健康を意識した食生活を習慣付けるための商品やサービスが成長している。野菜や果実を使ったスムージー市場が盛り上がり、2021年7月にはセブン-イレブンも提供を開始。また、オリオンビールの「DOSEE」やアサヒビールの「アサヒ ビアリー」といった低アルコール飲料の市場も伸びが目立つ。
※日経トレンディ2021年7月号の記事を再構成
在宅勤務が定着し、体にいい食生活を習慣付けるためのサービスが成長中だ。そこで注目したいのが、野菜や果物を使ったスムージー。素材を用意する手間を省く新形態の商品・サービスが、相次いで関連市場をにぎわせている。カップ入りのスムージーやスープが定期的に届くサブスクリプション(定額課金)サービス「GREEN SPOON(グリーンスプーン)」はその1つで、20年3月の開始以降、会員を右上がりで増やしている。
運営するGreenspoonの最高経営責任者(CEO)・田邊友則氏は、「最大の売りは『野菜を簡単においしく取れること』。現在はスムージーとスープとの2本立てで展開中だが、そのニーズに手応えを感じて21年7月にサラダを加える予定」と言う。
自分に合った具材が届き、調理は簡単
GREEN SPOON(Greenspoon)
野菜を手軽に取れるサブスク。食生活などに合わせたスムージーやスープを薦めてくれ、瞬間冷凍した野菜や果物が届く。ブレンダーや電子レンジで調理する。25種類のスムージーと、15種類のスープから選べる。 月額7776円(税込み、送料込み。毎月8個プランの場合)。
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同じく21年7月には、巨艦セブン-イレブンも出来たてスムージーの提供を始めるとあって、この分野は必然的に注目度が高まる。
野菜を近くの店舗で簡単摂取 都市型1000店で展開
セブンカフェ スムージー(セブン-イレブン・ジャパン)
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