米国発のインディーズゲームソフト「Among Us」が、2020年夏以降に世界で爆発的な人気を獲得している。初心者が参加することでより盛り上がるというゲーム性が受け、有名ゲーム実況者の配信動画もプレーする人の増加を後押し。日本でもすでにコアなゲームファンの間ではよく知られる存在だが、これからさらに一般にも広がっていきそうだ。

※日経トレンディ2021年6月号の記事を再構成

 わずか3人の開発スタッフによって、2018年にスマホやパソコン用に開発されたインディーズゲームソフト「Among Us」。それが突如世界で人気を爆発させたのが20年8月。翌9月末には、全ハードの合計ダウンロード数が1億回を突破した。米国のアプリ調査会社Apptopiaによると、21年1月7日にスマホ版のダウンロードだけで累計2億6400万を突破したと報告されている。そして20年末にはNintendo Switchでも遊べるようになり、そちらでもダウンロードランキング上位に君臨し続けている。

前回(第7回)はこちら

 世界的なヒットの発火点となったのはゲーム実況。Sodapoppin氏や xQcOW氏といった世界規模で有名な数百万人のフォロワーを持つ外国人ゲーム実況者がAmong Usのプレーを実況配信したことで、自分でもプレーする人が増えたといわれている。

 世界で広く受けいれられた理由に挙げられるのは、ゲームの内容に「初心者の吸収力」があったことだ。

このコンテンツ・機能は有料会員限定です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
3
この記事をいいね!する