長崎県佐世保市のカメラ店を、日本を代表する通販会社に育て上げたジャパネットたかた創業者の髙田明氏。72歳となる現在も、サッカークラブV・ファーレン長崎で「サッカー夢大使」を務めるほか、A and Liveの代表取締役として精力的に活動する。そんな同氏は、ジャパネットたかたの社長退任後に「117歳まで生きる」と公言。食事は“1日1.5食”にするなど、独自の健康法を実践する。その内容と考えを聞いた。

※日経トレンディ2021年7月号の記事を再構成

前回(第10回)はこちら

ジャパネットたかた創業者、A and Live代表取締役 髙田 明 氏
1948年長崎県生まれ。74年に実父の経営する「カメラのたかた」に入社後、86年に「たかた(現ジャパネットたかた)」を設立して独立。94年にテレビショッピングを開始した。15年にA and Liveを設立

―― 「117歳まで生きる」と言い始めたのには、どのようなきっかけがあったのですか。

 66歳でジャパネットたかたの社長を退任した後に、ある人から「元気なんだからあと50年生きてみなさいよ」と言われたのが直接のきっかけです。調べてみたら、ギネスブックに認定されている男性の世界最高齢記録が116歳でした。そこで117歳を目指すことにしたんです。この目標は、自著に書きましたし、講演でも何百回となく言っています。

 これを言い続けているのは、健康のためには気持ちの持ち方が一番大事だと考えているからです。それに私は、今という瞬間を精いっぱい生きて、人生を充実させることが大事だと思っています。その表現としても、「117歳を目指して今日も頑張って生きる」と言うのが合っている気がします。117歳まで生きると信じてくれる人はなかなか少ないのですが、言い続けていれば、気付いた時に100歳を超えている自分がいるんじゃないかとは思っていますよ(笑)。

――健康面では、具体的にはどのようなことを心掛けているのですか。

 やはり、食事、運動、睡眠が大事だと思っています。食事の特徴は、食べる量と回数を自分の体質に合わせていることです。

 昼食は、妻が栄養のバランスを考えて作ってくれる小ぶりのお弁当を、もう20年以上食べています。年をとってからは、サイズを少し小さくしてもらいました。コロナ禍で出社しないことも増えましたが、その際は自宅で11時ごろに軽い昼食を取ることが多いです。トースト2枚、目玉焼き、ソーセージ、トマト、コンソメスープといった具合で、これも少なめですね。

 夕食では、ご飯を茶椀に軽く1杯と、4~5種類のおかず、それにお酒を少々というのが定番です。港が近い長崎県佐世保市に住んでいるので魚がよく食卓に並びますが、そんなに特別なものは食べていないですよ。お酒は大好きですが弱いので、日本酒で1合くらいですね。

 お誘いいただいて外食することももちろんありますが、失礼にならないように注意しつつ、自分が食べられる分を守るように気を付けています。

――朝食は取らないのでしょうか。

 朝は食事をしないほうが調子良かったため、自然に取らなくなりました。代わりに、今は3種類のサプリメント類を飲んでいます。もちろんジャパネットたかたで販売しているものもあります(笑)。健康に良いものを選んではいますが、サプリを飲んだからといって寝たきりの人が歩けるようになるわけでないことは、もちろん分かっています。それでも、毎朝定期的に「今日も健康に生きる」という意識付けができることに意味があると思います。

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