けた「ケルセチン配糖体」の“日常の身体活動による脂肪を代謝する力(脂肪の分解・消費)を高める”というメカニズムを健康表示に掲げる。中身は香りを強化するために釜いり茶を使用し、新たに採用した玉露により味の厚みを強化した。
4月8日 P&G、「ブラウン」ブランド史上初となる電動グルーマーを発売
P&Gは小型家電ブランド「ブラウン」から、電動グルーマー「ボディ&フェイスグルーマーPRO X」と体毛を広範囲で素早く処理する「ボディグルーマーシリーズ」の2製品を発売する。「処理に手間や時間をかけたくない」「肌を傷つけたくない」「体の細かな部位を思うようにケアしたい」といった男性のニーズに応えた。1本で顔からつま先まで、素早く快適な手入れができる1品として提案する。
4月11日 マツキヨ、新ロゴをあしらったデザイントイレットロールを発売
マツキヨココカラ&カンパニーは、「マツモトキヨシ」の「マ」を象徴的に用いたスクエアタイプの新たなロゴを22年3月に発表。プライベートブランド「matsukiyo」の象徴的な商品シリーズ「デザイントイレットロール」に新ロゴ「マ」をあしらった限定デザインを全国のマツモトキヨシ店舗(一部店舗を除く)で扱う。店頭やスマホアプリ、SNSにおいて視認性が高く、カタカナが読めない海外の方にも通用するデザインとした。
4月20日 ライオン、小・中学生向け「クリニカ Jr. ハミガキ」などを発売
ライオンは「クリニカ」ブランドから、小・中学生向け「クリニカJr.」シリーズを発売する。フッ素と酵素を配合した子ども向け歯ミガキ「クリニカ Jr. ハミガキ」と殺菌と抗菌コートしてムシ歯・口臭・歯肉炎を予防する子ども向け薬用デンタルリンス「クリニカ Jr. デンタルリンス」の2品をラインアップ。小・中学生向けに、辛くないやさしいミント香味とした。
楽天証券、米国株式の信用取引サービスの提供を開始
【2022】
4月26日 キリンビバレッジ、「キリン 生茶」を6年ぶりに大きく刷新
キリンビバレッジは「キリン 生茶」の中身と容器、パッケージデザインを6年ぶりに大きく刷新する。「摘みたて生茶葉のようなあまみ、香り」を目指し、製法全体を刷新した。生茶葉由来の「まる搾り生茶葉抽出物」を改良し、爽やかさやすがすがしさを引き出した。また、茶葉の火入れや抽出温度を全面的に見直し、すっきりと飲みやすい味わいとした。パッケージデザインは生茶葉が舞う様子をモダンにデザインしながら、上質感と爽やかさを表現して一新した。「キリン 生茶 ほうじ煎茶」は、容器とパッケージデザインを刷新する。
4月29日 近鉄、大阪・奈良・京都を結ぶ観光特急「あをによし」を運行開始
近鉄は、観光特急「あをによし」(4両1編成)を大阪難波駅~近鉄奈良駅~京都駅間で運行開始する。午前中に大阪難波から近鉄奈良経由で京都まで、京都から近鉄奈良間の2往復を経て、京都から近鉄奈良経由で大阪難波までの運行を予定する。大阪、奈良、京都の三都を乗り換えなしの直通で結ぶ。座席数は84席(全席座席指定)。列車に乗ること自体を目的とする旅行や国内から京都経由での奈良観光、コロナ禍後のインバウンドなどのニーズを見据えた。車両名称の「あをによし」は古都や奈良にかかる枕ことばで、都の美しさをイメージした。
4月 西友と楽天、OMO戦略の新協業体制を本格展開
西友と楽天グループ、楽天ペイメント、楽天Edy、楽天カードは、「楽天ポイント」を軸にしたOMO(Online Merges with Offline)戦略を展開する。西友が運営する「西友」「リヴィン」「サニー」全店舗に取り入れる。「楽天カード 西友デザイン」の発行、「楽天西友アプリ」の提供、「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」の活用を通じて、デジタルマーケティングの強化を推進する。利用者がいつでもオンラインとオフライン(実店舗)の垣根なく便利に買い物ができる環境を整え、新規顧客層の獲得及び既存顧客の活性化を図る。
7月 楽天証券、米国株式の信用取引サービスの提供を開始
楽天証券は、日本国内で米国株式の信用取引サービスの提供を開始する。21年9月に日本証券業協会が定める「外国証券の取引に関する規則」が一部改正されたことによる。投資機会の拡充のために、本改正施行と同時に米国株式の信用取引サービスの提供を開始する。同社によると、レバレッジを利かせて、自己資金以上の取引ができるようになり、資金効率が大幅に向上するという。
7月中旬 仙台うみの杜水族館、ケープペンギンの新施設を開設
仙台うみの杜水族館(仙台市)は1階「うみの杜ビーチ」を改装し、海や生きものとの“つながり”をテーマにしたケープペンギンの新施設を開設する。ペンギン本来の行動を引き出す生息環境の再現により、生息地を訪れたかのような一体感や臨場感を体感できるという。「ペンギンをもっと近くでみたい、感じたい」という声に応えた。ゾーンの刷新は、15年の開業以来初となる。
11月 AGC、国内の5G Sub6 帯全周波数に対応したガラスアンテナを開発
AGCはNTTドコモとJTOWERの技術協力のもと、日本国内の携帯キャリア4社に割り当てられた5G Sub6 帯全周波数に対応したガラスアンテナ「WAVEATTOCH」を開発。22年秋にJTOWERと商用実験を開始し、22年11月から商業生産を始める。同製品は複数の携帯キャリア間で共同使用する「インフラシェアリング」に利用可能で、携帯キャリアの設備投資負担の軽減に寄与する。建物の外観を損なわないデザインは、景観への配慮が重視される場所への導入が期待できるという。
【2024】
3月 NTTドコモ、5Gサービスで人口カバー率90%以上の実現を目指す
NTTドコモは5Gエリア構築の予定を加速し、24年3月までに全国1741すべての市区町村への展開及び人口カバー率90%以上の実現を目指す。5G専用の周波数帯である3.7、4.5、28ギガヘルツ帯を利用した「瞬速5G」によるエリア展開を進める。加えて、4G(LTE)周波数を利用した5Gを活用することで、5Gサービスのエリア展開を加速させる。22年春から、現在4Gサービスで利用している700メガヘルツ帯、3.4、3.5ギガヘルツ帯の周波数帯から順次、5Gサービスとしての提供を開始する。