テレワークスーツが新市場創出 アパレル・コスメヒット&予測10(画像)

アパレル分野では、テレワーク用の紳士服が進化。着心地が良く、ビデオ会議にも対応できる見た目の商品が登場し、AOKIの「パジャマスーツ」は計画比200%の売れ行きを記録した。コスメ分野では、マスク着用による悩みを解決する商品がヒット。スキンケアブランド「カルテHD」は、3カ月で100万個を売り上げた。下半期は指原莉乃プロデュースのコスメブランドなどに注目だ。

※日経トレンディ2021年6月号の記事を再構成

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 コロナ禍によって外出する機会が減り、苦戦が続くアパレル業界。特に深刻な打撃を受けたビジネススーツ業界が活路を見いだしたのが、テレワーク用の紳士服だ。シワにならずストレッチ性のある機能性スーツは以前から多数あった。これがテレワークの普及に合わせてさらに進化。部屋着並みに着心地が良く、かつビデオ会議にも対応できる見た目の商品が出てきた。

 2020年11月にAOKIが「パジャマ以上、スーツ未満」をうたい、上襟が無いカーディガンのようなデザインで気軽に着られる「パジャマスーツ」を投入。計画比約2倍の売れ行きを見せた。青山商事も21年3月にジャケットのように見えるカーディガンを発売し、「計画比2倍のペースで推移」(青山商事)と参入が相次いでいる。

【上半期ヒット大賞】大手4社が新市場を狙い撃ち!
テレワークスーツ

 AOKIの「パジャマスーツ」や青山商事のテレワーク向けカーディガンが好調な売れ行きを記録。コナカはノーカラーのテレワーク対応セットアップを発売。はるやま商事もテレワーク向け商品が計画比220%と販売を伸ばした。

 従来に無いアイデアで、子育て層のニーズをつかんだのはGUのベビー服「セパオール」。一見、上下が分かれているように見えるが、実際はカバーオール(つなぎ)のような作りになっており着脱しやすい。ファッション性と機能性を両立させたことで、「売り上げ計画を大幅に超えた」(GU)。

【上半期ヒット】ファッション性と実用性を両立
セパオール(GU)

 21年2月にGUがベビー服市場に参入。機能性とファッション性を両立させた。上下で別々の服を着ているかのようなレイヤード風デザインの「セパオール」は、実際には一体型で脱ぎ着が簡単。着せ替えやおむつ替えがしやすいと話題になり、「当初の計画を大幅に上回る売り上げ」(GU)。

【上半期ヒット】釣り×街のハイファッション
DAIWA PIER39(グローブライド)

 釣り具メーカーのDAIWAが仕掛けるアパレルブランド。ポケットを多く備えた、フィッシングベストをほうふつとさせるシャツなど、釣りでも街でも着られる、機能性とファッション性を両立した作りが特徴だ。21年4月にオープンしたオンラインストアでも、全商品がすぐに完売した。

 これから伸びそうなのは女性の健康課題を解決する商品やサービスを指す「フェムテック」と呼ばれる市場。GUは、「GU BODY LAB(ジーユー ボディ ラボ)」プロジェクトを立ち上げた。オムロン ヘルスケアとの協業で女性の健康サポートを主眼に据えて、約15~20ミリリットルの水分を吸収する「トリプルガードショーツ」(税込み1490円)などを展開する。

【下半期ヒット予測】女性の課題をテクノロジーで解決(期待度:★)
フェムテック(GUなど)

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