時間栄養学に沿って食習慣を改善するには、食事記録を日々つけておくと効果的だ。そこで、食事記録の手助けをする多機能な有料食事管理アプリの最適な使い方を探った。1食ごとのアドバイスが分かりやすい「あすけん」、食事記録の振り返りが楽な「カロミル」、モチベーションを維持しやすい「Noom」といった強みが見えてきた。
※日経トレンディ2021年7月号の記事を再構成
時間栄養学の理論に沿って、目指すべき食事の時間、食事内容が定まったら、次は食事の記録を毎日取ることが重要になる。その際に強い味方になるのが、スマホを操作するだけで簡単に食事の記録ができる「食事管理アプリ」だ。そこで、時間栄養学に基づく食事法にどう生かしていくのか意識しつつ、実際に3つのアプリを2週間試した。
まず1つ目が「あすけん」だ。2007年からいち早く管理栄養士の知見とAIを掛け合わせたサービスを始め、13年にアプリ版の提供を開始。コロナ禍の20年3月以降会員数が急増し、現在は550万人を超えている。目玉は食事記録を基にAI管理栄養士からアドバイスをもらえる点。リマインド通知も1日に1回好きな時間に設定でき、食事時間を意識するのにも役立った。
月額480円(税込み)の有料版にすれば、基本のダイエット、糖質制限、ボディメークなどコースが目的別に選べるようになる。さらに、料理の写真をアプリにアップロードするだけで、AI(人工知能)による画像解析機能も使えて便利だ。解析結果のメニュー名が正しかった場合、そのまま登録すると食事の記録が完了し、カロリーや最大15種類の栄養素の分析結果が表示される。さらに、1日ではなく1食ごとにアドバイスが得られ、食事をするたびに何が良かったか、悪かったかを教えてもらうことが可能。「食物繊維を意識して脂質の吸収を抑えましょう」などアドバイスが具体的なため、ダイエット初心者でも使いやすく感じた。
あすけん
1食ごとのアドバイスが分かりやすい
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