日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2030年「ルノー・日産自・三菱自、アライアンスとして35車種の新型EV投入」など23件の情報を追加した。
【2022】
2月9日 日本マクドナルド、「行った気になる N.Y.バーガーズ」2種を発売
日本マクドナルドは米ニューヨークをイメージした「行った気になる N.Y.バーガーズ」から、「肉厚ビーフバーガー ペッパー&チーズ」「グリルチキンバーガー ソルト&レモン」の2種を期間限定で販売する。全国のマクドナルド店舗で扱う。肉厚ビーフバーガーは、つなぎを使わない100%ビーフのパティを使用。風味豊かでやみつきになるような味わいのステーキソースとともに提供する。グリルチキンバーガーは、モモ1枚肉を香ばしく焼き上げた。旨塩レモンソースとともに提供する。
2月13日 JR東日本、一部の通学定期券でオンライン申し込みに対応
JR東日本は、通学定期券(大学・専門学校用)のオンライン申し込みに対応する。これまでは通学証明書などの証明書類をモバイルSuicaサポートセンターに郵送する必要があった。今後、新規購入時はモバイルSuica会員メニューサイトから、継続購入(進級時)はモバイルSuicaアプリから画像データをアップロードすることで申し込みができる。郵送による申し込みも継続する。小学生、中学生、高校生用及び実習用の通学定期券は扱わない。
2月24日 日立GLS、冷蔵室の食材を確認できるカメラを搭載した冷蔵庫発売
日立グローバルライフソリューションズは、スマートフォンアプリで冷蔵室内の食材をチェックできる“冷蔵庫カメラ”を搭載したコネクテッド家電の冷蔵庫を発売する。「まんなか冷凍 HXCCタイプ」2機種(定格内容積617リットル、540リットル)と「まんなか野菜 KXCC タイプ」1機種(定格内容積498リットル)。冷蔵室のドアを開けた際に自動で内部を撮影し、外出先などからスマートフォンアプリで冷蔵室内の食材をチェックできるという。ドア下のシャッターボタンで、好きなタイミングでの撮影もできる。
2月25日 白鶴酒造、しぼりたての日本酒をレトロデザイン缶で発売
白鶴酒造は、「白鶴 香るうまくち原酒 缶カップ 180ミリリットル」をレトロデザイン缶で発売する。紫外線を遮断する容器(缶)に詰めることで、しぼりたての風味と原酒ならではのしっかりとした飲み応えを楽しめるという。オリジナル酵母で醸(かも)したバナナやメロンのような華やかな香りと芳醇(ほうじゅん)なうま味が特徴。商品ロゴには、昔使用していた「カタカナ」のロゴマークを採用した。アルコール分は19%。
3月1日 ヤマサ醤油や盛田など、しょうゆの価格を値上げ
ヤマサ醤油は2022年3月1日納品分から、しょうゆ全商品(しょうゆ加工品、粉末しょうゆ含む)の価格改定を実施する。希望小売価格で約4~10%の価格の引き上げる。また、JFLAホールディングスの子会社である盛田は22年3月1日出荷分から、各ブランド(盛田/マルキン/イチミツボシ/マルシチ)のしょうゆ商品について現行希望小売価格から約4~10%引き上げる。いずれも、近年の原材料価格や物流費の上昇などの影響で、企業努力だけでは品質保持と安定的な商品供給が難しくなったことが理由。
3月1日 日本空港ビルデング、国内線旅客取扱施設利用料を値上げ
日本空港ビルデングは、22年3月1日搭乗分から東京国際空港(羽田)における国内線旅客取扱施設利用料を値上げする。旅客ターミナルにおけるロビーやゲートラウンジなどの旅客共通の利用に供する施設に係る費用が対象。出発及び到着旅客おのおの1人当たり、大人(満12歳以上)は現行の290円が370円に、小人(満3歳以上12歳未満)は現行の140円が180円となる(各税込み)。料金の徴収方法は、現行のオンチケット方式で航空券代に含んで徴収される。
3月1日 富士フイルム、若年層向けブランド「cresc.by ASTALIFT」を展開
富士フイルムは、乾燥肌や敏感肌をケアする若年層向けのスキンケアブランド「cresc.by ASTALIFT(クレスク バイ アスタリフト)」を新たに展開する。第1弾として、ジェリー状の化粧液「ジェリーコンディショナー」とクリーム状乳液「モイスチュア リッチミルク」の2品を発売する。20~30代のゆらぎがちな肌を整えて心をだんだんと軽やかにするスキンケア商品として提案する。
3月1日 コーセーコスメポート、iPコラーゲン配合のヘアケア用品を発売
コーセーコスメポートはヘアケアブランド「ジュレーム」から、新シリーズ「ジュレーム iP」(9品目13品種)を発売する。全国のドラッグストアや量販店などで扱う。「iP」はinner performanceの略。枝毛や切れ毛が気になる傷んだ髪も内側から補修し、毛先までまとめるという。タラソ由来の浸透補修成分としてiPコラーゲンを共通配合した。しっとりとまとまる髪に導く「ディープモイスト」、さらりとまとまる髪に導く「モイスト&スムース」の2タイプを展開する。
「パンのフェス2022春 in 横浜赤レンガ」開催
【2022】
3月8日 栄養機能食品「ボス カフェベース 贅沢フルーツオレ」が発売
サントリー食品インターナショナルは「BOSS」の濃縮タイプ飲料「ボス カフェベース」から、栄養機能食品「ボス カフェベース 贅沢フルーツオレ」を発売する。1杯分(34ミリリットル)あたり、栄養素等表示基準値における1食分のビタミンC(1日分のビタミンCの3分の1量)を取れる。7種類のフルーツをぜいたくにブレンドし、たっぷりの牛乳と割ってもフルーツの満足感が味わえるという。パッケージは、牛乳で割って飲む濃縮タイプの飲料であることを分かりやすく記載した。
3月8日 アサヒ飲料、発売から30年目を迎える「アサヒ 十六茶」を刷新
アサヒ飲料は、22年で発売から30年目を迎える「アサヒ 十六茶」を大幅に刷新する。素材の配合を見直し、香ばしさとすっきりした後味を強化した。パッケージは1993年の発売初期デザインを取り入れ、「特製ブレンド」のロゴを大きく記載した。そのほか、厳選した16素材、素材ごとの焙煎、均一なブレンドなどのこだわりを表した。環境にも配慮し、ラベルを従来品より薄く、短くした。これにより、1本あたりのCO2排出量が約72%削減され、年間のCO2排出量を約1500トン削減できる見込みだという。
3月11日 「パンのフェス2022春 in 横浜赤レンガ」が開催
ぴあと日販セグモは、「パンのフェス2022春 in 横浜赤レンガ」を横浜赤レンガ倉庫イベント広場(横浜市)で共同開催する。「パンのフェス」は2016年3月に初開催し、累計約100万人以上が来場した。「パンのフェスアワード2021」もあわせて開催する。今回は、21年1月~12月の出店店舗の新作パンの中から「パンのフェス2022」の会場と公式サイトで投票を受け付け、受賞パンを決定する。22年3月13日までの3日間。
3月18日 池袋パルコ、35ショップ・約800坪の改装を順次実施
池袋パルコ(東京都豊島区)は、35ショップ・約800坪の改装を順次実施する。第1弾は22年3月18日、第2弾は22年4月15日を予定。主に本館下層階を大きく刷新する。池袋エリア初登場となる食物販やコスメショップを導入し、トレンド感のあるファッションブランドも加える。また、ユニセックス環境を強化する。本館上層階や別館「P’PARCO」にはコンテンツ系の新規ショップを複数導入。そのほか、屋上イベント「ChillCity」の開催を2年ぶりに予定する。

3月19日 「ルイ・ヴィトン 神戸店」が移転して開業
ルイ・ヴィトンは神戸旧居留地に構える店舗を移転し、新たに「ルイ・ヴィトン 神戸店」(神戸市)を開業する。3フロアにわたる開放感があふれる店内に、トラベルラゲージ、バッグや小物、ウィメンズ&メンズのプレタポルテとシューズ、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどをラインアップする。
3月21日 資生堂、高機能エイジングケア「リバイタル」から新洗顔料を発売
資生堂は高機能エイジングケアブランド「リバイタル」から、「リバイタル クリーミーホイップ」を発売する。紫外線などの影響で酸化する皮脂などの汚れを除去し、うるおいが入りやすい肌に整えるという。過酷な紫外線下で生きる紫色の植物5種で構成された「紫ファイブ」とともに、洗うたびにうるおいを補う角層トリートメント成分を配合した。
3月22日 大王製紙、家庭紙製品を値上げ
大王製紙は22年3月22日出荷分から、家庭紙製品の価格改定を実施する。ティッシュ、トイレットペーパー、キッチンタオルほか、家庭紙製品全品について、現行価格から15%以上を値上げする。原燃料価格、荷資材費の高騰や物流コストの上昇などの影響で、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況になったこと。サステナブルな社会の実現に向けたCO2削減などの環境対策に費用を要することなどを理由としている。
3月 オエノンHD、甲類乙類混和焼酎の商品を刷新し値上げ
オエノングループの合同酒精は「すごむぎ」「麦盛り」など11アイテムの甲類乙類混和焼酎について、22年3月頃を目安に商品の刷新と価格の値上げを実施する。現行品の在庫がなくなり次第、刷新した品に切り替えて出荷する。値上げ幅は、現行の店頭小売価格ベースで1.5~7%程度。原材料価格高騰によるコスト上昇などの影響で、企業努力だけでは商品の安定供給ならびに品質保持が困難になったことなどが理由。
2030年、ルノーなど3社がアライアンスとして35車種の新型EV投入
【2022】
4月4日 プリンスホテル、「プリンス スマート イン 京都三条」を開業
プリンスホテルは、「プリンス スマート イン 京都三条」(京都市)を開業する。敷地面積は約1025.83平方メートル。地上5階建て。客室数は137室。観光やビジネスの旅の拠点として利用できる。「プリンス スマート イン」は、ICTやAI技術を導入したシームレスなサービスを提供するプリンスホテルの次世代型ホテルブランド。同ホテルの開業は全国4店舗目、京都市内で2店舗目となる。宿泊の予約受付は22年2月14日から開始する。
4月 三菱地所、通信事業者向けの5Gインフラシェアリング事業に参入
三菱地所は、5Gのインフラを建設して複数の移動体通信事業者に提供する。5Gインフラシェアリング事業の第1号サイトとして、丸ビルでNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの携帯キャリア4社にインフラの提供を開始する。エリアマネジメントや建物運営管理ノウハウを生かし、国や全国の自治体、不動産オーナーと連携を図る。今後、5年で約300億円を投じ、1000サイト超のインフラ建設を進めるという。
4月上旬 東京メトロ、南北線で8両編成列車の運行を開始
東京メトロは現在すべての列車が6両編成で運行している南北線で、8両編成列車1編成(東急電鉄所属車両)の運行を開始する。今後、8両編成列車の運行数を順次増やすという。同社はコロナ禍における安心な空間の提供の一環として、ホーム延伸などの設備工事を実施。15駅でホームの延伸、5駅でホーム階から改札階までのエスカレーター・階段の供用を行い、乗車客がホームから改札までスムーズに移動できるように整備した。
6月下旬 楽天、「楽天キャッシュ」が利用できる投資信託サービスを開始
楽天証券と楽天ペイメントは、投資信託の積み立てに楽天グループのオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」が利用できるサービスを開始する。同社によると、有価証券の購入に電子マネーを利用できるのは国内主要証券で初めてとなるという(22年2月1日現在、特許出願中)。楽天キャッシュによる投信積み立ての上限額は月5万円。「楽天カード」クレジット決済の月額上限5万円とあわせ、毎月10万円を金融機関への事前入金が不要な投信積立資金として活用できる。毎月の積み立てに向けて、オートチャージ機能にも対応を予定する。
【2023】
2022年度中 Yahoo!マート、食料品や日用品の即配サービスを都内23区で展開
ヤフーとアスクル及び出前館は食料品や日用品の即配サービス「Yahoo!マート by ASKUL」(以下、Yahoo!マート)の配達エリアについて、22年度中に都内23区全エリアのカバーを目指す。Yahoo!マートは、利用者が出前館のサービス上で、アスクルが販売する食料品や日用品を中心とした約1500種の商品を注文・決済すると最短約15分で商品を届けるサービス。注文を受けた後、出前館の配達員が都内の専用倉庫(店舗)で該当商品を受け取り、指定された配達先に自転車やバイクで商品を届ける。
2023年 ゴールドウイン、植物由来の新素材を使用した製品を発売
ゴールドウインはBioworksと協業し、23年までにBioworksが開発する植物由来のポリ乳酸繊維「PlaX Fiber(プラックスファイバー)」を使用した製品の発売を目指す。THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)、Goldwin(ゴールドウイン)などでの展開を予定する。30年には環境負荷低減素材を使用した製品比率を90%以上に引き上げることを目標とする。Bioworksは、植物由来で生分解性のバイオマスプラスチックであるポリ乳酸の改質剤を開発する素材のスタートアップ。
【2030】
2030年 ルノー・日産自・三菱自、アライアンスとして35車種の新型EV投入
ルノー・日産・三菱自動車はアライアンスの取り組みとして、30年に向けて電気自動車(EV)とコネクテッド・モビリティに注力する。まずは、26年までにプラットフォームの共用化率を80%まで向上させることを目指す。30年までに5つのEV専用共通プラットフォームをベースにした35車種の新型EVの投入を予定する。加えて、30年までにグローバルで220GWh(ギガワット時)のバッテリー生産能力の確保と共通のバッテリー戦略の強化などの目標を掲げる。