
スマホ向けアプリで2021年上半期に突然ブームとなったのが「Clubhouse(クラブハウス)」。声だけでリアルタイムに雑談できる音声SNSとして、一般の認知度を急速に高めた。健康系アプリでは、簡単にカロリー計算ができる「あすけん」がコロナ太り対策として利用者を拡大。下半期には、自販機アプリのサブスクサービスや新感覚の写真SNSなどのブレイクが期待される。
※日経トレンディ2021年6月号の記事を再構成
2021年上半期の話題をさらったアプリといえば、音声SNSの「Clubhouse(クラブハウス)」だ。米Alpha Explorationが20年に開始したサービスで、テキストも動画もなく、声だけでリアルタイムに雑談できる。日本では21年1月下旬から著名スタートアップ経営者などが使いだし、「ここでしか聞けない話をしている」と、急速に広まった。
【上半期ヒット】招待制の音声SNSが突然のブームに(ヒット度:★★)
Clubhouse
会話のための部屋(room)を誰でも設けられ、参加者はroomに気軽に入ってラジオ番組のように聞き流すことができる。手を挙げて発言するのも簡単だ。招待制で、当初はiOSのみの対応。Clubhouse自体の広がりはその後一服しており、21年5月中旬にスタートしたAndroid対応(ベータ版)での広がりや、有料化などによる新たなサービスが待たれる。Facebookも21年夏に音声SNSに参入すると宣言している。
【上半期ヒット】コロナ太り解消で始めた人多数(ヒット度:★)
あすけん
日々の体重や食べたもの、やった運動を簡単に記録できる。メニューを選ぶだけで自動でカロリー計算ができ、栄養士からのアドバイスもある。有料版では食事写真の画像解析などの機能も。「利用者が急増しているが、離脱率が低い傾向」(フラーのアプリ分析メディア「App Ape Lab」編集長・日影耕造氏)
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