日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2022年4月1日「任天堂旧本社社屋にホテル『丸福樓』が開業」など24件の情報を追加した。

【2022】
2月1日 KDDIなど、空間にバーチャル広告などを配信するサービスを開始
KDDIとPsychic VR Labは、5GやVPSなどのXR技術で空間をメディア化するソリューション「XRscape(エックスアールスケープ)」の提供を開始する。バーチャル広告やコンテンツを実在の都市空間に自由に重ねて設置・配信できる。また、都市の回遊性を高めるARスタンプラリーなども簡単に実施できる。利用者はKDDIのXRアプリ「SATCH X powered by STYLY(SATCH X)」を起動し、スマートフォンを都市空間にかざすことでコンテンツを体験できる。

KDDIなど、空間にバーチャル広告などを配信するサービスを開始
KDDIなど、空間にバーチャル広告などを配信するサービスを開始

2月1日 機能性表示食品「サントリー緑茶『伊右衛門 濃い味』」が発売
サントリー食品インターナショナルは、サントリー緑茶「伊右衛門 濃い味」を茶カテキンの力で内臓脂肪を減らす機能性表示食品として発売する。機能性関与成分である茶カテキンを540ミリグラム配合。同製品専用に加工した福寿園茶匠厳選の渋み茶葉を高温抽出した。また、高カテキン石臼ひき茶葉を使用。そのほか、青香茶葉の配合量を増やすことで、渋みの強さ・濃さを残しながら清涼感のある独自の渋みとした。

機能性表示食品「サントリー緑茶『伊右衛門 濃い味』」が発売
機能性表示食品「サントリー緑茶『伊右衛門 濃い味』」が発売

2月1日 日本ハム、環境負荷低減を考慮した新包装「シャウエッセン」発売
日本ハムはあらびきウインナー「シャウエッセン」について、環境負荷低減を考慮した新包装「エコ・ピロタイプ」で新たに発売する。シャウエッセン(127グラム×2束)の旧包材と比較し、包装資材重量を28%削減した。また、包装・梱包などの変更により、年間のCO2排出量は約4000トンの削減を見込む(同社調べ。2020年度出荷数量に基づく)。

日本ハム、環境負荷低減を考慮した新包装「シャウエッセン」発売
日本ハム、環境負荷低減を考慮した新包装「シャウエッセン」発売

2月2日 森永乳業、オンライン工場見学を神戸工場で開始
森永乳業は、オンライン工場見学を神戸工場で開始する。プログラムは、「一般向け(22年2月2日から、各回20組)」と「小学校社会科見学向け(22年3月22日から、学校やクラス単位)」の2種類。参加費は無料だが、事前に予約が必要。22年1月20日から企業サイトで募集を開始している。国内における新型コロナウイルス感染症への感染拡大の影響にともない、来場型の工場見学の開催は一時休止している。

森永乳業、オンライン工場見学を神戸工場で開始
森永乳業、オンライン工場見学を神戸工場で開始

2月3日 エプソン、家庭用インクジェットプリンター3機種5モデルを発売
エプソンは、家庭用インクジェットプリンター3機種5モデル(「EP-884AW/AB/AR」「EP-814A」「EP-714A」)を発売する。写真や文書をきれいにプリントでき、在宅での学習にも適したカートリッジ方式のA4対応複合機となる。全機種ともにスマートフォン・タブレット専用アプリ「Epson Smart Panel」に対応。スマートフォンからの簡単操作で、写真や文書などのプリントやスキャン、コピーが行える。また、22年2月3日に発売されるA4サイズの「両面写真用紙<光沢>」にも対応する。

エプソン、家庭用インクジェットプリンター3機種5モデルを発売
エプソン、家庭用インクジェットプリンター3機種5モデルを発売

2月5日 「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション」が発売
花王は「ビオレUV」ブランドから、新感触の日やけ止め「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション」(水層パックUV)を全国で発売する。肌になじませるときは“すーっ”と水のように広がり、素早くなじんだ後は“ぴたっ”とパックされたように密着するという。同社として初めて、UVカット成分をすべてアクアカプセル(寒天ゲル)に閉じ込めた。21年に一部のドラッグストアにおいて数量限定で発売したところ、「素早くなじんで白浮きしない」「塗り終わりが分かるので、すぐ次の行動に移れる」などの声が寄せられたという。

「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション」が発売
「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトローション」が発売

2月7日 JR東海、ECサイト「JR東海MARKET」における販売開始
JR東海はショッピングサイト「JR東海MARKET」を22年1月19日に開設。2月7日から同サイト上で販売を開始する。駅やホテルで人気の商品やご当地土産、オリジナル鉄道グッズなどを販売する。人気商品やご当地土産を事前に購入して店舗で受け取ることができる。今後はグループ以外の企業とも連携し、ショップ数や商品数を増やす。また、ECサイトと実店舗を連携させることで、駅を便利かつ快適に利用できる取り組みを進める。

JR東海、ECサイト「JR東海MARKET」における販売開始
JR東海、ECサイト「JR東海MARKET」における販売開始

2月15日 FULLLIFE、溶けにくい360度立体フィギュアアイスの製造受注開始
FULLLIFEは、アイスクリームの形状を維持できる技術を活用した「360度立体フィギュアアイス」の製造受託を開始する。棒アイス、棒なしのトッピング用アイスなど、さまざまなタイプで、キャラクターを細部までリアルに表現するアイスクリームを製造する。これまで片面が立体的なアイスクリームを提供してきたが、技術の発展により360度の立体化が可能となったという。同社が製造・販売する「溶けない!?アイスクリーム」は、溶けにくく常温で約30分形状が維持できるという。

FULLLIFE、溶けにくい360度立体フィギュアアイスの製造受注開始
FULLLIFE、溶けにくい360度立体フィギュアアイスの製造受注開始

コカ・コーラシステム、ノンアル飲料「よわない檸檬堂」を発売

【2022】
2月18日 ネスレ日本、「バリスタW」から阪神タイガースモデルを発売
ネスレ日本は、寅(とら)年である22年に17年ぶりのV奪回を目指す阪神タイガースとコラボレーションを実施。「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタW[ダブリュー]阪神タイガースモデル」を数量限定で発売する。黒をベースとして、スタンドに突き刺さる鋭いライナーのような黄色のラインと左右のパネルにタイガースのロゴを配置。シックな印象のデザインとした。同社は、過去にウルトラマンコラボモデルやエヴァンゲリオンモデルなども展開している。

ネスレ日本、「バリスタW」から阪神タイガースモデルを発売
ネスレ日本、「バリスタW」から阪神タイガースモデルを発売

2月18日 セイコーウオッチ、「キングセイコー」の復活モデル5機種を発売
セイコーウオッチは「キングセイコー」を復活させ、レギュラーモデル全5機種を発売する。1961年に誕生し、当時の国産高級時計市場をけん引した同ブランドを現代の技術でよみがえらせた。全世界のセイコーブティックで扱う。セイコーウオッチサロンでは2022年7月8日から扱う。初代モデルには無かった防水性能、秒針を止めて時刻合わせができる秒針規制装置を備える。無駄のないダイヤルレイアウト、エッジを際立たせたシャープなケーススタイリングやボックス型のガラス形状などが特徴。

セイコーウオッチ、「キングセイコー」の復活モデル5機種を発売
セイコーウオッチ、「キングセイコー」の復活モデル5機種を発売

2月21日 コカ・コーラシステム、ノンアル飲料「よわない檸檬堂」を発売
コカ・コーラシステムは、本格的なレモンサワーテイストが味わえる初のアルコール度数0.00%のノンアルコールブランド「よわない檸檬堂(れもんどう)」を全国で発売する。22年2月7日からコンビニエンスストアで先行発売する。

コカ・コーラシステム、ノンアル飲料「よわない檸檬堂」を発売
コカ・コーラシステム、ノンアル飲料「よわない檸檬堂」を発売

2月22日 DAZN、正規の月額利用料を価格改定
DAZN(ダゾーン)は、正規の月額利用料の価格改定を行う。21年1月現在の正規料金は税込み月額1925円、年間プランの利用料は税込み1万9250円。これを22年2月22日以降の改定後は税込み月額3000円に、年間プランを税込み2万7000円に値上げする。そのほか、年間契約の新プランの追加や無料体験の廃止などを実施する。

DAZN、正規の月額利用料を価格改定
DAZN、正規の月額利用料を価格改定

2月上旬 P&G、4機能を1粒に搭載した「ボールドジェルボール4D」を発売
P&Gジャパンは衣料用洗剤「ボールド」から、4つの機能を1粒に搭載して“4 in 1(フォー・イン・ワン)”に進化した「ボールド ジェルボール4D」を発売する。洗浄成分の働きを活性化する炭酸機能を搭載。強洗浄に加え、柔軟剤なしでも柔軟効果を発揮する。また、消臭効果を高め、より長続きする香りとした。香りのラインアップは、ピンクの「癒しのプレミアムブロッサムの香り」とブルーの「爽やかフレッシュフラワーサボンの香り」の2種類。消費者ニーズにあわせ、スリムな本体パッケージに刷新した。

P&G、4機能を1粒に搭載した「ボールドジェルボール4D」を発売
P&G、4機能を1粒に搭載した「ボールドジェルボール4D」を発売

3月1日 資生堂、化粧下地「インフィニトリートメント プライマー」発売
資生堂は「SHISEIDO」のプレミアムシリーズ「フューチャーソリューション LX」から、化粧下地「インフィニトリートメント プライマー」を発売する。全国の百貨店を中心とした約120店とSHISEIDOオフィシャルサイト、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」で扱う。潤いを与えて肌を育むスキンケア効果と光の力で肌を補正するメーク効果を兼ね備える。パッケージはキャップに花椿マークの形を再現。ミニマルでシンプルなデザインとし、紙箱は環境に配慮したFSC認証紙を採用した。

資生堂、化粧下地「インフィニトリートメント プライマー」発売
資生堂、化粧下地「インフィニトリートメント プライマー」発売

3月2日 100周年イベント「ハッピーバースデートゥーユーハイム」が開催
ユーハイムは22年3月から23年11月までを100周年として、これまでの100年に感謝を込めた期間限定イベント「ハッピーバースデートゥーユーハイム」を全国各地で行う。初回は神戸阪急で開催する。また、100周年事業としてユーハイムのロゴデザインの刷新、神戸元町本店や定番商品の刷新などを行う。そのほか、新シリーズとして10年の歳月をかけて開発した「究極のバウムクーヘン4アソート(抹茶・ラム酒・ゴマ・コーヒー)」を発売する。

100周年イベント「ハッピーバースデートゥーユーハイム」が開催
100周年イベント「ハッピーバースデートゥーユーハイム」が開催

任天堂旧本社社屋にホテル「丸福樓」が開業

【2022】
3月11日 クラシエホームプロダクツ、「The Naive ボディソープ」2品発売
クラシエホームプロダクツは発売28年を迎えた「ナイーブ」ブランドから、「The Naive ボディソープ 液体タイプ」「同 泡タイプ」の2品を発売する。全国のドラッグストア、スーパーマーケットなどで扱う。同ブランドの最高傑作として、泡立ちの速さと泡もちの良さにこだわった。100%植物生まれの洗う成分、硫酸系界面活性剤フリー、着色料フリー、鉱物油フリーなどが特徴。キャッチシールの不使用、バイオマスインキを使用したシュリンクラベルの採用ほか、環境に配慮した。

クラシエホームプロダクツ、「The Naive ボディソープ」2品発売
クラシエホームプロダクツ、「The Naive ボディソープ」2品発売

3月30日 京王電鉄、下北沢駅に高架下施設「ミカン下北」を開業
京王電鉄は、下北沢駅の高架下に商業施設「ミカン下北」(東京・世田谷)を開業する。商業施設に初出展の飲食店など19店舗が出店する。施設はA・B・C・D・Eの5街区から構成され、飲食店を中心とした商業エリアとワークプレイスが同居する。遊ぶと働くが混ざる新しい下北沢の形を提案するという。C街区は19年3月開業に済みで、B街区は22年夏に開業を予定する。

京王電鉄、下北沢駅に高架下施設「ミカン下北」を開業
京王電鉄、下北沢駅に高架下施設「ミカン下北」を開業

4月1日 Plan・Do・See、任天堂旧本社社屋をホテル「丸福樓」として開業
Plan・Do・Seeがプロデュースする、ホテル「丸福樓(まるふくろう)」(京都市)が開業する。任天堂旧本社社屋が、世界的建築家・安藤忠雄氏の設計監修により生まれ変わる。1947年に、任天堂の前身である山内任天堂が花札・かるた・トランプの製造や販売をする会社として「丸福」を設立。創業者の山内家が居住する場所として利用していた建物の趣を残し、当時の屋号をホテル名に含めたという。客室数は7つのスイートを含む全18室(33~79平方メートル)。2022年1月20日から、宿泊予約を開始している。

Plan・Do・See、任天堂旧本社社屋をホテル「丸福樓」として開業
Plan・Do・See、任天堂旧本社社屋をホテル「丸福樓」として開業

4月 東急、みんなで試せる場「nexusチャレンジパーク」を開業
東急は、多摩田園都市エリアにおける生活者起点での新たな郊外まちづくり「nexus(ネクサス)構想」を始動する。第1弾として、神奈川県川崎市と横浜市の市境近辺にある、虹ヶ丘団地とすすき野団地エリアに「nexusチャレンジパーク 早野(はやの)」(川崎市)を開業する。約8000平方メートルの敷地内に、シェアリング型のコミュニティーIoT農園や地産地消マルシェなどの多目的利用が可能な空間を用意する。また、地域住民が日常的に自由に活用できる場として運営する。

東急、みんなで試せる場「nexusチャレンジパーク」を開業
東急、みんなで試せる場「nexusチャレンジパーク」を開業

4月 「ECCジュニア」、4・5歳児向け英語・英会話コースの提供を開始
ECCは全国展開する英会話・学習教室「ECCジュニア」において、4・5歳児向けの英語・英会話コースの新カリキュラム「Sunny Skies」を開始する。指導用タブレットや音声ペンを使用して「知りたい」「言いたい」「自分でやりたい」といった主体性を引き出しながら、英語でコミュニケーションがとれる力を育む。ECCジュニアは小学校の英語教科化に先立ち、小学生クラスの全レベルの教材改訂を20年度までに実施。その際、幼児の段階でやっておくべきことを見直す必要があり、今回の新カリキュラムに至ったという。

「ECCジュニア」、4・5歳児向け英語・英会話コースの提供を開始
「ECCジュニア」、4・5歳児向け英語・英会話コースの提供を開始

【2023】
3月 相鉄線と東急線、約10キロメートルの区間の相互直通運転を開始
相鉄線と東急線は、22年度下期に相互直通運転の開業を予定する。神奈川東部方面の交通機能の一部として、相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から新横浜を経由し、東急東横線・目黒線の日吉駅まで約10キロメートルの区間の連絡線を整備する。広域鉄道ネットワークの形成と機能の高度化を図る。あわせて、速達性の向上、新幹線へのアクセスの向上、乗り換え回数の減少や沿線地域の活性化などを目指す。

相鉄線と東急線、約10キロメートルの区間の相互直通運転を開始
相鉄線と東急線、約10キロメートルの区間の相互直通運転を開始

【2024】
4月 ヤマトホールディングス×JAL、フレイターの運航を開始
ヤマトホールディングスと日本航空(以下、JAL)は、持続的かつ強固な物流ネットワークの構築に向け、首都圏から北海道、九州、沖縄地域への長距離輸送に貨物専用機(以下、フレイター)の運航を開始する。24年4月から羽田・成田空港と新千歳・北九州・那覇空港間での就航を予定する。新たな輸送手段としてフレイターを活用することで、安定的な輸送力の確保やサービス品質の維持と向上を図る。

ヤマトホールディングス×JAL、フレイターの運航を開始
ヤマトホールディングス×JAL、フレイターの運航を開始

【2025】
2025年 総務省、文脈・話者の意図などを補う同時通訳の実現へ
総務省は20年3月に「グローバルコミュニケーション計画2025」を公表。25年における多言語翻訳技術の高度化と社会実装を目指す。AI技術も導入し、翻訳精度の向上とともに12言語で実用レベルの達成を掲げる。産学官が連携・協力し、逐次翻訳から同時通訳への進化を図る。

総務省、文脈・話者の意図などを補う同時通訳の実現へ
総務省、文脈・話者の意図などを補う同時通訳の実現へ

2025年 政府、デジタル教科書の普及率を25年度末に100%へ
政府は、義務教育課程でのデジタル教科書の普及率100%を25年度末までに目指す。同計画は20年12月の経済財政諮問会議で示された。デジタル教科書は紙の教科書と同じ内容を端末で見ることができるもので、20年3月時点の小中高校などでの普及率は1割に満たなかった。

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