日経クロストレンド「未来消費カレンダー」は、将来話題となりそうな新製品、新施設、商戦・イベントなどの予定を一覧できるサービスだ。新着情報を毎週金曜日に更新している。2022年2月中旬「『アサヒスーパードライ』が発売以来36年目で初となる全面刷新」など20件の情報を追加した。
【2022】
1月21日 資生堂150周年記念商品「万物資生 LIFE DEW」が数量限定発売
資生堂は創業150周年を記念して、顔・からだ・髪用のオイル状美容液「万物資生 LIFE DEW(バンブツシセイ ライフ デュー)」を数量限定で発売する。「至哉坤元(いたれるかなこんげん) 万物資生(ばんぶつとりてしょうず)」という、同社の社名に通ずる中国の易経(えききょう)の言葉から着想を得て、自然と資生堂サイエンスを凝縮した一品に仕上げた。使うタイミングや使用方法などを規定せず自由な美容体験を提案する。
1月21日 日本各地の都市を巡る限定ワゴン「ハートフル ワゴン」が開催
リンツ&シュプルングリージャパンは、日本各地を移動型のリンツ ショコラブティック&カフェが巡る「ハートフル ワゴン」を開催する。東京から開始し、バレンタインデーまで、大阪、福岡、熊本、宮崎、鹿児島を巡る。幸せを引き寄せるシンボルである四つ葉のクローバーや青い鳥の羽をデザインした限定カップで、リンツの「ホットショコラドリンク」4種類を提供する。東京、大阪、福岡では、リンツの定番であるリンドールを「ピック&ミックス」で好きなフレーバーを好きな数だけ量り売りするワゴン企画を実施する。22年2月14日まで。
1月22日 ニチレイ、栄養素を最適化できる主食「ごはんのみらい」を発売
ニチレイは、栄養素をパーソナライズできる主食「ごはんのみらい」を発売する。米を粉末状にして、米由来の食物繊維(レジスタントスターチ)を加えた。通常の白米1食分と比べて、糖質は50%に抑えた。食物繊維は白米140グラムと同商品1袋に含まれる栄養素を比較した場合、10倍を含有するという。オンライン診断により、個人に最適な栄養素を加えることもできる。また、湯を注ぐだけで簡単に調理できるため、忙しいユーザーも手軽に健康管理ができるという。
1月22日 バンタン、鳥羽周作シェフ監修の「GENKAI BURGER」を開業
プロの現場による実践スクール事業を行うバンタンは、レストラン「sio」の鳥羽周作シェフが監修するハンバーガー店「GENKAI BURGER」をレコールバンタン校舎(東京・目黒)に開業する。来店者は、高級食材を使用したハンバーガーなどを原価で楽しむことができる。レコールバンタンのカリキュラムとして生徒が店舗の運営を行う。また、1注文ごとに味や店舗体験のフィードバックシートを書く仕組みを採用する。校舎を店舗として使用するなどでコストをかけず、原価でメニューを提供することができるという。
1月23日 はとバス、東急8500系の運転士&車掌疑似体験コースを運行
はとバスは東急テクノシステムの協力のもと、『ピアニシモIIIで行く「東急8500系! 車両整備のプロが解説&大解剖」“憧れの電車運転士&車掌”疑似体験』コースを運行する。1975年に誕生した東急8500系は、2022年度までに引退が予定されている。同コースでは、通常は関係者以外は立ち入ることができない車両工場内の一部を特別に見学できる。出発日は、22年1月23日、26日、29日の3日間。22年1月11日から、はとバスのホームページでコース販売を開始している。
1月29日 ローランド、デジタル管楽器「Aerophone AE-20」を発売
ローランドはデジタル管楽器「Aerophone(エアロフォン)シリーズ」の新たなスタンダードモデルとして、「Aerophone AE-20」を発売する。本格的なサウンドと演奏表現力、アプリとの連携によるレッスン機能を備えた。初めてのユーザーも基礎から学んで楽しく練習できる専用のレッスン・アプリを用意した。
1月下旬 コクヨ、「ロメロ・ブリット」のアートをあしらったノートを発売
コクヨは、世界的なポップ・アーティストのロメロ・ブリット氏のアートを表紙にあしらったコラボレーションモデルのキャンパスノートとソフトリングノートを数量限定で発売。一部店舗で扱う。B6サイズの無線とじノートとソフトリングノートの2アイテムで、それぞれに6柄の計12品番を用意する。鮮やかな色彩と大胆なパターンで「希望」や「幸せ」を表現した同氏の作品をノートにあしらうことで、アートを気軽に日常に取り入れ、仕事や学びのシーンをさらに楽しく元気づける。
「アサヒスーパードライ」が発売以来36年目で初の全面刷新
【2022】
2月1日 機能性表示食品サプリメント「森永ビヒダス 大腸のキホン」発売
森永乳業は、機能性表示食品のサプリメント「森永ビヒダス 大腸のキホン」を発売する。EC限定で扱う。同商品は「ビフィズス菌BB536」を関与成分とし、「大腸の腸内環境の改善」「便秘気味の方の便通改善」「花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる鼻の不快感軽減」の3つをうたった機能性表示食品となる。
2月4日 キユーピー、「キユーピーハーフ」を刷新
キユーピーは、1991年9月に発売した「キユーピーハーフ」を刷新する。2016年の品位改良では、卵のコクの向上と賞味期間を10カ月から12カ月に延長した。今回は味の感じ方を先味、中味、後味の3つで捉えて改良。先味の酸味を落とし、中味でコクを強く感じ、後味にキレのよいうま味を感じるように仕上げた。また、卵のコクを向上させ、野菜とあえても水っぽくなりにくい(離水しにくい)という特性を訴求した。
2月19日 「クノール カップスープ」<牛乳でつくるシリーズ>が刷新
味の素は「クノール カップスープ」<牛乳でつくるシリーズ>全4品種を発売する。19年2月以来3年ぶりの全面刷新となる。コーンやかぼちゃなどの主となる野菜素材原料の風味を強化。また、独自乳原料を活用し、口当たりの滑らかさを向上させた。パッケージは、スープとしての魅力と栄養価値を訴求するデザインに刷新する。
2月21日 ヤマキ、国内製造の原材料にこだわった「極撰シリーズ」を発売
ヤマキは国内製造の原材料にこだわったプレミアムなブランド「極撰シリーズ」を立ち上げ、「極撰めんつゆ300ミリリットル」「極撰蕎麦つゆ300ミリリットル」の2品を発売する。コロナ禍で家庭での食事機会が増加し、原材料へのこだわりや健康志向といった、生活者の食事に対する意識の高まりに応えた。
2月28日 敏感肌の男性向け「エピラットオム 薬用除毛クリーム」が発売
クラシエホームプロダクツは、安心品質にこだわった日本製の男性用除毛剤「エピラットオム 薬用除毛クリーム(敏感肌用)」[医薬部外品]を発売する。肌の保護成分としてセラミド、カモミールエキス、海藻エキスを配合。肌をいたわりながら男性のムダ毛をしっかり除毛し、なめらかな肌へ導くという。男性が除毛クリームを選ぶときに重視するとされる「素早くしっかり処理できること」「肌に優しく処理できること」という2つのニーズに応えた。
2月中旬 「アサヒスーパードライ」が発売以来36年目で初となる全面刷新
アサヒビールは、主力ブランド「アサヒスーパードライ」を1987年の発売以来36年目で初めて全面刷新する。22年2月中旬以降の製造分から、順次切り替える。煮沸の終了直前にホップを投入するレイトホッピング製法による“ほのかなホップの香り”を新たに付与。また、発酵開始時の酸素量を制御し、酵母の働きを調整することで“発酵由来のビールらしい香り”を向上させた。「スーパードライ」の特徴である“辛口”や“シルバーパッケージ”といった価値を磨き上げたという。
多目的ホール「岩波ホール」が閉館、54年間の歴史に幕
【2022】
3月12日 小田急電鉄、「小児IC運賃の全区間一律50円」などを開始
小田急電鉄は、「小児IC運賃の全区間一律50円」を開始する。あわせて、小児用の通学定期券やフリーパスの料金も低廉化する。21年11月に掲げた“子育て応援ポリシー”をもとに、子育てしやすい沿線環境の実現に向けた取り組みとなる。小児用通学定期券は全区間一律で1カ月800円に、箱根フリーパスなどの企画乗車券の料金も小田急線内分を引き下げる(一部商品を除く)。
3月15日 「ヱビス プレミアムホワイト」びん及び缶が期間限定発売
サッポロビールは、「ヱビス プレミアムホワイト」のびん及び缶商品を期間限定発売する。21年に続き、白ワインのような香りのネルソンソーヴィンホップを採用。加えて、22年はかんきつのようなさわやかな香りのミストラルホップを使用し、小麦麦芽と香り豊かなホップの香りとコクが楽しめる味わいに仕上げた。缶体はホワイトをベースとし、文字には春夏の季節が感じられるさわやかなブルーを差し色として用いた。
3月上旬 GLR×ランドセル工房 生田、23年入学の小学生向けランドセル販売
ユナイテッドアローズが展開するユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(以下、GLR)は23年4月に新小学生となる子どもたちに向けて、ランドセルを企画・販売する。1950年創業のランドセル工房 生田と協業。使いやすさと安全性に配慮した、丈夫で美しいランドセルの販売を目指す。2022年3月上旬にGLRの一部店舗などで展示会と予約受け付けを開始。22年9月以降から順次納品を予定する。
4月5日 「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム<無濾過>」発売
サントリービールは、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム<無濾過>」を発売する。中身は、こだわりの素材である「ダイヤモンド麦芽」を使用。独自の技術と製法で、その魅力を引き出した。また、「無濾過」で仕上げることで、“やわらかな口当たり”と“濃密で上質な味わい”とした。パッケージには中身の開発者が直筆した“無濾過”の文字を中央に配置した。容量は350ミリリットル、アルコール度数は5%。
春 アルペングループ史上最大の旗艦店舗「Alpen TOKYO」が出店
アルペンは22年7月8日に迎える創業50年目の挑戦の一環として、旗艦店舗「Alpen TOKYO」(東京・新宿)を22年春に出店する。新宿駅東口から徒歩1分に位置する「ユニカビル」の地下2階から8階まで全10フロアで展開。スポーツデポ、アルペンアウトドアーズ、ゴルフ5の各業態の旗艦店が集結した3700坪を超えるアルペングループ史上最大の旗艦店舗になるという。各カテゴリーにおいて、エントリー層からエリート層まで幅広い利用者に向けた商品をそろえる。また、各カテゴリーのスペシャリストによる接客を行うという。
春 パナソニック、据え置き型オールインワン決済端末を発売
パナソニック モバイルコミュニケーションズは、流通、飲食、宿泊、病院、公的機関などの店舗や窓口向けの据え置き型オールインワン決済端末を22年春に発売する。従業員操作端末となる「JT-VT10」と利用者操作端末「JT-VC10」の2台でワンパッケージの多機能端末となる。クレジットカード、電子マネー、コード支払いなどのさまざまな決済手段やスタイラスペン操作に対応する。また、Android OSを採用し、業務アプリの追加導入などに対応できる拡張性を備えるという。
7月29日 多目的ホール「岩波ホール」が閉館、54年間の歴史に幕
多目的ホール「岩波ホール」(東京・千代田)が閉館する。新型コロナ禍の影響による急激な経営環境の変化を受け、劇場の運営が困難と判断。54年間の歴史に幕を閉じる。故・川喜多かしこ氏とホールの総支配人を務めた故・高野悦子氏が名作映画上映運動「エキプ・ド・シネマ」を発足し、1968年2月に多目的ホールとして開館。単館映画館の道を進み、65カ国・271作品の名作を上映した。閉館に伴い、「エキプ・ド・シネマの会」会員制度も終了する。