
- 全26回
2021年 上半期ヒット大賞&下半期ブレイク予測
-
- 第1回
- 2021.05.01
21年上半期にヒットした商品は? 大賞14商品を一挙紹介 2021年上半期のヒット商品と、下半期にブレイク期待の商品を一挙に紹介する、日経トレンディ恒例企画の第1回。新型コロナウィルスの感染拡大から約1年が経過し、巣ごもり生活にマッチしていれば売れる時代は終わった。次は、革新的な工夫で「新しい生活様式」に溶け込んだ商品がヒットをつかんでいる。ヒットとブレイク予測、それぞれの3つのキーワードと、14部門でヒット大賞を獲得した商品・サービスを紹介する。 -
- 第2回
- 2021.05.01
YOASOBIや北村匠海を輩出 「THE FIRST TAKE」大ヒットの理由 YOASOBI、北村匠海、優里といった音楽界の新しいスターを続々と輩出するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」。コロナ禍の新たな音楽体験を提供し、ヒットの源泉となった秘密とは何か。 -
- 第3回
- 2021.05.03
5倍売れた「プチッとうどん」 1人分ランチの新市場創出【食品】 2021年、新型コロナの影響が続く中での上半期ヒット商品と下半期ブレイク予測を総まとめする特集の第3回。「食品」部門では、1人分の昼食を作りやすいポーションタイプのだし「プチッとうどん」が大ヒット。大きなサイズの冷凍唐揚げや、薫製風味付きのマヨネーズなども売れた。下半期は、たんぱく質を強化したカップヌードルや常温で長期保存できるレトルト食品などにも注目だ。 -
- 第4回
- 2021.05.03
ゲームアプリ「ウマ娘」躍進 競馬好きもアニメファンも“両取り” 2021年上半期を代表するゲームアプリといえば、21年2月24日にリリースされた「ウマ娘 プリティーダービー」だ。約1カ月半で累計ダウンロード数が500万を突破した裏には、2つの層のファンをつかむコンテンツ作りの妙があった。制作したCygamesの開発者に話を聞いた。 -
- 第5回
- 2021.05.03
大賞は大幅刷新の「シャーボNu」 テレワーク対応も続々【文房具】 小粒なヒットが多い中、文房具部門の2021年上半期ヒット大賞に選ばれたのは、芯を替えづらいという欠点を克服して生まれ変わったゼブラ「シャーボNu」。テレワークで使いやすい横長のノートや、文房具を見せて楽しむ透明ペンケースなども売れた。下半期には、多機能なコクヨのノート「Sooofa」や抗菌文房具が台頭しそうだ。 -
- 第6回
- 2021.05.06
ウマ娘、RIZIN、THE FIRST TAKE…21年エンタメヒット3つの新法則 2021年、エンタメ業界にとってはリアルなイベントができずに苦しいときが続いているが、その中でもヒットコンテンツは次々に誕生。その多くは、これまでの成功事例をもとに大手が仕掛けたものではなく、新たなトレンドを象徴したものだ。ひもといていくと、「プロも初心者も仲間」「昭和の再来」「超緊張感」という3つのキーワードが浮かび上がる。 -
- 第7回
- 2021.05.07
プチぜいたく「ごちむすび」好評 植物肉も市民権【コンビニ・外食】 コンビニで大きなヒットを飛ばしたのが、ファミリーマートの高級おにぎり「ごちむすび」。大きな具材の魅力と店頭露出の強化で、コロナ禍でのプチぜいたく需要を捉えた。セブン-イレブンではチーズケーキのアイス、ローソンではチーズの揚げ物が人気獲得。外食分野では植物肉バーガーが意外なヒットとなった。 -
- 第8回
- 2021.05.10
「Among Us」が世界中でヒット わずか3人で開発、カギは初心者 米国発のインディーズゲームソフト「Among Us」が、2020年夏以降に世界で爆発的な人気を獲得している。初心者が参加することでより盛り上がるというゲーム性が受け、有名ゲーム実況者の配信動画もプレーする人の増加を後押し。日本でもすでにコアなゲームファンの間ではよく知られる存在だが、これからさらに一般にも広がっていきそうだ。 -
- 第9回
- 2021.05.11
手指用消毒剤でビオレが快進撃 日用品売れ筋&ブレイク候補11選 日用品ジャンルでもやはり、「新しい生活様式」の中で販売を伸ばす商品が目立った。2021年上半期ヒット大賞を獲得したのは、花王が「ビオレ」ブランドで展開する手指用消毒剤。この半年間で圧倒的トップの地位を確立した。ファション性の高い不織布マスクや、花粉対策シールなども売れた。今後のブレイク候補では、新たな消臭技術を取り入れた柔軟剤や「紙カミソリ」などに注目だ。 -
- 第10回
- 2021.05.12
映画、書籍、雑誌にヒット続出 新キーワード「シスターフッド」 女性同士の連帯や絆を示す「シスターフッド」という言葉。起源は60年代の女性運動の時代に遡るが、2018年ごろから日本でも主に映画批評などを皮切りに使われ始め、特に20年以降、文芸誌からファッション誌まで様々な媒体が取り上げたことで認知度が拡大。ヒットコンテンツや社会の動向を読み解く新たなキーワードとしても注目を集めている。 -
- 第11回
- 2021.05.13
「生ジョッキ缶」だけじゃない! 酒類売れ筋&ブレイク候補10 2021年上半期の酒類ジャンルでは、キリンビールの「キリン一番搾り 糖質ゼロ」が大きな話題。糖質をすべてカットした国内初のビールで、消費者の健康志向を追い風に発売5カ月で1億本を売るヒットとなった。ワインサワーや変化形のレモンサワーも存在感を見せた。下半期のブレイク期待では、「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」や低アルコール飲料の新顔が注目される。 -
- 第12回
- 2021.05.14
Ado、優里の次は和ぬか? エンタメヒット&ブレイク候補はこれ 音楽ジャンルで2021年上半期に話題をさらった新星は、「うっせぇわ」のAdoと「ドライフラワー」の優里。下半期はTikTok発の大学生アーティストが、ネクストブレイク候補として注目される。映画ではエヴァンゲリオンの最新作が500万人超を動員。テレビアニメが人気を博した「呪術廻戦」も映画化が決まった。 -
- 第13回
- 2021.05.17
バルミューダ対抗のパナ高級トースターが躍進 家電ヒット&予測10 家電分野では、コロナ禍で料理をする時間が増えたことで、手間を省ける調理家電が人気を博した。特に大きなヒットとなったのは、パナソニックの高級トースター「ビストロ NT-D700」。2種類のヒーターを搭載し、冷凍パンをおいしく焼けることが支持された。ウイルスを減らす効果があるとうたう空気清浄機や振動が強い小型マッサージ機など、新ジャンルの家電も大きく伸びた。 -
- 第14回
- 2021.05.18
桃鉄、モンハンの2強にウマ娘も ゲーム・書籍上半期ヒット&予測 2021年上半期のゲーム分野では、人気シリーズ「桃太郎電鉄」「モンスターハンター」の新作ソフトがヒットを記録。アプリゲーム「ウマ娘」の躍進も目立った。小では『推し、燃ゆ』が芥川賞を獲得して大きくブレイク。下半期は中国エンタメSF大作『三体』シリーズや、テレビアニメ化が決まった美術青春漫画『ブルーピリオド』などを要チェックだ。 -
- 第15回
- 2021.05.19
トヨタ「ヤリス クロス」の活躍で「N-BOX」から首位交代【クルマ】 ホンダの軽自動車「N-BOX」が2017年度から3連覇していた新車登録台数。その牙城を崩したのが、トヨタ自動車の「ヤリス」だ。20年に発売されたSUV「ヤリス クロス」が圧倒的なコスパで競合を圧倒し、シェアを大きく伸ばした。EVでは、21年中頃に発売予定の日産自動車「アリア」が台風の目になりそうだ。 -
- 第16回
- 2021.05.20
Clubhouseの次はDispoが来る!? ヒット&ブレイク候補アプリ5選 スマホ向けアプリで2021年上半期に突然ブームとなったのが「Clubhouse(クラブハウス)」。声だけでリアルタイムに雑談できる音声SNSとして、一般の認知度を急速に高めた。健康系アプリでは、簡単にカロリー計算ができる「あすけん」がコロナ太り対策として利用者を拡大。下半期には、自販機アプリのサブスクサービスや新感覚の写真SNSなどのブレイクが期待される。 -
- 第17回
- 2021.05.21
カゴメの「GREENS」が5倍に伸長 飲料売れ筋&ブレイク予測6選 飲料市場では、健康志向に訴える新製品が消費者の支持を得た。カゴメの「GREENS」はフルーツと野菜100%の無添加ジュース。素材感を押し出したリニューアルの効果で、出荷を大きく伸ばした。下半期のブレイク期待では、カロリーゼロのレモン炭酸飲料や植物由来のコーヒーラテなどが注目される。 -
- 第18回
- 2021.05.24
42年前の昭和ソングが「世界で最も旬な曲」に 謎ヒットの舞台裏 2020年末、1979年に発売された日本の名曲が、世界の音楽シーンを席巻した。松原みき「真夜中のドア/Stay With Me」が、Spotifyのグローバルバイラルチャートで18日間にわたりトップを記録したのだ。実は2010年代末から、昭和のシティポップは「新しい音楽」として、リリース時を知らない海外の音楽ファンや日本の若者に聴かれる“第2の最盛期”を迎えている。 -
- 第19回
- 2021.05.25
人気沸騰のMacbook Airに小型レグザも デジタル家電ヒット&予測 2021年上半期のデジタル家電は、テレワークの広がりを受けてノートパソコンが絶好調。特にアップルの新型CPUを搭載した「13インチMacbook Air」の人気が沸騰した。テレビも好調で、24~40型の小型テレビ「液晶レグザ『V34シリーズ』」がヒット。下半期には、ネットワークレコーダー「nasne NS-N100」や決済機能付きで安価なスマートウオッチなどがブレイクしそうだ。 -
- 第20回
- 2021.05.26
『三体』世界2900万部のブームはなぜ起きた? SF新時代切り開く 中国の作家・劉慈欣によるSF長編、『三体』シリーズが記録的な快進撃を続けている。日本で第1部が発売された2019年時点で、すでに世界全体での累計発行部数は2900万部。日本でも現在までで累計37万部となり、21年5月25日にはいよいよ完結編が発売された。異星人との遭遇や攻防を描く古典的テーマながら、エンターテインメント性が高く、SFに持ち込まれた中国的感性の新鮮さに読者層を広げている。 -
- 第21回
- 2021.05.27
テレワークスーツが新市場創出 アパレル・コスメヒット&予測10 アパレル分野では、テレワークの普及によって紳士服が進化。自宅内でリラックスでき、ビデオ会議にも対応できる見た目の商品が登場し、AOKIの「パジャマスーツ」は計画比2倍の売れ行きを記録した。コスメ分野では、マスク着用による悩みを解決する商品がヒット。スキンケアブランド「カルテHD」は、3カ月で100万個を売り上げた。下半期は指原莉乃プロデュースのコスメブランドなどに注目だ。 -
- 第22回
- 2021.05.28
象印のパッキン一体型ボトルが大ウケ 雑貨売れ筋&ブレイク予測 2021年上半期の雑貨分野では、エコ意識の広がりでマイボトル市場が急成長した。特に象印マホービンの「ステンレスマグ SM-ZA」が前年比250%の売り上げを記録。栓とパッキンを一体化した構造が、ラクに洗えると大きな支持を獲得した。大根おろしをネコの形にするSNS映えグッズや、商品発送に便利な新発想の梱包材なども売れた。 -
- 第23回
- 2021.05.31
「Visaのタッチ決済」が急拡大 マネー分野のヒット&予測5選 2021年上半期のマネー分野では、Visaカードの非接触決済サービス「Visaのタッチ決済」が急拡大した。対応カードの発行枚数は半年で30%増え、取引件数も大きく伸長。キャッシュレスの“遅れてきた本命”が本格普及に向けて勢いを見せた。NTTドコモの格安スマホ料金プラン「ahamo」や、コロナ感染に備える入院一時金保険なども話題を呼んだ。 -
- 第24回
- 2021.06.01
タカラトミー「ボトルマン」が30万個の爆売れ 玩具ヒット&予測 2021年上半期の玩具分野では、タカラトミーの「キャップ革命 ボトルマン」がシリーズ累計30万個の大ヒットを記録。テレワークをする大人の姿に刺激を受け、同じくタカラトミーのエクセル体験機能が付いた知育玩具「スピカノート」も人気を集めた。下半期は、マスクを“盛れる”「マスクック」(セガトイズ)なども要チェックだ。 -
- 第25回
- 2021.06.02
ガンダムと西武園ゆうえんちが今アツい!? 行きたいヒット施設7選 施設ジャンルは、高い人気を誇るキャラクターの世界観に深く入り込めるエンタメ施設の注目度が高い。横浜に2020年末にオープンした「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」には、高さ18メートルの実物大ガンダムを再現。コアなファンのみならず、一般客層の心もつかんだ。下半期は、21年5月に埼玉県所沢市でリニューアルオープンした「西武園ゆうえんち」がブレイクしそうだ。 -
- 第26回
- 2021.06.11
「RIZIN」快進撃の理由 CEOが語る14年ぶり東京ドームまでの軌跡 コロナ禍でスポーツコンテンツが苦戦する中、2021年6月13日に東京ドームで総合格闘技イベント「RIZIN(ライジン)」が開催される。同地で格闘技の大会が行なわれるのは実に14年半ぶりだ。20年大みそかの「RIZIN.26」はテレビの視聴率を前年から大きく伸ばし、YouTubeで無料公開されたシバターvs.HIROYA戦の動画再生数は600万回超。決め手として使われる蹴り技「カーフキック」がTwitterのトレンド入りするなど、メディアを問わず注目度が急上昇している。